コロナ禍を経て、価値観に様々な変化が起こる中、歌舞伎界で活躍する若手リーダーの一人である成駒屋中村橋之助さんが、近代日本を作った伊藤博文や夏目漱石などの文豪が愛した湯河原温泉を舞台に、一夜限りの新作歌舞伎の自主公演に挑戦することとなりました。
当該公演は、「観光立国」日本が、2019年の訪日外国人数を上回るとの予想のもと、観光庁の令和5年度補正予算による特別な体験事業のひとつとして採択されております。
この体験事業では特に、高付加価値インバウンド(訪日外国人)が、東京や京都などの主要都市以外を訪問し滞在することにより、地方がその経済効果を理解し、門戸を開くようになることを目指しております。
本公演は、2024年9月19日に、昼・夜の2回のみ実施する特別な公演です。特に夜の公演では、公演終了後に、次世代を担う伝統芸能継承者と高付加価値インバウンドのお客様が直接交流する場を設けるラグジュアリーなツアーとなります。
湯河原芸者衆の稽古場である「湯河原見番」を劇場に見立て、湯河原町の歴史と伝統を高付加価値インバウンドに対してお伝えすることによって、改めて、町の魅力の掘り起こしを図ってまいります。
【ツアー概要】
主催: 一般社団法人湯河原温泉観光協会
開催時期: 2024年9月19日・20日
場所: 公演 湯河原見番 / 宿泊 湯河原温泉 ふきや
(※HPは訪日外国人向けに用意されているため、英語版のみとなります)
【主な出演者の略歴】
中村橋之助
平成7年(1995年)12月26日生まれ
本名 中村国生
屋号 成駒屋
八代目中村芝翫の長男。祖父は七代目中村芝翫。平成12年(2000年)九月歌舞伎座『京鹿子娘道成寺』所化、『菊晴勢若駒』春駒の童で初代中村国生を名乗り初舞台。近年は、平成27年(2015年)三月国立劇場『梅雨小袖昔八丈』下剃勝奴、四・五月平成中村座『極付幡随長兵衛』極楽十三、『勧進帳』亀井六郎、八月歌舞伎座『逆櫓』日吉丸又六などを演じる。
藤間直三
平成4年(1992年)1月16日生まれ
本名 木村直弥
日本舞踊家。故藤間秀三、藤間秀之助に師事。平成26年(2014年)、東京藝術大学音楽学部邦楽科日本舞踊専攻卒業。東京新聞全国舞踊コンクール邦舞第一部一位、文部科学大臣賞受賞。公益社団法人日本舞踊協会主催の新春舞踊大会で大会賞、会長賞など受賞。令和5年(2024年)、第7回日本舞踊新鋭賞受賞。その他、多数舞台・TV出演、振付・演出にもたずさわる。藤間流「黎明の会」同人、「藝○座」所属、「蒼天」同人。
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