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全日本自転車競技選手権大会にて小原佑太選手・佐藤水菜選手がスプリントで優勝
4日間にわたり開催された全日本自転車競技選手権大会では「パリ2024オリンピック」の日本代表選手が活躍を見せました。スプリント種目にて小原佑太選手(男子)・佐藤水菜選手(女子)が、ケイリン種目では山崎賢人選手(男子)・梅川風子選手(女子)が優勝しました。また中距離種目では、橋本英也選手や内野艶和選手が複数種目で表彰台に上りました。
提供:公益財団法人JCF
小原佑太選手(男子スプリント優勝)コメント
他にオリンピックに出場した選手がいないから勝つのは当たり前と思っていた。決勝に向けて少しずつパフォーマンスを上げることも狙い通りできた。次の世代の子たちが刺激になるよう力の差を実感してほしかったし、その力を見せて勝てたのはよかった。それがオリンピックに出た者の責任で、これからもその役割を果たしたい。
佐藤水菜選手(女子スプリント優勝)コメント
(オリンピック後の)不安がある中で、去年の私の予選の(大会)記録を上回ることができてうれしい。昨日のエリミネーションの影響で脚はパンパンだが、それでもスプリントを4本やって最後にいいレースができた。
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橋本英也選手・窪木一茂選手・佐藤水菜選手が新種目へチャレンジ
「パリ2024オリンピック」に出場した橋本英也選手・窪木一茂選手・佐藤水菜選手がオリンピック終了後、新たな種目への挑戦を発表いたしました。具体的には、中距離種目を得意とする橋本・窪木選手は短距離種目に、短距離種目で活躍中の佐藤選手は中距離種目への挑戦を表明。早速「全日本自転車競技選手権大会」にて各選手が新たな種目に出場し、佐藤水菜選手が中距離種目「エリミネーション」で2位、「スクラッチ」にて3位入賞を果たすなど、活躍を見せました。
提供:公益財団法人JCF
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日本競輪選手養成所の所属選手候補生たちも活躍
全日本自転車競技選手権大会で日本競輪選手育成所(JIK)所属の競輪選手候補生が大躍進を見せました。特に、男子ケイリン2位・1kmタイムトライアル優勝を果たした市田龍生都候補生と、女子ケイリン2位・500mタイムトライアル優勝を果たした酒井亜樹候補生は今後の更なる活躍に期待がかかります。レース後のインタビューで市田候補生は「競輪選手としてデビューするための厳しいトレーニングの成果が出た。これまでにないほどきついと思ったがうれしい気持ちでいっぱい。体調の関係で1週間練習ができなかったが、だんだん調子が上がってきた。もっと強くなりたい」と、優勝の喜びと同時に更なる高みへ挑戦していく意気込みを述べました。
提供:公益財団法人JCF
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太田りゆ選手 代表引退式
「パリ2024オリンピック」に日本代表として出場し、女子ケイリンにて日本勢過去最高位の9位入賞を果たした太田りゆ選手が、オリンピック終了後に日本代表の引退を表明しました。引退表明に伴い、全日本自転車競技選手権大会にて、太田りゆ選手の引退式が行われました。
太田選手は「ナショナルチームやスポンサー・ファンの皆様のおかげで、人としても競技者としても、素晴らしい経験ができました。夢見たオリンピックの舞台でも、全力を出して走ることができました。清々しい気持ちでナショナルチームを卒業します」と涙ぐみながらも、関係者やファンへの感謝を伝えました。
提供:公益財団法人JKA
■太田りゆ選手コメント(全文)
今日はこのような時間を作っていただきありがとうございました。監督やコーチ、チームのスタッフ、今日ご来場されている方、来られなかったファンの皆さんも含めて、温かい声援をたくさんいただけました。競技生活はいいことばかりではなかったですが、皆さんの声援のおかげで幸せに、楽しくやれました。今日、こうしてたくさんの方に温かく送っていただけることを、本当に幸せに思います。
当初はなにもない状態でしたが、HPCJC、ナショナルチーム、各スポンサーの皆様のおかげで、人としても競技者としても、素晴らしい経験ができました。夢見たオリンピックの舞台でも、全力を出して走ることができました。やり切ったと思って、清々しい気持ちでナショナルチームを卒業します。
これからは、デビュー以降初めて競輪に集中する時が来ます。皆さんの前で走る機会も多くなりますので、これからも変わらず応援に来ていただけたらと思います。そして、日本代表・自転車競技チームのこともたくさん応援していただいて、今まで以上に自転車競技を盛り上げていけたら嬉しいです。本当にありがとうございました!
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今後のナショナルチーム活動予定
ナショナルチームの大きな目標の1つであった「パリ2024オリンピック」も終了し、日本代表チームは新たな目標に向かって走り始めました。「パリ2024オリンピック」にて女子ケイリンで9位入賞を果たした太田りゆ選手の代表引退発表など衝撃的なニュースもあった中で、ナショナルチームとしては「ロサンゼルス2028オリンピック」へ向けて国内・国際大会に出場予定です。
■ナショナルチームの参加予定大会
10月16日~20日:UCI世界選手権 @デンマーク
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10/16~10/20 UCI 世界選手権 @デンマーク
年に一度開催されるUCI世界選手権は、自転車トラック競技の“世界一”を懸けた戦いです。
「パリ2024オリンピック」では惜しくもメダル獲得とはならなかった日本代表チームにとって、オリンピック後初の国際大会出場となります。「ロサンゼルス2028オリンピック」へ向けた最初の世界選手権でもあるため、日本選手たちの活躍に期待が寄せられます。
■開催概要
日時(現地時間):10月16日(水)〜20日(日)
会場:デンマーク・Ballerup Super Arena
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2024年内の競輪グレードレース スケジュール
世界で活躍する日本代表選手たちも出場を狙う「KEIRINグランプリ2024」を賭けた勝負も激しくなっています。年内に開催されるGII以上のグレードレースの日程としては以下の通りです。選手たちの熱い戦いから目が離せません。
■開催日程
9月13日~16日:共同通信社杯(GII) @宇都宮競輪場
10月17日~20日:寛仁親王杯・世界選手権記念トーナメント(GI) @弥彦競輪場
11月19日~24日:朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(GI) @小倉競輪場
12月28日~30日:KEIRINグランプリ2024 @静岡競輪場
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公益財団法人JKAについて
競輪とオートレースは、それぞれ自転車競技法と小型自動車競走法の規定により、地方自治体が開催する公営競技です。その収益は、競技を開催する地方自治体の財政の健全化に役立てられるだけではなく、自転車・小型自動車その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与する形で社会に還元されます。
本財団は、こうした法令に則り、「競輪関係業務」、「競技実施業務」及び「小型自動車競走関係業務」を行っています。
主な業務内容は、競輪とオートレースの選手・審判員や、自転車・小型自動車の登録、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせん、養成・訓練を行うほか、自転車・小型自動車等機械工業の振興、体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に対する補助等を行っています。