特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会(三重県津市、理事長 竹田昌平)が主催する「スポーツ祭り2024 in 鳥羽市」が9月15日(日)、鳥羽中央公園多目的グラウンドにて盛大に開催されました。
本イベントでは、オリンピックや世界選手権に出場した経験を持つ元日本代表選手等を招き、子どもたちにトップアスリートと直接交流する機会を提供しました。これにより、鳥羽市の子どもたちの体力や運動能力の向上を目的としています。また、三重県生涯スポーツ協会は3年前から鳥羽市の幼児と児童の生活習慣調査を実施しており、「就寝時刻の遅さ」「睡眠時間の短さ」「外あそび時間の短さ」を課題として指摘していました。開会式では竹田昌平理事長が「生活習慣の改善には、まず外あそびの充実から始めましょう」と訴えかけ、参加者の関心を引きました。さらに、当日は鳥羽市の中村欣一郎市長も来場し、イベントの一層の盛り上がりに貢献しました。
● イベントの実績
「スポーツ祭り2024in鳥羽市」には、総勢160名の子どもたちが参加し、各種スポーツの魅力を体感しました。参加者は野球、陸上、サッカー、ソフトボール、忍者ナインといった多彩な種目の中から2種目を選び、各45分の教室で楽しく学びました。特に、初心者でも取り組みやすい工夫がされており、運動が得意でない子どもたちも楽しみながら体を動かすことができました。講師陣には元プロ野球選手の江川智晃氏や、ロンドンオリンピック陸上競技代表の市川華菜氏など、多くの一流アスリートが揃い、子どもたちは熱心に指導を受けました。
●主な講師陣
・木村竹志
NPO法人和歌山野球振興協会・夢クラブ理事長。箕島高校時代には、甲子園春・夏連覇を達成。夏の選手権大会3回戦の星稜高校戦は、延長18回の名勝負を繰り広げた。甲子園では通算14勝。1979年「日本のふるさと宮崎国体」出場。卒業後は、社会人野球の住友金属へ入社。第53回都市対抗野球大会で優勝し、同氏も橋戸賞を受賞。1982年度のドラフト会議で西武ライオンズに3位指名され入団。1988年に現役を引退し、野球振興や後進の育成に尽力。
・江川智晃
宇治山田商業高校時代には2年夏に甲子園出場。2004年度のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから1位指名され入団。2019年に現役を引退し、現在は家業の精肉店「まるとも荒木田商店」の代表を務めるなど新たな人生を歩んでいる。
・市川華菜
ロンドンオリンピック陸上競技女子4×100m日本代表。2011年にIAAF ワールドチャレンジミーティングスの女子4×100mのアンカーを務め43秒39の日本新記録を更新。2021年に現役引退し、2022年4月より中京大学陸上競技部の短距離コーチに就任し、後進の育成に尽力。
・飯島寿久
バルセロナオリンピック予選サッカー日本代表。元名古屋グランパスエイト。日本サッカー協会公認S級コーチ。引退後は、名古屋グランパスエイトや中部大学第一高等学校等の指導者として活躍。
・吉村莉子
一般社団法人答志島スポーツ・文化クラブ所属。小学生女子ソフトボールクラブ答志ドリームキャッチャー監督。小学生からソフトボールをはじめ、中学・高校を経て、現在は社会人レディース選手兼指導者として活躍。モットーは「子ども達の将来を見据えた愛情のある指導」。
・木村達也
三重県生涯スポーツ協会理事。スクール事業担当役員としてサービスの向上に尽力。忍者ナインやサッカーのインストラクターとして子ども達への運動指導を行うとともに、亀山市や桑名市の公共スポーツ施設では健康運動指導士として地域の健康づくりに貢献。
※写真提供 成井美則
●主催者等
主催:特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会
共催:三幸株式会社
後援:鳥羽市・鳥羽市教育委員会・中日新聞社・伊勢新聞社
協力:一般社団法人答志島スポーツ・文化クラブ
※本事業は、スポーツ振興くじの助成を受けて開催されました。
●三重県生涯スポーツ協会について
団体名:特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会
所在地:三重県津市寿町18-15 CSビル6F
代表者:理事長 竹田昌平
設 立:2012年1月26日
TEL:059-273-5300
FAX:059-273-5303
設立趣旨:
この法人の事業は、民・官・学及び各種団体との有効な連携をとりつつ、スポーツ教室やトレーニング教室を通してスポーツ振興、競技力の向上、健全な情報化社会の発展、国民の健康の増進、地域の活性化と発展に寄与することを方針とする。
事業内容:
・スクール事業
津市や四日市市、桑名市、松阪市、亀山市、東員町、朝日町、菰野町、川越町の5市4町でサッカーやフットサル、忍者ナイン、プログラミング、ドッジボール、ストリートダンスなどの教室(スクール)を運営。
・指定管理者事業
津球場公園内野球場や海浜公園内陸上競技場、安濃中央総合公園内体育館、津市民テニスコートなど。
・イベント事業
スポーツイベントやプログラミングイベント、地域活性化、SDGs関連イベントを年間50件以上開催。
・その他事業
健康経営サポート事業やパーソナルトレーニング事業、調査・研究事業など。