認定NPO法人ブリッジフォースマイルは、児童養護施設や里親家庭の出身者など、経済的な理由から希望する進路を選ぶことができなかった若者を対象に、再チャレンジの為の奨学金を提供します。
日本学生支援機構は、2020年4月から経済的に困窮する若者を対象に給付型奨学金を開始しました。例えば、自宅外から通う私立大学生であれば、入学金26万円、年間授業料70万円、奨学金約90万円が減免されます。これにより、施設等出身者等の大学や専門学校への進学率は5割まで上がっています(特別支援学校、定時制高校の卒業生を除く)。
しかしながら、制度開始以前に施設等を退所した人たちの中には、大学等へ進学することを諦めた人、進学したもののアルバイトと学業の両立に疲弊して中退してしまう人が少なくありませんでした。
合わせて、虐待サバイバーの中には、施設等出身者と同じような境遇にありながら、児童相談所に保護されず大人になった人たちの存在にも、関心が高まっています。ブリッジフォースマイルでは、今年4月から親を頼れない10代から30代の若者を対象にした電話LINE相談事業を開始するなど、対象者を拡大しています。
今回の『Reチャレンジ サポートプログラム』は、公的な支援の枠組みから漏れてしまった若者たちが自分の希望するキャリアを実現するため、進学や資格取得などで再チャレンジを目指すことができるように、開始しました。
本プログラムは、ブリッジフォースマイルが企画運営し、日本オラクル株式会社が協賛しています。奨学生の選考には、日本オラクル社員も参加します。
再チャレンジの為の奨学金制度『Reチャレンジ サポートプログラム』の利用者の募集を9月18日まで行っています。
【奨学金概要】
■給付金額:1人最大50万円
■募集人数:3~5名
■応募条件:
・おおむね25~35歳くらいまで
・社会的養護 経験の有無は問いません
■ 申込期限:2024年9月18日(水)まで
🔳応募方法:こちらのサイトをご覧ください