株式会社CinemaLeap(本社:東京都品川区、代表取締役:大橋哲也)は、小田急株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長:鈴木滋)と共に今年第5回となる「Beyond the Frame Festival」を開催いたします。
「Beyond the Frame Festival (以後BTFF)」は、日本で唯一のXR*に特化した国際映画祭です。世界各国の国際映画祭では、XR等の先端技術を活用した映像表現が躍進を見せています。一方、日本では作品の鑑賞や、発表の場が非常に少なく、日本のクリエイターやプロダクションの可能性が開かれにくい現状があります。「BTFF」では世界中の素晴らしいXR作品や、先端技術に特化した映画祭を実施していきます。昨年には、アジアの主要な映画祭XR部門と活動連携を締結。国際コンペティションやアワード・セレモニーも実施し、東京の魅力を高める海外との連携も強化してきました。
本年は、本映画祭の価値を共に創出してくださる方々に、より良い体験をご提供し、映画祭の波及効果を高めるため、クラウドファンディングを実施いたします。先行チケット予約など、各種ご返礼を準備いたします。ご支援を賜れますと幸いです。
※XR は、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称
国際XR映画祭「Beyond the Frame Festival 2024」開催概要
(1).日程:
本開催:10月25日(金)-27日(日)
※協賛各社さま / メディア、報道各社さま / クラファンリターン購入者さまなど、パートナー向け特別体験会を10月24日(木)に実施。
(2). 会場:
NEUU 会場
(〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-5-11 1F)
会場構成:総合受付、ノミネート作品2作品ほど、協賛ブース出展作品など無料エリア、トークイベント会場/ネットワーキングイベントなど
WPU 会場
(〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目10-5 2F)
会場構成:ノミネート作品18作品ほど
(3). 梗概:
2024年10月25日(金)から27日(日)にかけ、XR作品を常設する施設「NEUU」 と、「WPU」にて、今年で5回目となるXRに特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival 2024」を実施します。2会場は徒歩5分ほどで移動できますので、体験したい作品に合わせて会場を行き来することができます。
XR映画は、専用機材を身に着けた鑑賞者の身ぶりに連動して内容が展開していくなど、鑑賞者がストーリーの一部となる没入体験が特徴であり、会場にご用意する専用機材で、どなたにもお楽しみいただけます(一部 年齢制限あり)。
本年のコンセプト
今年のコンセプトは「Dawn of New XR – あたらしいXRの夜明け」です。
コロナ禍に生まれた、メタバースブームの種が目をだし、Apple Vision ProやMeta、Picoをはじめ、さまざまなデバイスや表現が世界中に生み出されています。しかし、社会的にはまだ実装や認知が多く広がらず、まだまだXRがあたりまえに視聴されたり、活用されたりする時代には至っていません。この過渡期であるタイミングを乗り越え、XRの夜明けを迎えるような、新しい作品やフォーマット、潮流を紹介することで、希望を共有しあう映画祭を開催します。
ノミネート作品についてご紹介
2024年8月から9月に開催された、第81回ヴェネツィア国際映画祭のXR部門(VENICE IMMERSIVE)にて、グランプリを獲得した《ITO MEIKYU》(フランス,ルクセンブルク)や、審査員賞*を獲得した《OTO’S PLANET》(ルクセンブルク,カナダ,フランス)を始めとして、世界各国の映画賞にノミネートされるなど、注目されている世界中から応募された約20作品を展示します。
※ヴェネツィア国際映画祭のXR部門では、その表現の先端性,多様性,複雑性から、プライズを獲得した3人の監督が、次の年の審査員を務めるという特別な形式で、審査員賞を設置しています。
以下、ノミネート作品一部抜粋
《ITO MEIKYU》(フランス,ルクセンブルク、 2024)_シングルプレイVR
機織りや、糸織物をモチーフとし、内部と外部、透明性と不透明性、露出症と覗き見、女性性と男性性など、古来から現代まで紡がれる、衣類にまつわる人間の営みを、詩的な空間に表現したVR作品です。第81回ヴェネツィア国際映画祭のXR部門グランプリ受賞など。
《Oto’s Planet》(ルクセンブルク,カナダ,フランス、2024)_シングルプレイVR
Oto’s Planetは、宇宙飛行士の不時着によって、小さな惑星にある一本の木の実を楽しむことが大好きな「オト」の平穏な生活が変化していく2人の物語です。第81回ヴェネツィア国際映画祭のXR部門審査員賞など。
《The Assembly》(イギリス、2024)_マルチプレイVR
同時に参加する鑑賞者と一緒に多次元楽器の一部になり、人類最古の儀式の1つである「歌」という人間の営みを、仮想現実の中で探求します。
《Turbulence: Jamais Vu》(オーストラリア、2024)_MR
事物が、突然見慣れないものとして現れる感覚=ジャメブをモチーフに、ある病理を患った人々の視界を、実際に鑑賞者の目にインストールするような体験の作品です。IDFA_DocLab Award for Immersive2024 受賞など。
《Project_Y: Working Title》(日本、2024)_VR360°映画
それは「聞くと呪われる」という、自己責任系都市伝説の真意を探ろうとする取材に関する実話怪談の体験談や、空間に見え隠れする「禍々しい存在」。それら取材記録を360°動画として再構築し、実写VRのインタラクティブコンテンツとして制作・開発した作品。第81回ヴェネツィア国際映画祭のXR部門ノミネートなど。
◼️「Beyond the Frame Festival 2024」クラウドファンディングにつきまして
現在、世界中でVRやARなどニューメディアの表現が注目、期待されています。そうした中、歴史ある映画祭がXR部門を立ち上げたり、XRやニューメディアを主に公募や表彰を行う映画祭が各国で開催されています。ヴェネチア映画祭や、カンヌ国際映画祭だけでなく、台湾の高雄映画祭や、ラヴァル・ヴァーチャルがその一例です。世界中のアーティストの表現や、最新の技術を共有し合うプラットフォームとなり、新しいヴィジョンや、熱量を生み出す震源となっています。
日本の素晴らしいアーティストや企業も、世界中の作品に触れる機会が絶対に必要です。世界中から素晴らしい作品を集め日本国内に紹介したい。また世界中に日本の素晴らしい作品を共有したい。そう考えています。
しかし、そのクオリティの高い運営にはどうしても資金が必要です。本映画祭が、継続的に資金を得て、先進的で表現力の高いXR作品を国内で評価・共有し続ける土台を作り、業界や産業を盛り上げていく。そんな活動のため皆さんにご支援いただきたいです。
以下の目標を継続的に実現するために、このたびはクラウドファンディングを実施いたします。
1.XR映画祭が提供できる価値を、応援していただける参加者のみなさまや、関係者さまに適切にお届けしていく
2.XR映画祭への各種パートナー、参加者の関わり方の間口を広げ、持続的な価値創造のために実験できる状況を作る。
3.世界中・日本中のXR映画の発展のために、国際XR映画祭が本来持っているポテンシャルを、経年的に実現し、映画祭の規模を拡大していくための布石をうっていく。
【9月17日(火)12時より、10月10日(木)23時59分】までクラウドファンディングを開始いたします。皆々様のお力を頂戴し、そのお力をさらにより良い形でお返しできるよう、国際XR映画祭を盛り上げていきます。ぜひご支援のほど、よろしくお願いいたします。
クラウドファンディングページ(CAMPFIREサイト)
https://camp-fire.jp/projects/view/792377
◼️ 先行チケット販売
本クラウドファンディングにて、先行してチケット販売をいたします。
昨年は満席完売となりましたので、ぜひご都合の良いお日にちを、お早めにご予約し、記念グッズ付きチケットご購入のご支援をお願いします。
後日、映画祭ウェブサイト(https://btffjp.com)から一般販売を開始する予定です。
※クラウドファンディングで完売の場合は一般販売はありません。
◼️目玉のクラウドファンディング返礼品①:
「映画祭祝賀前夜祭andネットワーキングパーティー」
映画祭の前日、10月24日(木)18時-20時半にて、クラウドファンディングの該当チケット購入者様や、協賛各社のみなさま、メディア各社のみなさま、アーティスト・クリエイターの方をご招待する、「映画祭祝賀前夜祭andネットワーキングパーティー」を開催いたします。映画祭の開催概要や、作品や見どころ紹介、現在のXRのトレンド、課題や今後の展望、質疑応答などを含めたプレゼンテーションと + ネットワーキングタイムを設けます。クラウドファンディングの返礼品にてご参加のチケットを購入いただけますので、ぜひご支援いただければ幸いです。
◼️目玉のクラウドファンディング返礼品②:
「Beyond the Frame Festival 2024 プレツアー」
10月24日(木)14時-16時のプレツアー枠をクラウドファンディングにて購入いただけます。ぜひご支援いただき、ご予約ください。
映画祭に本開催に先だち、前日に支援者・関係者限定の「プレツアー」を開催いたします。
本映画祭ディレクターであり、国際映画祭に多くの作品をプロデュースしノミネートされてきた待場勝利が、映画祭の見どころをお伝えし、作品の鑑賞をガイドするツアーを開催します。ご鑑賞いただける作品は、NEUUに設置されるマルチプレイVR作品と、VR作品数点、協賛者様の作品数点です。また開催概要や見どころ、これまでの映画祭の歴史や今後の展望を記載したパンフレットもお渡しいたします。
※ご協賛各社さま、報道各社さまへのツアーのお時間もございます。
クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/792377/preview
その他
・「Beyond the Frame Festival」は、日本初のXRに特化した国際映画祭として2020年に当社が初開催し、2回目以降は小田急電鉄株式会社が共催しています。
・今回は第5回を迎える企画であり、従来のフレームに囚われない大胆かつ新しい挑戦から生み出されたXR作品を体験いただく機会の創出と、XRクリエイターが作品を発表する機会として実施しています。
・ 主催:㈱CinemaLeap 共催:小田急電鉄㈱
(参考)NEUUについて
小田急電鉄株式会社は、2022年11月1日 に、新宿駅西口から徒歩1分程の場所へ、世界最先端のXR技術を体験できる常設施設NEUU(ニュー)を開業しました。多彩な魅力を持つ新宿のまちづくり活動の一環として、XRによるデジタルと現実世界を融合させた、感動やワクワクする体験を届けております。現在は、NEUUを拠点にクリエイター活動を促進するコミュニティの運営や、XR国際映画祭「Beyond the Frame Festival」開催による発信機会の充実等による XRプロジェクトの進化など、新宿エリアの魅力向上に資する取り組みを加速しています。
主催
株式会社CinemaLeap
共催
小田急電鉄株式会社
企画制作・運営
株式会社小田急エージェンシー
企画協力
株式会社講談社VRラボ
アート制作
伊東ケイスケ
最後に
映画が誕生してから1世紀以上の間、作り手たちは、膨大なエネルギーと情熱を捧げ、数多くの作品やそれを彩るさまざまな表現技法を生み出し、人々を魅了してきました。そして、現在—映像表現は従来の横型フレームを超えて、360度や180度映像など、今までにない形式が登場しています。VRやAR、AIといった最新のテクノロジーと映像表現を組み合わせた、全く新しい作品の作り手も現れています。Beyond the Frame Festivalでは、このような時代の流れに呼応し、映像文化の発展をより加速させるため、従来のフレームに囚われず、大胆に新たな挑戦を行う作品を紹介していきます。そして、そのような映像の作り手が、本映画祭から世界に羽ばたくことができるよう尽力していきます。
映画祭ディレクター
待場勝利(まちばかつとし)
日本初のXR特化型国際映画祭「Beyond the Frame Festival」フェスティバルディレクター。 東京藝術大学院映像研究科非常勤講師。アメリカで映画製作を学ぶ。TVディレクター、20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンで日本語版プロデューサー、 サムスン電子ジャパンではGearVRを担当。数々のVRプロジェクトをプロデュースし、国内外の映画祭で高評価を得る。2020年、2021年、2022年、2023年、2024年に5年連続でベネツィア国際映画祭XR部門「VENICE IMMAERSIVE」にコンペティション作品としてノミネート。
【株式会社CinemaLeap】
代表:大橋哲也
事業概要: XR映画製作・配給、XR映画祭企画・運営、XR・メタバースコンテンツ制作
設立:2019年4月3日
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田8-4-13五反田JPビルディング2F co-lab五反田 with JPRE
このニュースリリースに関するお問い合わせは、次の担当までお願いいたします。
株式会社 CinemaLeap 伊藤
電話:080-9630-3779
メール:michibumi.ito@cinemaleap.com
<報道機関の皆さま向けイベントのご案内>
XR映画を体験いただけるイベントを、映画祭の会場「NEUU」で企画してございます。 実施日は、2024年10月24日(木)を予定しており、10月10日(木)にご案内状をお送りさせていただく予定です