鯨統一郎さんの文庫書き下ろし長編『熊野古道と八咫烏(やたがらす)の殺人』を8月30日に刊行いたします。
本作は、デビュー作にして不動の人気を誇る『邪馬台国はどこですか?』に連なるシリーズ最新作です。最新作では、和歌山・熊野が舞台となります。べつの取材やインタビューが目的でそれぞれ熊野の地へと向かった静香と宮田は、二つの奇妙な事件に巻き込まれてしまい!?
最新刊刊行を記念してシリーズ既刊を新装版にて同時刊行いたします。カバーイラストはますこひかりさん、装幀は西村弘美さんが手がけられました。スタイリッシュに生まれ変わった〈邪馬台国〉シリーズをぜひよろしくお願いいたします。
日本史の古代史を研究している三谷敦彦教授に、助手の早乙女静香、そしてふたりの前に現れたライターの宮田六郎。歴史研究が本職である三谷と静香を前に宮田が披露する独自の歴史解釈はどれもこれも奇抜で突拍子もないものばかり。その場で歴史検証バトルが白熱し……というのが『邪馬台国はどこですか?』のあらすじです。
さらに、最新刊と新装版の刊行を記念してX(旧Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンを実施いたします。『熊野古道と八咫烏の殺人』のカバーイラストをあしらったオリジナル図書カードを抽選でプレゼント。
詳細は東京創元社公式サイトやXで告知いたします。
鯨統一郎『熊野古道と八咫烏の殺人』、そして既刊の『邪馬台国はどこですか?』『新・日本の七不思議』『新・世界の七不思議』『京都・崇徳院伝説の殺人』(『崇徳院を追いかけて』改題)新装版は8月30日に5点同時発売です。ぜひご注目ください。
■書誌情報
熊野古道と八咫烏の殺人
鯨統一郎
レーベル:創元推理文庫
判型:文庫判
ページ数:242ページ
ISBN:978-4-488-42231-8
Cコード:C0193
定価:792円(税込)
装画:ますこひかり
装幀:西村弘美
内容紹介:
和歌山へ、新興宗教団体の御神体の取材に向かう早乙女静香と、量子力学研究機関の代表にインタビューをしに行く宮田六郎。宿泊先に向かう道すがら、宮田のインタビュー相手がビルから落下した現場に居合わせる。一方、静香が訪れた取材先では御神体が消失してしまい……。熊野の地を舞台に、二つの事件の真相と八咫烏神話の謎に迫る、『邪馬台国はどこですか?』に連なる最新長編。
■著者プロフィール
鯨統一郎(くじら・とういちろう)
1998年『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。同作はバー〈スリーバレー〉を舞台に歴史談義を繰り広げる斬新なミステリとして人気を博し、『新・世界の七不思議』『新・日本の七不思議』『京都・崇徳院伝説の殺人』『文豪たちの怪しい宴』『金閣寺は燃えているか?』とシリーズ化された。『隕石誘拐 宮澤賢治の迷宮』『とんち探偵一休さん 金閣寺に密室』『九つの殺人メルヘン』『タイムスリップ森鴎外』など著作多数。