オラクルカードの監修を務め、『五つの傷』の著者でもあるリズ・ブルボー。彼女のシリーズは瞬く間に何ヶ国語にも翻訳され、世界中で累計800万部を超えるベストセラーを生み出している。
日本でも先日、このオラクルカードの基にもなっている『五つの傷 合本版』が刊行されたばかりだ。
『五つの傷 オラクルカード』には、短いメッセージでその日の“タスク”が書かれており、自分の傷をより意識して、少しずつ癒していく方法を身につけることを目的としている。
カードは1つの傷に対して11枚ずつあり、全部で55枚ある。
五つの傷というのは、〈拒絶〉〈見捨て〉〈侮辱〉〈裏切り〉〈不正〉。
“タスク”は傷によってさまざまあるが、「思っていることを口に出してみる」「我慢していたことを実行してみる」など比較的簡単なものから、「苦しい気持ちや怒りの感情を友人と話し合う」といったややハードルが高いものもある。
ただ、どのカードも日常的にスルーしてしまいがち、または溜め込んでしまいがちな感情に向き合ってみようと気づかせてもらえる内容だ。
全てのカードのはじめには「わたしは決心します」という言葉が記されており、そこに書かれた“タスク”を行うことを“自分が決めたんだ”と認識できる。
また、各カードには、癒やしのもっとも効果的な手段である〈受容〉を思い出させるメッセージも含まれている。これは、その日の“タスク”が実行できなかったときに、その現実を受け入れ自分を許すことで、傷を癒やす手助けにもなっている。
オラクルカードの使い方は簡単で、2通りに分かれている。
1つ目は、シンプルに全55枚のカードを3回シャッフルして1枚引く。
2つ目は、5つある傷の中から特定の傷について集中して取り組みたい場合に、その傷のカードの山から1枚引く。先にも書いたが、1つの傷に対して11枚ずつカードがある。
どちらの使い方でも、引いたカードはなるべく1日中、目につく場所に置いておき、何度かそのカードを読み返してみることを勧めている。
置かれた立場や自らのエゴによって、すぐに実行できないこともあるが、「あなたが心の中に抱えている苦しみや困難を慈しむことができて初めて、ありのままの自分を心から受け入れることができるということを忘れないでください。そして〈受け入れる〉ことがあなたを望む人間に〈変容〉させる唯一の方法、つまり心の傷を癒やす方法なのです」とリズは語りかけている。
忙しい毎日の中で、日常的に自分自身と向き合えたり、身近にいる大切な人と言葉や気持ちを共有することが可能となる。
【書籍情報】
書名:五つの傷 オラクルカード
監修:リズ・ブルボー
仕様:W70×H120(mm)カード55枚+説明書
ISBN:978-48024-0212-5
発売:2024.09.15
本体:5000円(税別)
発行:ハート出版
商品URL:https://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0212-5.html
【著者】リズ・ブルボー Lise Bourbeau
1941年、カナダ、ケベック州生まれ。
肉体のレベル、感情のレベル、精神のレベル、スピリチュアルなレベル、それぞれの声に耳をすますことで〈心からの癒やし・本当の幸せ〉を勝ち取るメソッドは、シンプルかつ具体的なアドバイスに満ちており、著書は本国カナダであらゆる記録を塗りかえる空前のベストセラーとなった。