梅田 蔦屋書店(大阪府大阪市)は2024年9月20日(金)に、哲学研究者 永井玲衣さんと歌人 岡野大嗣さんによるトーク&サイン会「ことばで掬う世界の手触り」を開催します。今夏、待望の新作エッセイ『世界の適切な保存』(講談社)を刊行された永井さんと、新作短歌・散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』(実業之日本社)を刊行された岡野さん。ジャンルの違いを越えて共振されるお二人をお迎えし、今の生活者のことばや詩人の眼差しで世界を掬いとり、世界と向き合って生きることについて、それぞれの新作を頼りにお話いただきます。貴重な機会をぜひお楽しみください。
誰もが否応なく繋がってしまう今、ことばが人を誤らせたり、傷つけたり、ことばを信じられなくなったり――ことばからの逃げ場がなく、ことばのコミュニケーションは益々難しくなっています。私たちを「適切に」ほどき、「適切に」結んでゆくことば、そして対話が求められています。それは世界が信頼を取り戻すための手掛かりとなるでしょう。会場ではお二人の新作をはじめ、関連書もご購入いただけます。
「ことばの網で絡めとられた私達を解きほぐすような場所を」
梅田 蔦屋書店 人文コンシェルジュ 朴敦史
永井さんの『世界の適切な保存』には多くの詩や短歌、文学が引用されています。なかでも岡野さんの短歌について言及された一節に、世界の断片をそっと凝縮することへの、深い共感が溢れていました。お二人の間で架橋されたことばへの信頼に、私は鼓舞されるような気がしました。
お二人の声をライブで聴きたい。ことばの網で絡めとられた私達を解きほぐすような場所を、来場された方々と共有できたらと思い、今回の対談を企画いたしました。きっと、ことばの遊び場のような、芝生の上で開催しているようなトークセッションになるのでは、と私自身が今から楽しみで仕方がありません。
ゲストプロフィール
永井玲衣(ながい・れい)
人々と考え合う場である哲学対話を幅広く行っている。せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲との「せんそうってプロジェクト」、後藤正文らを中心とするムーブメント「D2021」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
岡野大嗣(おかの・だいじ)
1980年大阪生まれ。2014年に第1歌集『サイレンと犀』、2019年に第2歌集『たやすみなさい』、2021年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』を刊行。その他、共著多数。関西の月刊誌『Meets Regional』で「レッツ短歌!」を連載中。2023年はNHK短歌の選者・講師としても活躍。
イベント概要
永井玲衣・岡野大嗣 W刊行記念トーク&サイン会「ことばで掬う世界の手触り」
日程 2024年9月20日(金)
時間 18:30〜20:00(開場 18:00)
場所 梅田 蔦屋書店 SHARE LOUNGE スカイエリア
定員 65名
参加費 1,800円(税込)
参加方法 Web申し込み。以下リンク先よりお申し込みください。
https://eventmanager-plus.jp/get/7a3ecff9028f75582ac1036986115d42f8080cbda0d7bd3ca090aa107029d959
主催 梅田 蔦屋書店
共催・協力 講談社、実業之日本社
問い合わせ先 umeda_event@ccc.co.jp/Tel.06-4799-1800(梅田 蔦屋書店)
URL https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/41681-1350480719
店舗情報
梅田 蔦屋書店
2015年5月にオープン。1,000坪を超える売り場では、本はもちろん、文具・雑貨、個性豊かなショップなどをシームレスにお楽しみいただけます。ファッションやトレンドに敏感な方やビジネスパーソンに向けて、仕事や私生活の時間をより豊かに過ごすためのライフスタイルをご提案いたします。
住所 〒530-8558 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F
電話番号 06-4799-1800(代表)
営業時間 8:30~21:00(不定休)
ホームページ https://store.tsite.jp/umeda/
オンラインストア https://shopping.geocities.jp/umd-tsutayabooks/index.html