「T3(ティースリー)」は、今年で6回目を迎える写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を拡大し、アジアにおけるアートフォトマーケットを創出するフェア「T3 PHOTO ASIA」を、2024年10月19日(土)〜10月21日(月)<10月18日(金)はプレス / VIP向けのプレビュー日>の3日間、東京ミッドタウン八重洲で開催いたします。国際的に評価を受ける日本の戦後写真や、新進気鋭の韓国人写真家の作品など、珠玉のアートフォト作品が14のギャラリーから出品されるほか、新しい写真表現を探求するアジア人女性アーティストを紹介する「Discover New Asia 」、戦後アジアの写真家によるオリジナルのヴィンテージプリント「Masters」といった特別展も同時開催いたします。
アジアのアートフォトのハブとなることを志向する本フェアは、日本の写真を積極的にアートマーケットに接続させ、世界のアートフェアで紹介してきたギャラリーや、写真表現に特化したギャラリーが出展いたします。
日本の戦後美術を紹介するMISA SHIN GALLERYは東松照明を、写真専門ギャラリーの先駆けであるPGIは川田喜久治を紹介するなど、戦後を代表する写真家の作品が揃います。
日本の近代・前衛写真を体系的に紹介しているMEMからは、北野謙による長期間露光で地球と宇宙をとらえるシリーズ「光を集める」、写真専門のサテライトギャラリーを有するKANA KAWANISHI GALLERYは、世界各地の特殊なコミュニティでの取材に取り組み木村伊兵衛写真賞を受賞している岩根愛の作品を、関西を拠点とするThe Third Gallery Ayaは、今井壽惠による抽象と具象が混じり合う造形をカラー写真で表現した詩的な作品を紹介いたします。広告写真の分野でも第一線で活躍する上田義彦の作品を展示する小山登美夫ギャラリーや、被写体をあるがままに受け入れることで獲得される眼差しが眩い山上新平の作品を紹介するPOETIC SCAPEのブースも見逃せません。
また、日本のギャラリーに加えて、本フェアには韓国のギャラリーも複数出展いたします。1978年設立、韓国の現代アートシーンを世界に向けて紹介してきたGALLERY YEH(ソウル)からは、韓国のリアリズム写真の第一人者である林應植(イム・ウンシク)の作品、アートの社会的側面に着目するSahngup gallery(ソウル)からは、写真・映像表現を通じて人間の感情の複雑さと意識の下層に潜む日常の滑稽さを明らかにする作品で知られるOk Hyun Ahn(アン・オクヒョン)の作品などが出展されます。加えて、非営利のキュレーションスペースに起源を持つPrimary Practice(ソウル)やSPACE WILLING N DEALING(ソウル)の同時代的な展示にも注目です。
【出展者一覧】
Yumiko Chiba Associates(東京)、タカ・イシイギャラリーフォトグラフィー/フィルム(東京)、KANA KAWANISHI GALLERY(東京)、小山登美夫ギャラリー(東京)、MEM(東京)、PGI(東京)、POETIC SCAPE(東京)、Primary Practice(ソウル)、Sahngup gallery(ソウル)、MISA SHIN GALLERY (東京)、SPACE WILLING N DEALING(ソウル)、The Third Gallery Aya(大阪)、GALLERY YEH(ソウル)、ZEN FOTO GALLERY(東京)
【特別展:Discover New Asia / Masters】
特別展「Discover New Asia」では、ポストインターネット時代におけるアイデンティティ、文化、記憶、そして身体性に対しユニークな視点を表現する媒体として芸術写真を用い、新しいジャンルの写真表現を探求する 4 人のアジア人女性アーティスト(ジャン・ヨウイ、ヒアン・ホアン、オ・ヨンジン、鈴木のぞみ)の作品を紹介します。これらのアーティストに著名なコレクターやディーラーとつながる機会を提供すると同時に、芸術写真市場への現代的なアプローチを再定義します。さらに、特別展「Masters」では、戦後のアジアの写真家によるオリジナルのヴィンテージプリントを特別展示します。このセクションでは、アジアにおける写真文化の進化を祝うことにより、これらの作品に反映されているこの地域の写真の歴史的重要性と豊かな多様性を掘り下げることを目的としています。
【前売チケット販売中】
T3 PHOTO ASIAのみに入場できるチケットと、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO有料エリアとT3 PHOTO ASIAに入場できるお得なセットチケットがございます。
■T3 PHOTO ASIA VIP PASS
10月18日プレビュー日+一般会期で何度でも入場可能:7,000円
■T3 PHOTO ASIA PASS
一般:前売 1,500円/当日 2,000円
学生:前売 1,000円/当日 1,500円
■T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO + T3 PHOTO ASIA PASS
一般:3,500円
学生:2,500円
【T3 PHOTO ASIA 開催概要】
名称:T3 PHOTO ASIA
日程:2024年10月19日(土)11:00 – 19:00/10月20日(日) 11:00 – 19:00/10月21日(月)
11:00 – 17:00 ※10月18日(金)は、プレス / VIP向けのプレビューを実施します。
会場:東京ミッドタウン八重洲 4F、5F(東京都中央区八重洲2-2-1)
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主菅:株式会社シー・エム・エス
リードパートナー:
協賛:
助成:
文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
フェアディレクター:金廷恩
フェアコミッティ:高橋朗(PGI)/柿島貴志(POETIC SCAPE)/河西香奈(KANA KAWANISHI GALLERY / PHOTOGRAPHY)/アイヴァン・ヴァルタニアン(Goliga)
アドバイザリーボードメンバー:小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)/石井孝之(タカ・イシイギャラリーフォトグラフィー/フィルム)/千葉由美子(Yumiko Chiba Associates)/綾智佳(The Third Gallery Aya)/ジョシュア・チュアン(Gagosian)/マーティン・ヴァン・ピーターソン(Ibasho Gallery)/クリストフ・ギイ(Christophe Guye Gallery)/天野太郎(東京オペラシティ アートギャラリー)
ファウンダー:速水惟広
事務局:ユニバーサルアドネットワーク株式会社
■「T3 (ティースリー)」とは
今年で6回目を迎える「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、「フェスティバル」「フェア」「育成事業」からなるアジアの写真文化を発展させるプラットフォーム「T3(ティースリー)」として企画を拡大。東京という都市を舞台に開催する写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」では3名のキュレーターが1974年にMoMAで開催された「New Japanese Photography」展から50年をテーマにした企画展を開催します。また、アートフォトを実際に見て購入することができるアートフェア「T3 PHOTO ASIA」を初めて開催。「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」で都市を発見する楽しみと、多様な価値観と出会える場を創出するとともに、「T3 PHOTO ASIA」では、アートフォトを購入できる場を提供することでアートとしての“写真”の価値の認知拡大を図り、アジアを拠点にその写真文化、アートフォトマーケットのハブを目指してまいります。
期間中は世界の写真動向と日本写真にまつわる文化の共有を実現すべく、サンフランシスコMoMA やボストン美術館のキュレーターをはじめ、国際的なアートワールドで活躍する方々を国内外から招聘し、様々なトークイベントが開催されます。
■写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」について
作品を探索しながら東京の新たな一面を発見する楽しみ、東京という街を舞台に生み出される新たな表現との出会い、そして都市による文化観光を生み出す写真祭。
6回目を迎える今年は「New Japanese Photography: 50 years on」をテーマに、3組のキュレーターによる企画展を、東京・八重洲、日本橋、 京橋エリアで、2024 年 10 月 5 日(土)から 27 日(日)に開催します。 期間中は世界の写真動向と日本写真にまつわる文化の共有を実現すべく、サンフランシスコ やニューヨーク MoMA のキュレーターをはじめ、国際的なアートワールドで活躍する方々 を海外から招聘して、様々なトークイベントも開催する予定。
<T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 開催概要>
期間:2024年10月5日(土)〜27日(日)
開催エリア:東京・八重洲、日本橋、京橋エリアの屋内、屋外会場
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
助成:
文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
特別協賛:東京建物株式会社、東京スクエアガーデン、東京ミッドタウン八重洲、戸田建設株式会社
協賛:株式会社シグマ、中央日本土地建物株式会社、株式会社大丸松坂屋百貨店 大丸東京店
協力:国立映画アーカイブ、東京地下鉄株式会社
後援:東京都中央区