【連載】
声をかく
批評誌『アーギュメンツ』(2015~2018)や、声優論「仮声のマスク」(批評誌『アーギュメンツ』連載)、Vtuber論 (青土社『ユリイカ』2018.7号)、バ美肉論(Webメディア「Rael Sound Tech」)などで注目を集め、インド仏教最高指導者・佐々井秀嶺氏の来日講演では聞き手を務めた、俊英の批評家による連載。
経文に付された特徴的な波線のかたちで知られる、仏教音楽「声明」。仮名と楽譜、音と文字、言葉と声、記号と身体とが混然となったような形態をヒントのひとつに、「読み」と「書き」とのあいだ、日本語の波打ち際を注視する。わたしたちを取り巻く言語音と声についての関係を大胆に思弁する音声論としての仏教音楽「声明」論。
※本連載は隔月更新予定です。
第6回:きめのない、きめのある
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連載一覧
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【筆者プロフィール】
黒嵜想(くろさき・そう)
1988年生。批評家。極セカイ研究所所長。批評誌『アーギュメンツ』(2015~2018)での連載・編集をきっかけとして活動開始。音声と南極を中心的な関心とし、仏教音楽「声明」に関する連載「声をかく」(ウェブメディア「ちえうみPLUS」)のほか、自身が編集する南極誌『P2P』ならびに「極論」(同誌掲載)などがある。また、以上の活動と並行して大垣書店発行の批評誌『羅(うすもの)』の編集を手がける。各ポッドキャストにて「ボイスメモ(3600±600)」を配信中。
https://kurosoo.works/
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学びと実践を深める新しい仏教メディア
仏教・宗教・信仰に携わるさまざまな人と手をとり、「連載」「インタビュー」「寄稿・コラム」「ブックレビュー」などの企画や、イベント・動画配信等を通じて多方面から仏教の智慧を世に発信している。
■「ちえうみ」とは
約2600年前の過去から現代にまで、悠久に繋がる仏教の智の伝承——「ちえうみ」では、時を経て、国を越えて受け継がれてきた叡智を、生きた仏教として後世に伝えていきます。
数々の宗派を生み、祖師を生み、僧伽(サンガ)と経典によって伝道されてきた仏教の智慧を、一人ひとりの求めに応じて伝えるサービス、それが「ちえうみ」です。キャッチコピーは、「仏教を、もっと身近に。」
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仏教語の「智慧海」に由来。「深く経蔵に入って、智慧海のごとくならん」(華厳経浄行品)の経文の一節より、“どこまでも広く深い、海のような如来(仏)の智慧”が溢れる場をめざしている。
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