宇宙ロケットの開発廃材を活用し、新しいプロダクトを生み出すアップサイクルプロジェク「&SPACE PROJECT」は、南海電気鉄道株式会社(代表取締役社長:岡嶋信行)の協力を得て、2024年9月14日(土)から9月27日(金)まで、かつてロケット広場と呼ばれた、なんばCITY地下1Fガレリアコートにて「宇宙タンクベンチ」を展示、さらに「ロケット広場」の歴史を振り返るパネルも展示します。
株式会社DOKASENは、&SPACE PROJECTメンバーとして同プロジェクトに参画し、ロケット廃材を家具に変えるなど、暮らしの一部に宇宙を加え、私たちにとって宇宙がより身近な存在になる取り組みと、持続可能な宇宙開発産業を目指して活動しています。
宇宙タンクベンチについて
「宇宙タンクベンチ」は民間宇宙ロケットの開発に用いられた試験用燃料タンクをリメイクして開発したアップサイクル家具です。燃料であるエタノールと液体酸素が搭載されるタンクはアルミの板を丸めて、両側に半円状のドームを溶接して作られます。外装との結合部は細かな板を枡状に溶接して強度と軽さを保っています。素材は極低温の燃料に耐えられ、強い強度と軽さを併せ持つアルミ合金です。
■使用している廃材
■部材名
ロケット燃料タンク(試作品)
宇宙タンクベンチは大阪・関西万博の会場にも展示予定
「Co-Design Challenge」プログラムは、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪・関西万博に向けて、2025年日本国際博覧会協会が実施する「大阪・関西万博を契機に、これからの日本のくらし(まち)をつくる」をコンセプトとした新しい共創事業です。万博会場内フューチャーライフエクスペリエンス、「TEAM EXPOパビリオン」で使用する物品の協賛提供のほか、物品に関連した製造現場の見学を含むものづくり体験企画を企画・実施も後押しする取り組みです。
宇宙タンクベンチは「Co-Design Challenge」プログラムのコンセプトと合致し採択されました。今後、仕様やデザインのアップデートを経て、2025年に開催する大阪・関西万博の開催期間中、会場に常設される予定です。
&SPACE PROJECTについて
「&SPACE PROJECT」は宇宙ロケットの開発廃材を活用し、新しいプロダクトを生み出すアップサイクルプロジェクトです。宇宙産業が活発な北海道を舞台に、道内のものづくり企業や道内外のクリエイターが力をあわせ、宇宙をもっと身近に感じられるプロダクトを開発。この取り組みを通して、宇宙ビジネスが盛り上がる現代における、新しい産業の創出を目指します。
Webサイト:https://and-space-project.jp/
かつてロケット広場と呼ばれた場所にロケットが復活!?
今回、「宇宙タンクベンチ」の展示を行うガレリアコートは、かつて「ロケット広場」と呼ばれていました。
「ロケット広場」は、なんばCITYがオープンした1978年11月より29年間、大阪ミナミの代表的な待ち合わせ場所として長年親しまれ、地下1階から3階にできた1200平方メートルの空間に、日本初の静止衛星「きく2号」を打ち上げた「N-Iロケット」 の1:1模型(高さ33m・重さ18t、三菱重工業製)が設置されていました。
・本件に関するお問合せ先
本件に関するお問合せは下記までメールにてお願いします。
&SPACE PROJECT窓口 株式会社人間 はまだみか
メール : hamada@2ngen.jp
電話:06-6445-1040
・なんばCITYガレリアコート(旧ロケット広場)について
南海電気鉄道株式会社 総務広報部
TEL:06-6644-7125