スマホ登場以来16年、コロナ禍を経て、子どもの身体やコミュニケーションはどう変化しているのか。現代の子どもたちの成長現場のリアルを描くノンフィクション『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』を新潮社より7月16日に刊行いたしました。刊行を記念し、元陸上選手の為末大さんと著者の石井光太さんによるオンラインイベントを、9月11日に開催いたします。
陸上選手として世界で活躍され、その思考が常に話題となり「走る哲学者」とも呼ばれる為末大さん。基礎の習得から無我の境地まで、人間の成長における5つの段階を説いた『熟達論』が昨年はロングセラーに。体育やスポーツを通して、子どもについても深い考察をお持ちです。
子どもについて取材を重ねてきたノンフィクション作家、石井光太さんが、保育園から高校まで、200人以上の「先生」から聞いた現場報告ルポ『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』には、大人の目線ではなかなかわからない、子どものリアルがあります。
中でも、運動能力の低下はスポーツ庁の数字にもあらわれるところ。両手をあげてバンザイを取れない。転倒時に顔面から倒れてしまう。雑巾掛けができない。と、すでに日常生活では顕著なようです。実際に体育の授業では、そしてスポーツの現場では、いったいどんなことが問題になっているのか。リアルな実態を確認しつつ、石井光太さんが、為末大さんに聞いていきます!
■登壇者紹介
為末大(ためすえ・だい)
元陸上選手。1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2023年6月現在)。現在は執筆活動、身体に関わるプロジェクトを行う。Deportare Partners代表。主な著作に『Winning Alone』『走る哲学』『諦める力』など。
石井光太(いしい・こうた)
1977年、東京都生まれ。海外の最深部に分け入り、その体験を元に『物乞う仏陀』を上梓。斬新な視点と精密な取材、そして読み応えのある筆致でたちまち人気ノンフィクション作家に。近年はノンフィクションだけでなく、小説、児童書、写真集、漫画原作、シナリオなども発表している。主な作品に『絶対貧困』『遺体』『43回の殺意』『「鬼畜」の家』『近親殺人』『こどもホスピスの奇跡』(いずれも新潮社)『本当の貧困の話をしよう』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(ともに文藝春秋)『教育虐待一子供を壊す「教育熱心」な親たち』(ハヤカワ新書)など。
■イベント概要
開催日時:2024年9月11日(水)19:00~20:30
会 場:オンラインイベント
U R L:https://kotaishii-tamesue0911.peatix.com/view
主 催:新潮社
備 考:《配信参加について》
・開演時間の15分前よりオンライン開場をします。
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用します。Zoom(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)を使用しますので、事前にアプリのインストールを各自でお願いいたします。(インストールは無料です)
・前日までに視聴用URLをPeatixのメールにてご連絡します。
・開催当日にお申し込みいただいた場合は、Peatixの視聴ページより視聴URLをご確認ください。
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください。。
・1名分のチケットで複数人がご登録、ご視聴されている場合は、ご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください。
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください。
・キャンセルについては、ご購入後にイベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください。
■刊行書籍:『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』
■書籍紹介
スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっている。ハイハイも体育座りもできない保育園児。教室の「圧」に怯える小学生。クラスメイトの姓すら知らない中学生。会ったその日にベッドインする高校生――児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタルネイティブの育ち方を徹底レポート。
■書籍データ
【タイトル】ルポ スマホ育児が子どもを壊す
【著者名】石井光太
【発売日】7月18日
【造本】四六版・ソフトカバー
【定価】1870円(税込)
【ISBN】978-4-10-305459-7