子育てセミナー事業を手がける株式会社プレシャスワン(本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役:岡田 満つる)は、9月1日「防災の日」に向けた赤ちゃん防災への意識強化を目的として、0歳から2歳の子どもがいる家庭の父母を対象に「赤ちゃん防災についてのアンケート」を実施しました。
■アンケート結果要約
①調査対象740人のうち49.32%が「子どもがいなかったときから災害のための備えをしていた」と回答。一方「現在(子どもができたあと)災害のための備えをしている」と回答した方は56.49%に増加し、7.17%が子どもができたことをきっかけに災害のための備えを始めたという結果に。
②災害に対する備えの方法については、現在/子どもがまだいなかったときの両方で「食料や必要なものを自宅で備えている」が最多。 ※複数回答
③子どもができる前後での防災に対する行動・意識の変化は、「意識も行動も変わった」が34.05%、「意識は変わったが行動までは変えられていない」が34.19%、「とくに変わっていない」が31.76%とだった。
④調査対象者全740人中196人(26.49%)が「現在備えをしておらず、かつ子どもができても防災意識に変化がなかった」と回答している。
■調査概要
調査期間:2024年7月23日~8月1日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:0歳から2歳の子どもがいる家庭の父母
サンプル数:740人
調査会社:アイブリッジ株式会社
■調査結果
子どもができる前と後で災害の備えをしている方が7.17%増加
0歳から2歳の子どもがいる家庭の父母740名を対象に「災害のための備えをしていますか?」というアンケートをとったところ、子どもができる前は365人(49.32%)が「備えをしていた」と回答したのに対し、子どもがいる現在は418人(56.49%)が「備えをしている」と回答しました。
子どもができたことで災害の備えをしている方が53人(7.17%)増加したという結果です。
備えの方法は「食料や必要なものを自宅で備えている」が断トツで最多
子どもができる前、もしくは子どもがいる現在で「災害のための備えをしている」と回答した方を対象に「どのような備えをしていますか?(していましたか?)」という複数回答可のアンケートを行ったところ、下記グラフのような結果となりました。
「食料や必要なものを自宅で備えている」という回答が、子どもができる前から防災対策をしていた方で365人中262人(71.78%)、子どもがいる現在防災対策をしていると回答した方で418人中343人(82.06%)とどちらも最多でした。
次いで、「避難所にどのくらいの備蓄があるかを確認している」が、子どもができる前で365人中145人(39.73%)、子どもがいる現在で418人中136人(32.53%)。
「地域の講習会や保護者会で情報収取している」が、子どもができる前で365人中75人(20.55%)、子どもがいる現在で418人中76人(18.18%)という結果でした。
子どもができる前と後で約1/3が意識と行動が変わったと回答
調査対象740人に「子どもができる前と後で意識や行動は変わりましたか?」というアンケートをとったところ、「意識も行動も変わった」が252人(34.05%)、「意識は変わったが行動までは変えられていない」が253人(34.19%)、「とくに変わっていない」が235人(31.76%)で、ほぼ同率という結果になりました。
対象者の1/4以上が現在備えをしておらず、かつ子どもができても防災意識に変化がなかった
前述のテータでは「子どもができる前から十分に備えをしていたので意識にも行動にも変化がない」という方も含まれているため、次に「現在まだ備えをしていない」と回答した322人に絞って「子どもができる前と後で意識や行動は変わりましたか?」というアンケートのデータを集計してみました。
すると「とくに変わっていない」が196人(60.87%)で最多となり、次いで「意識は変わったが行動までは変えられていない」が114人(35.40%)、「意識も行動も変わった」が12人(3.73%)という結果になりました。
つまり今回の調査対象者全体の740人中196人、4人に1人以上となる26.49%が「現在備えをしておらず、かつ子どもができても防災意識に変化がなかった」と回答しています。
ちなみに「現在まだ備えをしていないが意識も行動も変わった」と回答した12人(3.73%)については、子どもをきっかけに意識や行動に変化はあったものの、現状十分な防災には至っていないのだと読み取れます。
■解説
今回は0歳から2歳の子どもがいる家庭の父母740人を対象に、子どもがいる時/まだいなかった時での災害対策についてのアンケートを実施しました。
子どもができる前と子どもがいる現在で「災害のための備えをしている」と回答した方が53人(7.17%)増加する結果となったため、一定の方は子どもができたことをきっかけに防災に取り組んでいると読み取れます。
しかし一方で、対象者全体の740人中196人(26.49%)が「現在備えをしておらず、かつ子どもができても防災意識に変化がなかった」と回答しました。
つまり調査対象の4人に1人以上が防災意識を持っておらず、子どもができても変化がなかったということです。
このことからより多くの方に災害対策をしていただくためには、まず防災意識を持ってもらうような働きかけが必要だと考えます。
とくに小さな子どもがいるご家庭については、防災で注意しなくてはいけないことが大幅に増えるため、より防災意識を高めなければいけません。
たとえばミルク1つとってみても、ミルク用の軟水はもちろん、別途哺乳瓶を消毒するためのキレイな水が必要になったり、水を温めるためのカセットコンロが必要になったりと、用意しなければいけないものがたくさんあります。もちろん、おむつだって必要です。
しかし実際に地震で被災された方のお話を伺ってみると、停電・断水が4日以上にも及んだそうで、ドラッグストアへ行っても長蛇の列ができており、水、ミルク、おむつなどはすべて売り切れていて困り果てたといいます。
このように子どもがいるからこそ備蓄しておかなければいけないものは多いです。
まだまだ身体の弱い子どもを連れているからこそ、より注意しなければいけないこともたくさんあります。
だからこそ災害から子どもの未来を守るためには、親自身が防災意識を高めることはもちろん、自治体などで赤ちゃん防災に関する声かけや情報提供を積極的に実施することも重要なのではないでしょうか。
日本では地震・台風などの自然災害が多く、さまざまなリスクと隣合わせです。とくに2024年は能登、日向灘、神奈川県西部などで大きな地震も頻発しており、次にいつ災害が起きるのか分からない状況が続いています。
大切な家族を守るためにも、まずは自宅に防災キットを準備しておく、避難所の状況や子どもの防災について情報収集をしておく、同じ小さな子どもがいる親同士でコミュニケーションを取っておくなど、取り組みやすいところから災害対策を始めてみてはいかがでしょうか。
■脳育コンパス
株式会社プレシャスワンでは、子どもの才能を伸ばし、感情のコントロールができる穏やかな子に育てる方法をお伝えする「脳育コンパス」というサービスを手がけています。
「脳育」とは、脳の様々な部位を刺激し、育んでいくことです。
日々ママやパパとお話をしたり、おもちゃを触ったり、音楽を聴いたり、抱っこしてもらったりという体験は、子どもの心を満たし、脳の様々な部分を刺激して、才能を無限に伸ばすと言われています。
ちょっとした声かけや関わり方で子どもの反応は変わり、ちょっとした知識でママの心の余裕は変わるのです。
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■会社概要
会社名:株式会社プレシャスワン
所在地:神奈川県横浜市西区北幸1丁目11番1号 水信ビル7階
代表者:岡田満つる
事業内容:子育てセミナー事業