フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田根 靖之)がお知らせいたします。
2024年最新のフリーランス・副業の「Ruby on Railsエンジニアの調査レポート」を発表します。
約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。
■調査サマリー
・Ruby on Railsエンジニアの平均年収1,288万円
・平均年収ランキング2位
・週3日以下の案件が52.63%超
・フルリモート案件が84.21%超
■目次
・Ruby on Railsの平均年収
・Ruby on Railsの案件数、リモート可否、稼働日数
・Ruby on Rails案件の多い業界、職種
・Ruby on Railsの特徴、できること、作れるもの、市場価値、将来性
■調査結果はこちら
【2024年】Ruby on Railsエンジニア平均年収、案件数|フリーランス副業調査
https://magazine.sokudan.work/post/l68uHvws
調査対象
SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。
・対象期間
2019年7月1月ー2024年1月2日
・対象案件数
2,289件 ※一部抜粋
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )
Ruby on Railsの平均年収
平均年収1,288万円(言語年収ランキング2位)
年収ランキング:2位
平均時給:6,389円
平均年収:1,288万円
Ruby on Railsは、年収ランキングで2位という高い位置を占め、平均年収は1,288万円に達しています。これは、Ruby on Railsの専門性と市場での需要の高さを反映しています。さらに、平均時給6,389円という数字も、このスキルセットの価値の高さを裏付けています。これらの数字は、Ruby on Rails開発者が業界内でトップクラスの待遇を享受できることを示しており、キャリア選択や技術習得の観点から、Ruby on Railsが非常に魅力的な選択肢であることを強調しています。
Ruby on Railsの案件数
案件数(案件比率)10.4% (案件数ランキング4位)
Ruby on Railsは、IT業界において高い需要を誇るフレームワークの一つです。全案件の10.4%がRuby on Rails関連であり、これは案件数ランキングで4位に位置する注目すべき数字です。この比率は、Ruby on Railsが多くの企業やプロジェクトで採用されていることを示しており、開発者にとって豊富な就業機会が存在することを意味しています。
Ruby on Railsの稼働日数
週2~3日: 52.63%
週4~5日: 43.86%
週1日: 3.51%
Ruby on Railsの開発者の大半は週2〜3日または週4〜5日で稼働しており、合わせると96%以上を占めていることがわかります。週1日の稼働は少数派で、Ruby on Railsは他の言語と比べて比較的フルタイムでの需要が高い言語といえるでしょう。Ruby on Railsの開発者は安定した稼働が期待できる言語と言えます。
Ruby on Railsのリモート可否
フルリモート(在宅OK): 84.21%
リモート(一部)可: 15.79%
案件の84.21%がフルリモートとなっており、開発者が自宅やお気に入りの場所で仕事ができる柔軟性を提供しています。残りの15.79%もリモートが一部可能であり、これはオフィスでの作業と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドな働き方を示唆しています。この高いリモート対応率は、場所の制約なく仕事ができる自由度の高さを示しており、ワークライフバランスの向上や多様な働き方を実現に寄与しています。
Ruby on Rails案件の多い業界
エドテック(教育): 29.82%
Web制作: 12.28%
その他IT関連: 10.53%
その他人材サービス: 8.77%
SaaS: 8.77%
ヘルスケアテック: 7.02%
ブロックチェーン: 5.26%
AI(人工知能): 5.26%
システムインテグレータ: 3.51%
人材サービス: 3.51%
Ruby on Rails案件の業界分布を分析すると、エドテック(教育)分野が約30%と圧倒的に多いことがわかります。次いでWeb制作が12%程度を占め、その他IT関連が10%強で続きます。
人材サービスとSaaSがそれぞれ9%前後で4位タイとなっており、ヘルスケアテックも7%程度と一定の需要があります。
興味深いことに、ブロックチェーンやAI(人工知能)分野でもRuby on Railsが使用されており、それぞれ5%程度のシェアを持っています。
Ruby on Rails案件の職種
バックエンドエンジニア: 82.46%
フロントエンドエンジニア: 7.02%
プロジェクトマネージャー: 7.02%
iOS/Androidエンジニア: 1.75%
インフラエンジニア: 1.75%
Ruby on Rails案件の業界分布を見ると、エドテック(教育)分野が約30%を占め、最も需要が高いことが明らかです。Web制作(12%)とその他IT関連(10%)がそれに続きます。
人材サービスとSaaSは共に約9%でシェアを分け合い、ヘルスケアテック(7%)も無視できない存在感を示しています。
注目すべきは、ブロックチェーンとAI(人工知能)分野でもRuby on Railsが採用されており、それぞれ5%程度のシェアがあることです。この多様性は、Ruby on Railsの汎用性と適応力を示唆しています。
Ruby on Railsの特徴
Ruby on Railsは、生産性と開発速度を重視したWebアプリケーションフレームワークです。「Convention over Configuration(設定より規約)」と「Don’t Repeat Yourself(DRY)」の原則に基づいており、開発者が煩雑な設定作業に時間を取られることなく、ビジネスロジックの実装に集中できるように設計されています。
Railsの特徴として、MVCアーキテクチャの採用、ActiveRecordによる直感的なデータベース操作、Rubyの読みやすい文法、豊富なgemライブラリ、自動テスト機能の充実が挙げられます。これらの特徴により、短期間で高品質なWebアプリケーションの開発が可能となり、スタートアップ企業やアジャイル開発を重視する組織で広く採用されています。
また、Ruby on Railsコミュニティの活発さも大きな特徴です。問題解決のためのリソースが豊富に存在し、新しい機能や改善が継続的に行われているため、常に最新のWeb技術トレンドに対応できる環境が整っています。
Ruby on Railsでできること
Ruby on Railsは、多様なWebアプリケーション開発に適しています。主な用途は以下の通りです:
【Webサイト構築】
– 動的なコンテンツを持つWebサイトの開発
– コーポレートサイトやポートフォリオサイトの構築
【Webアプリケーション開発】
– ECサイトやオンラインストアの構築
– 顧客管理システム(CRM)の開発
– コンテンツ管理システム(CMS)の実装
【APIの開発】
– RESTful APIの構築
– マイクロサービスアーキテクチャの実現
【データ処理と分析】
– 大規模データの処理と分析ツールの開発
– ダッシュボードやレポーティングシステムの構築
【プロトタイピング】
– 新しいアイデアの迅速な検証と実装
– MVPの開発
Ruby on Railsの柔軟性と豊富な機能により、小規模なプロジェクトから大規模な企業システムまで、幅広い開発ニーズに対応することができます。
Ruby on Railsで作れるもの
Ruby on Railsを使用して、様々な種類のWebアプリケーションやサービスを開発することができます:
【SNSプラットフォーム】
– TwitterやFacebookのようなソーシャルネットワーキングサイト
– コミュニティフォーラムや掲示板システム
【Eコマースサイト】
– オンラインショッピングモール
– デジタル商品販売プラットフォーム
【コンテンツ管理システム】
– ブログプラットフォーム(WordPressのような)
– ニュースサイトやメディアポータル
【プロジェクト管理ツール】
– タスク管理アプリケーション
– チーム協業ツール(TrelloやAsanaのような)
【予約システム】
– ホテルや飲食店の予約サイト
– イベント管理システム
【学習管理システム】
– オンライン教育プラットフォーム
– eラーニングサイト
【FinTechアプリケーション】
– 予算管理ツール
– 暗号通貨取引プラットフォーム
これらは一例に過ぎず、Ruby on Railsの versatility により、開発者のアイデア次第で多様なアプリケーションを実現することが可能です。
Ruby on Railsの仕組み
Ruby on Railsは、MVCアーキテクチャを採用しており、アプリケーションの構造を明確に分離しています。Model(データと基本ロジック)、View(ユーザーインターフェース)、Controller(リクエスト処理とロジック制御)の3つの層に分けることで、コードの保守性と再利用性を高めています。
Railsの中核にはActiveRecordがあり、これによってデータベース操作を直感的に行うことができます。また、ルーティング機能により、URLとコントローラーのアクションを簡単にマッピングできます。
Asset Pipelineという機能により、JavaScript、CSS、画像などのアセットを効率的に管理し、最適化することができます。さらに、Action Mailerを使用してメール送信機能を簡単に実装できるほか、Active Jobによるバックグラウンドジョブの処理も可能です。
Railsはまた、RESTfulなアプリケーション設計を推奨しており、APIの開発も容易です。セキュリティ面では、XSS攻撃やCSRF対策などがデフォルトで組み込まれています。
テスト駆動開発(TDD)を支援するためのテストフレームワークも標準で搭載されており、高品質なコードの作成をサポートしています。
Ruby on Railsの市場価値
Ruby on Railsの市場価値は非常に高く、開発者にとって魅力的な選択肢となっています。前述の統計によると、Ruby on Railsエンジニアの平均年収は1,362万円で、言語年収ランキングで1位を誇っています。中央値年収も1,386万円と高水準であり、月収では平均113万円、中央値116万円となっています。
この高い年収は、Ruby on Railsの需要の高さと、それを使いこなす熟練開発者の価値を反映しています。特に、スタートアップ企業やアジャイル開発を重視する組織での需要が高く、迅速なアプリケーション開発が求められる場面で重宝されています。
また、Ruby on Railsの案件数は全体の6.2%を占め、案件数ランキングで7位に位置しています。これは、安定した就業機会があることを示しており、キャリアの安定性という観点からも魅力的です。
さらに、Ruby on Rails開発者の大半が週2〜3日または週4〜5日で稼働しており、フルタイムでの需要が高いことがわかります。これは、長期的かつ安定したプロジェクトに携わる機会が多いことを示唆しています。
Ruby on Railsの将来性
Ruby on Railsの将来性は依然として明るいと言えます。高い年収水準(平均年収1,362万円)が示すように、現在の市場での需要は高く、この傾向は今後も続くと予想されます。
特に、スタートアップ企業やアジリティを重視する組織での需要が継続的に高まっています。Ruby on Railsの迅速な開発能力は、ビジネスアイデアを素早く形にする必要がある場面で重宝されるでしょう。
また、Ruby on Railsはフルスタック開発を可能にするフレームワークとして、フロントエンドとバックエンドの統合が求められる案件で重要な役割を果たすと考えられます。特に、SaaS(Software as a Service)分野での需要増加が見込まれ、それに伴いRuby on Rails開発者の価値も上昇する可能性があります。
さらに、Ruby on Railsコミュニティの活発さと継続的な改善により、最新のWeb技術トレンドへの対応が進められています。これにより、長期的な技術の陳腐化を避け、将来にわたって市場価値を維持できると考えられます。
ただし、他の新興技術やフレームワークとの競争は激しくなる可能性があるため、Ruby on Rails開発者は継続的なスキルアップと、関連技術の習得が求められるでしょう。この努力を続けることで、高い年収水準と安定した就業機会を維持できると予想されます。
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