ウェス・ボール監督がこだわり抜いたリアリティあふれる映像に迫る…!ボーナス・コンテンツからの一部を2本同時公開!
■表情をより豊かに。最新のパフォーマンス・キャプチャーとは…?
キャストたちにパフォーマンス・キャプチャーを装備した状態での撮影について、視覚効果監修のエリック・ウィンキストは「彼らの微妙な表情や演技を捉えるため、新たにヘッドマウント型の一対のステレオカメラを導入した」と語る。さらに、スーナ役のリディア・ぺッカムは「約3時間かけて、105種類の表情とセリフのフェイシャル・キャプチャーを撮影した。私の表情筋の動きの素材を集めたわ」と、キャストから見たこだわりの撮影方法について明かしている。監督のウェス・ボールは「独特な手法で大変だが得るものは大きい。伸ばすも縮めるもどんな技も、ハーフデジタルだから可能だ」と話し、キャストの細かな表情を捉えることにこだわり抜いた撮影に迫る貴重な映像となっている。
本作では、視覚効果チームは2つの異なるグループで成り立っていた。ひとつは俳優が演じる顔や身体を捉えるモーション・ピクチャー・チーム、もうひとつはLIDARスキャニングとデジタル空間に本物の陽光を再現するための参考写真を使ってセットやロケーションを捉えるオンセット・チームだ。作品を見ていくなかで、この2つのチームにより、パフォーマンス・キャプチャーを大きく飛躍させていることが分かる。
■ロケ地に建てた巨大な「イーグル族の集落」セットのこだわりや、豪華キャストたちの撮影秘話!
ウェス・ボール監督は、主人公ノアたち“イーグル族”が暮らす集落にあるセットの塔について「彼らにとっては塔も風景の一部だ。でも、この鉄骨の中に巣のような構造物を作ることで、風景と共に人間の歴史も侵食されていくことを示せる」と言う。特に集落の焼き打ちのシーンの撮影では、実際に小屋に火をつけ、鉄骨の構造物に照明リグ(照明を安定させる装置)を組んでいる。製作のジェイソン・T・リードは「これで集落が燃える様子を表現するだけでなく、他の場所にある多くの照明を制御している」と話す。また、ノア役のオーウェン・ティーグは「本番までセットを見たくない」と監督に伝え、実際に「“アクション”の声を聞いて初めてセットを見ると演技なんか必要なかったよ。迫力に圧倒されたからね。リアルな世界が見事に再現されていて、すぐに役に入り込めた」と語っている。
リアルに再現された世界の背景には、ボールがこの映画の様相を決めるにあたって、セットのスケールが大きなカギを握っていたため、巨大なセットを組み立てることが必要とされたのだとか。ほとんどのアクションシーンを物理的な世界の実践的なセットで撮影したいと考えていたが、もちろん、シーンによっては、デジタル創作されたバックグラウンドが必要になることも理解していた。「この映画シリーズは人々を実在しない世界に連れてゆくシリーズだからね」とボールは説明する。「もちろん視覚効果やデジタル拡張はふんだんに使われているけれど、そのどれもが、実際の場所に立ち演者たちに反応できる対象を与えて撮影するところから始まっているものなんだ」と明かしている。
この度発売する『猿の惑星/キングダム』のブルーレイには、今回一部が解禁となった映像を含む、こだわりの製作過程に迫る「新たな挑戦の舞台裏」や、惜しくも本編には採用されなかった貴重な「未公開シーン」などの充実したボーナス・コンテンツを収録!映画史に残る名作シリーズの完全新作として描かれる新たな“猿の惑星”を、ぜひブルーレイ+DVD セット、4K UHD+ブルーレイ セットでお楽しみください!
10月30日(水)発売
『猿の惑星/キングダム ブルーレイ+DVD セット』(5,390円(税込))
『猿の惑星/キングダム 4K UHD+ブルーレイ セット』(7,590円(税込))
デジタル配信中(購入/レンタル)
コピーライト:© 2024 20th Century Studios.
発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
【ストーリー】
人類は野生化し、猿たちが支配者として君臨していた300年後の地球。巨大な王国を築く独裁者プロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿ノアは、人間の女性ノヴァと共にプロキシマスの絶対的支配に立ち向かう。しかし、ノヴァは猿たちの知らない“秘密”を握っていたのだった…。人類の運命を左右する激しい対立と種を超えた団結、この惑星の衝撃のラストに備えよ—。