株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)は、本日9月10日(火)に井上先斗さん『イッツ・ダ・ボム』を発売いたします。本作は、第31回松本清張賞受賞作品です。
■『イッツ・ダ・ボム』内容紹介
「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。
公共物を破壊しないスマートな手法で鮮やかにメッセージを伝えるこの人物の正体、そして真の思惑とは。うだつの上がらぬウェブライターは衝撃の事実に辿り着く。(第一部)
20年近くストリートに立っているグラフィティライター・TEEL(テエル)。ある晩、HEDと名乗る青年と出会う。彼はイカしたステッカーを街中にボムっていた。馬が合った二人はともに夜の街に出るようになる。しかし、HEDは驚愕の〝宣戦布告〟をTEELに突き付ける。(第二部)
「俺はここにいるぞ」と叫ぶ声が響く、圧巻のデビュー作!
■美術家・大山エンリコイサムさんによる書評を本日公開
2015年刊行の『アゲインスト・リテラシー』で日本におけるストリートアート批評の地平を切り拓いた、美術家の大山エンリコイサムさんが『イッツ・ダ・ボム』を読み、書評を寄せてくれました。ストリートアートを題材とする小説として、大山さんはどのように読み解いたのか。(フルバージョンは9月下旬頃、公開予定です)
https://bunshun.jp/articles/-/73202
■スペシャル動画「IT’S DA BOMB」公開中!
『イッツ・ダ・ボム』のカバーを覆いつくす、「イッツ・ダ・ボム」という文字。本作のためだけに書き下ろされたグラフィティの制作過程が見られる、スペシャルPVが完成しました。楽曲はトラックメイカーの山本積分さんによるもの。映像と音楽で本作の空気感を味わえます。
スペシャル動画「IT’S DA BOMB」はこちら
■ディスクユニオンとのコラボペーパーが配布開始!
ストリートカルチャーにおいてグラフィティとは切っても切り離せない、ヒップホップ・ミュージック。音楽の専門家であるディスクユニオンと『イッツ・ダ・ボム』のコラボ企画が始動!
著者・井上先斗さんがディスクユニオンの思い出を語るコラム、井上さんセレクトの「グラフィティを深く知るための作品リスト」、ディスクユニオン店員が選ぶ「『イッツ・ダ・ボム』にぴったりな4円盤」という内容のペーパーを、ディスクユニオンの店舗ほかで無料配布します。(本日以降、順次展開予定)
このペーパーは後日、文藝春秋のホームページよりPDFでダウンロードいただけるようにする予定です。
■試し読みも公開中!
詳しくはこちら
https://books.bunshun.jp/articles/-/9245
■著者プロフィール
井上先斗(いのうえ・さきと)
1994年愛知県生まれ、30歳。川崎市在住。成城大学文芸学部文化史学科卒業。2024年『イッツ・ダ・ボム』で第31回松本清張賞を受賞しデビュー。敬愛する作家は伊坂幸太郎、島田荘司、松本清張、結城昌治、ドナルド・E・ウェストレイク、ローレンス・ブロック。70年代パンク・ロックが好き。
■書誌情報
出版社:株式会社 文藝春秋
書 名:『イッツ・ダ・ボム』
著 者:井上先斗
判 型:四六判上製カバー装
発売日:2024年9月10日
定 価:1,650円(税込)
ISBN: 978-4-16-391893-8
書誌URL :https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918938
著者の取材対応可能です。ぜひお問い合わせください。