突然ですが、皆さん、ご存じですか?
「中国で続くドリアンブーム、その裏でベトナムの伝統的なコーヒー文化が消えていく」
「髪の毛は“黒いダイヤ”、国境をまたぐ一大ビジネスだった」
「トルコは知られざる植毛大国、国を挙げて植毛ツーリズムに力を注いでいる」
「南米の小国エクアドルに中国人が押し寄せてきた。世界はかつてない『大移動』の時代に入った」
「インドは、経済制裁で割安となったロシア産の石油をどんどん買っている」
「PKOに兵士を世界で最も多く派遣する国はネパール」
「名門インド工科大学がタンザニアのザンジバルに初めての海外校を開いた」
「タイ人が肉をたくさん食べるようになったら、タイ北部でひどい大気汚染が起きた」
こうした驚きの(興味深い)情報は、実は日本の新聞にすべて載っています。上の8つはほんの一例にすぎません。
確実に言えるのは、新聞を毎日、“ストンと落ちるレベル”で読み続けていけば(文字をただ追うのではなく)、知識が積みあがり、世界の流れや国同士のつながりが少しずつクリアに見えてくること。ただ読み方にはコツがあります。そのコツを学びながら、メディア経験30年のganas編集長と一緒に、新聞記事を「深読み」してみませんか?
「日本のメディア(新聞)は途上国をほぼ取り上げない」といった声もありますが、十分かどうかはさておき、実は日本でも“読み切れないほど大量の途上国の情報”が日々出回っています。つまり日本語のニュースをしっかりフォローするだけでも、途上国(世界)の動きはある程度わかるわけです。
もちろん自分で独自に調べて情報を得ることも大事。ただ現実として、世界およそ200カ国のさまざまなことを一人で調べられますか? 途上国を、世界を知りたかったら、新聞を読まれない手は絶対にありません。皆さんの周りで、新聞を読まないのに世界情勢に詳しい人はいますか?
『途上国ニュースの深読みゼミ』では、1980年代後半から途上国(とくに東南アジアとラテンアメリカ)をウォッチしてきたganas編集長が毎週、ホットな記事を1本厳選し(背景事情も説明します)、それをもとに受講者の皆さんで、「ほー!と思ったこと」「記事の中で気になったこと」「その場で調べてわかったこと」「こんなふうに読み取れるかも、と感じたこと」「もっと知りたくなったこと」「今後の予測」などを言い合います。2時間かけて深掘りしていきましょう。
選ぶ記事は、地域はアジアから中東、アフリカ、ラテンアメリカ、大洋州まで、分野は政治から経済、社会まで全般(ニッチな記事に注目します!)。さまざまな地域と分野を見たほうが「世界全体の動きがわかりやすい」「この国、この地域はこうだ、というステレオタイプの思考に陥りにくい」というのが理由です。
途上国を少しでも深く知りたいなと思ったら、現地に行く/住む(もちろんとても重要!)だけでは不十分。日ごろからニュースを読み、その内容を掘り下げて考えていきましょう。これを10年、20年、30年と続けていくと、見えてくるものがあります。さあ皆さん、“途上国ウォッチャー”への第一歩をこの秋から踏み出しませんか?
「メディアは信用できない」という声に惑わされず、まずは新聞を手に取り、一緒に記事を深読みしましょう。自分が新聞離れしてきたことを数十年後に後悔しないように。知れば知るほど(キリはありませんが)、世界はとっても興味深いのです!
場所
ご自宅(Zoomでつなげます)。海外在住者も歓迎。
日時
①10月期(17期):10月10、17、24、31日(いずれも木曜)20~22時
②11月期(18期):11月8、15、22、29日(いずれも金曜)20~22時
③12月期(19期):12月8、15、22、29日(いずれも日曜)20~22時
④25年1月期(20期):25年1月8、15、22、29日(いずれも水曜)20~22時
*参加するタームを上の4つからお選びください。各ターム計4回のプログラムです。
*複数のタームのお申し込みも可能です(途上国のニュースのおもしろさに病みつきになって連続で受講される方もおられます。お得な割引もご用意)
*新聞を購読する必要はありません(現時点で可能な無料で読める方法を特別にお教えします。ただしちょっとした手続きが必要)。
*最初はganas編集長が記事を選びますが、慣れてくれば受講者の皆さんが選ぶ記事も大歓迎。
*受講者の皆さんで深読みする(感想や意見もお聞きします)記事は前日にお知らせします。事前に軽く調べておくとよりおもしろくなります。
*やむなく欠席される場合は、その回の録画を視聴できます。
*詳細は参加が確定した方にご連絡します。
*ご希望があれば、オフ会を首都圏で開きます。
途上国ニュースの深読みゼミの4大メリット!
①日本にいても世界の動きが“ストン”とわかる!
「その国のことはその国に行かないとわからない!」。この言い方は半分ホントで半分ウソです。行けばわかることもあれば、わからないこともありますから。逆に言えば、日本語で情報を「しっかり」とれるようになる(習慣がつく)と、日本にいながら、1つの国だけでなくいくつもの途上国(つまり世界)の動きが“ストンと落ちるレベル”でわかるようになります。
もちろん英語やフランス語、スペイン語、アラビア語などができればベター。ですが日本語のニュースだけでも、読み切れないほどの大量のニュースが日々流れています。『途上国ニュースの深読みゼミ』でぜひ、こうしたニュースの一端に触れてみてください! 読み方ひとつで、驚くほど興味深い情報・見方と出合えます。途上国(世界のおよそ8割は途上国)のおもしろさも実感できます(途上国に飽きがきつつある方におススメ!)。
②何をどう調べればいいかがわかるようになる!
国際ニュースは流し読みではなく、いろんなことを意識して(調べ、考えながら)読んだほうが、とりわけ最初は「国同士はこうつながっているのか!」といっそう深く理解できます。そのやり方、コツを同時に学べます。調べ方ひとつで、途上国のニュースに対する理解度や感度(おもしろく感じるアンテナ)はアップします。
コツがわかると、世界の流れやつながりも徐々にわかってきて、国際ニュースがとてつもなく楽しくなります(勉強ではなく、趣味の世界に!)。皆さんもぜひ、途上国ウォッチャーへの一歩を踏み出してください! 途上国を知れば知るほど、悲しいかな、日本がいかに世界から遅れているかも実感します。海外に行かなくても、日本を外から見られますね。
③途上国へ行ったときに「見える景色」が変わる!
さまざまな国へ行ったときに役立つのが、途上国ウォッチャーとして蓄積してきた知識と視点(見方)です。たとえば、アフリカのどこかの国を訪問して、「渋滞がすごい。バイクがすごい」と驚いて終わりにせず、「東南アジアと違って、ホンダのバイクが少ない。中国やインドのバイクだらけだ。ホンダのバイクが東南アジアを席巻できるのも時間の問題かも。家電はもう日本メーカーの時代は終わったし。ラテンアメリカはどうなのだろう?」と頭を巡らせてみる。ちなみに実は日本にもすでに、中国やインド、タイなどからバイクが輸入され、人気を得ています。
ひとつの国だけではなく、別の国と比べて/つなげて考えてみる。複眼の視点で世界をとらえると、「見える景色」は確実に変わります。周りからも一目置かれます。
④途上国好きの仲間と途上国トークで盛り上がる!
ganasが主催する各種プログラム(もちろん『途上国ニュースの深読みゼミ』も)には毎回、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどに興味があるさまざまな人(10代から60代までの男女)が集まります。それだけに、ひとつの記事をみんなで深読みすると、いろんな見方が出てくることも。その流れで、マニアックな途上国トークで盛り上がるのも楽しいです(もちろん途上国にまだ詳しくない方もたくさんおられます)。
途上国(世界)は多様ですし、なにしろ変化が激しい。また途上国ウォッチャーになれば、10年、20年、30年、40年と月日が経つにつれ、自分の経験と知識のレベルも上がってくるので、話のネタが尽きることは永遠にありません(見えなかったことが徐々に見えてくる)。アジアやアフリカ、ラテンアメリカのお酒と料理を飲み食いしながら、途上国トークをしましょう(首都圏でオフ会をやりましょう)!
受講料
・一般:1万3000円⇒早割1万2000円
・「ganasサポーターズクラブ」のパートナー/サポーター:1万1000円⇒早割1万円
*10月1日(火)までのお申し込みは「早割」として1000円割引(受講料の入金が完了していること)。
*複数のタームも受講可能です。3つ以上のタームに同時に申し込むと1000円の割引。
*リピーターの方(多いです)はganasサポーターズクラブ(途上国に特化した情報を無料で発信する非営利メディアganasを支えていただく応援団)に入ると特別価格で受講できてお得です(プログラムのお申し込みと同時に新規入会しても、パートナー/サポーターの費用で受講できます)。
*上の3つの割引は同時に受けられます。
*受講者の都合により入金後に辞退されても返金いたしません。ご了承ください。
〆切
①10月期(17期):10月7日(月)
②11月期(18期):11月5日(火)
③12月期(19期):12月5日(木)
④25年1月期(20期):25年1月6日(月)
*お申し込みは先着順。ただし定員に達し次第、締め切ります。
*10月1日(火)までのお申し込みは「早割」として1000円割引(受講料の入金が完了していること)。
*お申し込みは受講料のご入金をもって完了いたします。
定員
各回8人程度(先着順)
申し込み方法
*上のリンクをクリックして、申込書(グーグルフォーム)にご記入ください。完了されましたら、その旨をメール(devmedia.ganas@gmail.com)でもお知らせいただくと確実です(お申し込みの際にメールアドレスを誤って記入されますと、こちらからの案内メールが届きません)。
*追って受講料の振込先を案内させていただきます。
*「迷惑メール」のボックスも必ずご確認ください。
*お申し込みはご入金をもって完了します。
過去の受講者の声
「途上国を含め、世界で起きていることについて理解したいと漠然と思っていた。このゼミで、ニュースの後ろには『世界のつながり』があることが具体的にわかった。講師(ganas編集長)の話はいつもおもしろく、それも間違いなくニュースへの興味が高まった大きな理由」
「複雑な国際ニュースがわかる入口になる。ゼミでは最新ニュースがセレクトされるので、翌朝のニュースを見るときに理解度がアップしている自分に嬉しくなった。また、ワグネルが出てきた記事が印象深かった。民間の軍事会社が古くから世界中にあることを知って驚き、落胆した」
「『ここのポイントを調べれば、より深くわかるよ』といったアドバイスを講師(ganas編集長)からもらえるので、知らない間に、(取り上げたニュースに対する)理解が深くなっていた」
「知れば知るほど、もっと知りたくなる。記事について講師(ganas編集長)から詳しい解説や別の視点なども提供されるので、幅広く学べた実感がある」
「国際政治のトピックはこれまで、どこから勉強したらいいのかわからなかった。このゼミでは、受講者同士で意見交換する中で思考を深められるし、講師(ganas編集長)がファシリテートしてくれるので、間違ったまま議論が進んでいくこともなくて安心。また、こんなことを調べるとより深く理解できるよ、といったアドバイスももらえるので満足」
「発言しやすい環境だった。講師(ganas編集長)や他の受講者との意見交換がおもしろくて、海外ニュースに対する視野が広がったと感じた。ただ4回だと足りない。もっと長期(2カ月ぐらい)が良い」
「(国際ニュースの)ビギナーでも楽しく受講できた。世界のニュースをちゃんと知りたいけど難しそう、と思っている人にこそ、気軽に参加してもらえたら」
「講師(ganas編集長)が選ぶ記事は、自分だと見過ごしてしまうものばかり。そこにも価値を感じた。地域も分野も幅広く、充実した学びになった」
「ニュースを読み込む方法がわかった。ニュースを日常的に読むことは一生ものの学び。他の人にも勧めたい」
「ニュースを読む際に意識すべき『新しい視点』をもつことができた。具体的には、その出来事が起きている国・場所がどんな環境に置かれているのかを理解すること、記事にはライターの主観が入っているから反対側からも考えてみること」
「知り合いにも勧めたいプログラム。途上国に興味がなくても、ニュースの深読みの方法がわかるようになる。(世界のさまざまなことに興味をもつ)きっかけにもなる」
「学びが多くてチャレンジングだったが、やりがいもあって楽しかった」
「(取り上げた記事の中に出てくる)単語を調べながら、ニュースを読んだのは初めて。ニュースひとつで、その国のことだけではなく、それ以外のさまざまな国のことが知れたり、また未来の予測までできたりするのが楽しかった」
「世界の出来事を知りたい気持ちはずっとあった。だがどんなニュースに注目し、何を読み取ればいいのかわからなかった。気になることを調べながら読み解いていく(このゼミの)進め方はやりやすかった」
「(このゼミで取り上げた)ラオス、ネパールの記事は、どちらも中国が絡んでいたことが印象に残っている。中国の動き方が興味深かった」
「『なんかわからないけど大変そうだなあ』で終わらず、『どうしてこうなったのか』『その背景に何があるのか』に踏み込んで考える道筋を学べた」
「記事はちらっと読むだけだと、本当の意味ではわかっていないことを痛感した。今後は深める習慣をつけていきたい」
「調べるポイントを講師(ganas編集長)と一緒に選べるし、またそれぞれが調べる時間もあって良かった」
「複雑な国際ニュースが少しずつわかってきたら、興味がよりわき、調べるのが楽しくなる。継続して受講すると効果はもっと出るのかなと感じた」
こんな人におススメ
・途上国(世界人口の8割が途上国で暮らす)が好き。ひとつの国だけではなく、いろいろ詳しくなりたい!
・新聞の上手な/楽しい読み方、日本にいながら途上国に詳しくなる方法を知りたい!
・新聞をほとんど読まない/新聞をあまり信用していない!
・さまざまな国をつなげて世界をとらえてみたい!
・世界の動きを“ストンと落ちるレベル”で理解したい!
・「複眼の視点」で途上国をとらえたい(他人があまり気づかない途上国のユニークな一面をあぶり出したい)!
・ニュースのおもしろさがいまひとつわからない、のが悩みだ!
・アジア・アフリカ・ラテンアメリカ好きの人たちとつながりたい!
・メディア/ジャーナリスト志望!
・NGOや学生団体に所属していて、さまざまな途上国についての知識を日々深めたい!
・JICA海外協力隊に参加したい!
・途上国ウォッチャーになりたい!
講師
長光大慈(特定非営利活動法人開発メディア代表理事、ganas編集長)
上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、およそ50カ国の渡航経験をもつ。青年海外協力隊のOBでもある。ハンモックのコレクター。メディアの仕事を始めて30年。
主催
特定非営利活動法人開発メディア(途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」の運営団体)
・podcast:https://open.spotify.com/show/0yOzlKPgVivnKoxeVGdgjj
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