マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、全国20~69歳男女で自分のためにお菓子を買う習慣がある方に「お菓子に関するアンケート調査」を実施し、その結果を8月28日に公開しました。
※調査日は2024年8月2日(金)~8月5日(金)です。
調査結果
最近、「お菓子を買うペースが上がってきた」など変化はないでしょうか。
お菓子の市場は、2022年から2023年で伸びており、生産金額は前年比5.6%増でした。また、輸出も円安などもあり前年比9.5%増となり、伸びています。
一方で懸念されていることは、『原材料の高騰』と『値上げによる顧客離れ』です。そのため、メーカー各社では、高付加価値商品の開発に注力したり、健康面の価値をプラスした商品投入したりするなど、マーケティングにおいて注力しているようです。
参考元1:製菓業界 市場規模・動向や企業情報 | NIKKEI COMPASS – 日本経済新聞
参考元2:流通菓子市場に関する調査を実施(2023年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
そこで今回は、お菓子について『アウトドア派/インドア派』と『内部要因/外部要因』で、それぞれ購入する種類が異なるのか調査しました。
本件では、お菓子をご自身が食べるために買う習慣がある方に、お菓子を購入する種類やお菓子を購入する要因などについて聴取しております。
※Q.7-2とQ.8-2で、それぞれ聴取したお菓子を買いたくなる要因を外部要因と内部要因に分け、さらに下記のようにグルーピングしました。
■内部要因
『個人の感覚/感情的な要因(好み)』グループ |
● 味が好み |
『個人の生活習慣要因』グループ |
● 食事替わり |
『心理的要因』グループ |
● ノスタルジー |
■外部要因
『マーケティング要因』グループ |
● プロモーションや広告を見た/聞いた |
『社会的要因』グループ |
● 流行やトレンド |
『経済的要因』グループ |
● 割引・セール・ポイント還元をしていた |
『環境要因』グループ |
● そのお菓子が手に入れやすい |
トピックス
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仕事用バッグに入れるお菓子のTOP3は、スナック菓子、チョコレート菓子、飴の順となった
プライベート用バッグに入れるお菓子のTOP3は、飴、タブレット菓子、チョコレート菓子の順となった
仕事とプライベート兼用バッグに入れるお菓子のTOP3は、チョコレート菓子、飴、タブレット菓子の順となった
お菓子を買う内部要因のTOP3は、味が好み、おやつを取る、間食をする、の順となった
お菓子を買う外部要因のTOP3は、ついで買い、そのお菓子が手に入れやすい、パッケージのデザインで興味を持った、の順となった
ピックアップ
■普段自分が食べるために購入するお菓子の種類
Q1.あなたが、普段自分が食べるために購入するお菓子をお知らせください。また、最も購入するお菓子についてもお知らせください。
Q1-1.購入するお菓子(複数選択可)
全体のTOP3は、「スナック菓子(約84%)」、「チョコレート菓子(81%)」、「アイス(72%)」となった。
性別では、「ケーキ」で男性と女性の差が特に出ており、『女性』の方が20pt高い。
年代別で見ると、「米菓」、「和菓子」、「飴」が年代が上がるにつれ、購入する割合が増えた。また、「グミ菓子」は『30代』で一度上がっているが、それ以降は下がっている傾向にあった。
そして、お菓子を買いたくなるのが『心理的要因』に該当する方は、『全体』と比べ、「アイス」と「ケーキ」が特に差があった。具体的には、アイスは約11pt高く、ケーキが10p高かった。
また、お菓子を買いたくなるのが『社会的要因』に該当する方は、「和菓子」、「ドライフルーツ・ナッツ類」、「チョコレート菓子」、「焼き菓子」、「グミ菓子」、「ガム」、「ケーキ」で『全体』と比べ差があった。特に「グミ菓子」は約20pt高かった。
■バッグにお菓子を入れるかどうか
Q3.「バッグ」を所有している方にお伺いします。そのバッグにお菓子を入れることはありますか。(複数選択可)
『アウトドア派/インドア派別』で、「仕事用バッグに入れる」人は『アウトドア派』の方が約14pt高かった。
また、「バッグに入れない」人は『インドア派』の方が約21pt高かった。
■仕事用バッグに入れるお菓子の種類
Q4.「仕事用バッグ」にお菓子を入れることがある方にお伺いします。あなたが、普段仕事用バッグに入れるお菓子をお知らせください。また、仕事用バッグに最も入れるお菓子についてもお知らせください。
Q4-2.最も入れるお菓子(1つ選択)
仕事用バッグに入れるお菓子のTOP3は、「スナック菓子(約18%)」、「チョコレート菓子(17%)」、「飴(約15%)」となった。
そして、性別で見てみると、『全体』と比べ、「スナック菓子」と「飴」で差が出た。そして、「スナック菓子」は男性が7pt高く・『女性』が約8pt低かった。「飴」は『男性』が約6pt低く・『女性』が約7ptと高い傾向にあった。
■プライベート用バッグに入れるお菓子の種類
Q5.「プライベート用バッグ」にお菓子を入れることがある方にお伺いします。あなたが、普段プライベート用バッグに入れるお菓子をお知らせください。また、プライベート用バッグに最も入れるお菓子についてもお知らせください。
Q5-2.最も入れるお菓子(1つ選択)
プライベート用バッグに入れるお菓子のTOP3は、「飴(約19%)」、「タブレット菓子(約14%)」、「チョコレート菓子(約14%)」となった。
そして、性別で見てみると、仕事用バッグと同様、『全体』と比べ、「スナック菓子」と「飴」で差が出た。「スナック菓子」は『男性』が約10pt高く・『女性』が約8pt低かった。「飴」は『男性』が約7pt低く・『女性』が約6ptと高い傾向にあった。
また、『アウトドア派/インドア派別』では、『全体』と比べ「飴」の『インドア派』で差があり、『全体』約19%のところ、『インドア派』は約24%と約5pt高かった。
続いて、お菓子を買いたくなるのが『社会的要因』に該当する方は『全体』と比べ、差が「グミ菓子」、「飴」、「タブレット菓子」で出た。「グミ菓子」は約12pt高く、「飴」は約7pt低く、「タブレット菓子」は約5pt低かった。
■仕事とプライベート兼用バッグに入れるお菓子の種類
Q6.「仕事とプライベート兼用バッグ」にお菓子を入れることがある方にお伺いします。あなたが、普段仕事とプライベート兼用バッグに入れるお菓子をお知らせください。また、仕事とプライベート兼用バッグに最も入れるお菓子についてもお知らせください。
Q6-2.最も入れるお菓子(1つ選択)
仕事とプライベート兼用バッグに入れるお菓子のTOP3は、「チョコレート菓子(約16%)」、「飴(約16%)」、「タブレット菓子(約12%)」となった。
そして、性別で見てみると、『全体』と比べ、「スナック菓子」と「グミ菓子」に差が出ており、仕事用バッグとプライベートバッグで伺ったデータとは異なる傾向になった。数値では、「スナック菓子」は『男性』が約5pt高く・『女性』は5pt低い。「飴」は『男性』が約5pt低く・『女性』が約5ptと高い傾向にあった。
また、『アウトドア派/インドア派別』では、『全体』と比べたとき「焼き菓子」で差が見られ、『インドア派』が約5pt高かった。
■お菓子を買う内部要因
Q7.あなたが、お菓子を買う要因としてあてはまるものをお知らせください。また、最もお菓子を買う要因としてあてはまるものもお知らせください。
Q7-1.買う要因(複数選択可)
Q7-2.最も買う要因(1つ選択)
『全体』では、TOP3は「味が好み(約85%)」、「おやつを取る(約51%)」、「間食をする(約51%)」となった。
性別で見た時、『全体』と比べると「友人や家族など誰かとシェア」、「間食をする」、「ご褒美を自分に与える」、「気分転換」で差が出た。特に「ご褒美を自分に与える」では男性が約11pt低く、『女性』の方が約11pt高かった。
『アウトドア派/インドア派別』では、「間食をする」で『全体』と比べ差が出ており、『アウトドア派』が6pt低く、『インドア派』が6pt高かった。
最も買いたくなる要因は、「味が好み(約47%)」が群を抜いて選択が多かった。
性別では、内部要因の『心理的要因』で、女性が男性と比べ約7pt高かった。
※下表の右側『内部要因 計』の表は、「全体比」を表現しておりませんので、ご了承ください
■お菓子を買う外部要因
Q8.あなたが、お菓子を買う要因としてあてはまるものをお知らせください。また、最もお菓子を買う要因としてあてはまるものもお知らせください。
Q8-1.買う要因(複数選択可)
Q8-2.最も買う要因(1つ選択)
『全体』では、TOP3が「ついで買い(45%)」、「そのお菓子が手に入れやすい(約39%)」、「パッケージのデザインで興味を持った(約35%)」となった。
性別で見た時、「ついで買い」で『全体』と比べ差があった。具体的には、『男性』で約5pt低く・『女性』で約5pt高かった
『アウトドア派/インドア派別』では、「そのお菓子が手に入れやすい」、「ついで買い」で 『全体』と比べ差が出た。また、「そのお菓子が手に入れやすい」、「ついで買い」それぞれインドア派の方が高かった。
「最も買いたくなる要因」のTOP3は、「ついで買い(23%)」、「そのお菓子が手に入れやすい(約14%)」、「割引・セール・ポイント還元をしていた(約12%)」となった。
続いて年代別では、「ついで買い」が『全体』と比べて差が出ていることがわかりやすく、年代が上がるにつれ、選択の割合が多くなった。また、差は小さいが「プロモーションや広告を見た/聞いた」では、年代が上がるにつれ、割合が下がった。
性別では、外部要因の『経済的要因』で『男性』の方が『女性』と比べ5pt高く、『環境要因』で『女性』の方が『男性』と比べ6pt高かった。
※下表の右側『外部要因 計』の表は、「全体比」を表現しておりませんので、ご了承ください
調査概要
調査名 |
お菓子に関するアンケート調査 |
対象者条件 |
【性別】男女 |
調査項目 |
【スクリーニング】 【本調査】 |
サンプルサイズ |
800サンプル |
割付 |
性別・年代別・アウトドア派/インドア派別で均等回収 |
調査期間 |
2024年8月2日(金)~8月5日(月) |
調査方法 |
Webアンケート |
調査機関 |
株式会社アスマーク |
株式会社アスマーク
代表取締役:町田 正一
所在地 :〒150-0011 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F
電話番号 :03-5468-5101
FAX番号 :03-5468-5102
設立 :2001年12月21日
資本金 :139百万円(2023年12月31日現在)
加盟団体 :一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会
取得認証 :プライバシーマーク(登録番号:12390094)
マーケットリサーチ製品認証規格(ISO 20252)