特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表 水取博隆)では、2024年8月22日(木)に開催された「子ども家庭庁 ユースのアクションサミット」にキリンのとびら高等部の子ども達が参加いたしました。
特定非営利活動法人キリンこども応援団は、安心できる居場所を通して子ども達が自らの希望を持ち未来に踏み出せるよう支援を行っており、子ども食堂「キリンの家」・フリースクール「キリンのとびら」・オンラインフリースクール「clulu」などの居場所を運営しています。
このたび、2024年8月22日(木)に開催された「こども家庭庁 ユースのアクションサミット」にキリンのとびら高等部の子ども達が参加いたしました。
当日は、子ども達が活動紹介をさせていただくとともに、参加された他団体の皆さんとワークショップを行いました。活動紹介では、こどもカフェ「お福wapi」・キリンのとびら高等部、そしてこれから本格的にスタートする民泊開業についてご説明させていただきました。
子ども達が特に印象に残ったと話すのは、3グループに分かれて行ったグループセッションです。
テーマは、“わたしたちと地域のウェルビーイングを考えよう”で、理想のまちづくりについてグループごとに話し合いました。「自然」「友情」「平和」「挑戦」「愛」「日常」など、さまざまな言葉が書かれたカードから、まちづくりで大切にしたい言葉をそれぞれ選びます。
全国各地から集まった初対面のメンバーで話し合うため、最初は緊張感がありましたが、話し合いを進める中で徐々に雰囲気がほぐれ、楽しい時間となりました。
<参加したキリンのとびら高等部の子ども達のコメント>
・活動紹介のプレゼンテーションはとても緊張しましたが、皆さんが頷きながら耳を傾けてくれて嬉しかったです。その後のグループセッションでは、同じテーブルのメンバーと徐々に仲良くなっていくことが出来て、とても楽しかったです。
・グループセッションでは周りの皆さんにリードしてもらいました。まちづくりを想定し、「感謝」「心の平穏」「自然」「愛」「友情」などのさまざまなカードから自分にイメージに近いものを選ぶのですが、それぞれにイメージが違い、共有してみると楽しかったです。壁いっぱいに手書きのイラストが貼られ、私たちも絵を描かせてもらいました。参加した皆さんの似顔絵があったり、可愛いイラストにとても和みました。
<代表 水取のコメント>
数年前までは不登校で家から出るのも辛かった子ども達が、日々生き生きと活動できていること、そして今回、加藤鮎子こども政策担当大臣をはじめとした皆様の前で堂々とプレゼンテーションを行えたことに大きな価値があると感じております。
このような貴重な機会にお招きいただき、心から感謝申し上げます。
過去の統計から子どもの自死が1年間で最も多いとされる9月1日を目前に、生きづらい子ども達が少しずつ自分のペースで未来へ向けて歩めるよう、そして「助けてほしい」「繋がりたい」と子ども達が感じたときに頼れる存在でいられるよう、今後も子ども達に寄り添っていきたいと思っています。
【こども家庭庁】ユースのアクションサミット
開催日時:2024年8月22日(木)13:00~16:00
会場:こども家庭庁「こどもまんなか広場」
〒100-6090 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング21階
参加団体:
①東北公益文科大学Liga(山形)
②ジュニアビレッジ(神奈川、静岡)
③NPO法人manabo-de(岡山)
④一般社団法人うみのこてらす(徳島)
⑤都城商業高等学校 共創ウェルビーイング部「のくにプロジェクト」(宮崎)
⑥NPO法人キリンこども応援団 フリースクールキリンのとびら(大阪)
プログラム:第1部 各団体の活動紹介 / 第2部 ワークショップ
■特定非営利活動法人 キリンこども応援団について
キリンこども応援団は、大阪府泉佐野市において、子ども第三の居場所(コミュニティモデル)「キリンの家」を運営しています。キリンの家は、小学校低学年~高校生の子どもを対象として、課題を抱えた子ども一人ひとりに寄り添った支援を行う居場所です。子ども食堂やフリースクール、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)などを展開し、子ども達が子どもらしくいられる居場所です。キリンこども応援団は日本財団の助成を受けて運営しています。
■法人概要
法人名:特定非営利活動法人キリンこども応援団
代 表:代表理事 水取博隆
設 立:令和3年10月26日
事 業:子ども食堂事業(子ども食堂キリンの家)、フリースクール事業(フリースクールキリンのとびら、オンラインフリースクールclulu)、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)、パントリー(食材配布)事業等
※キリンの家は、日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受けて運営しています
住 所:〒598-0055 大阪府泉佐野市若宮町9番3号
■「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に228ヵ所設置されています。(2024年4月30日時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place