明日香出版社(東京都文京区)は、9月20日(金)に、
新刊『決定版 金利が上がるとどうなるか』『決定版 為替が動くとどうなるか』(角川総一 著)を発売します。
「今の経済」が仕組みからわかる、見通せる2冊
「金利のない世界」に慣れてしまった私たちは、「金利のある世界」をうまく想像できません。
しかし、物価上昇と同時に、否応なく身の回りの金利が上がっています。
預金やあの金融商品はどうなっていく?
政府や日銀の施策はどう変化する?
マクロの動きから身の回りの金利利回りまで、わかりやすく解説します。
また、一時160円を超えて驚愕されたドル円レート。
以前は海外旅行に行くときぐらいしか気にならなかった「円」の強さでしたが、
もはや金持ちインバウンドやら輸入品の価格やら、生活に直結する話題になりました。
円は、ドルは、通貨は、日本経済はどうなるのか、
私たちのお金は世界とどうつながっているのか。
気になる経済とお金の話をわかりやすく解説します。
イラストやグラフを多用して、視覚的にもわかりやすく解説しました。
目次(章立て、抜粋)
<金利が上がるとどうなるか>
序章「金利がある世界」がやってきた!
「金利ある世界」へ日本もいよいよ突入した!
世界的なインフレは実は日本より2年も前に始まっていた
米国の連続利上げがもたらしたこれだけの影響
金利が上がれば私たちの暮らしはどうなるか …等
1章はじめての人のための金利の話
お金の貸し借りとは、現在のお金と将来のお金のバーター(交換)である
金利の変動は世の中のお金の動きを変える
政策金利とは「誘導目標水準金利」のことだった
金利は雁行あるいは魚群である
高金利と低金利、お金の価値が目減りするのはどっち? …等
2章金利は世界をこう動かす
「金利が上がればどうなるか」各当事者で考えると
金利上昇による家計、企業への影響は様々
景気が良くなれば日本の財政問題は片付くのか?
良い金利上昇と悪い金利上昇
なぜ日本の金利は上がらなかったのか …等
3章私たちをとりまく金利と景気・政策・為替
金利を動かす3大原因とは?
金利を取り巻くメカニズムに大異変が起こっている
懸念され始めたゼロ金利長期化に伴う副作用
長期金利の動きを読む
日本も影響を受ける海外金利の動きを読む …等
4章金利と利回りの基礎
インカムゲインとキャピタルゲインを区別する
単利運用と複利運用
名目金利と実質金利
金利上昇期に債券ファンドを買うってあり?
金利は決まるものか、決めるものか? …等
5章金利の代表・債券の利回りを知る
国債、社債…債券の仕組みをざっくり知る
預金は“預ける”、債券は“買う”
債券から得られる2つの利益
新発債と既発債
金利が上がると債券の価格が下がるのはなぜ? …等
6章これからの金利との付き合い方を考える
金利は長期が先行、短期が遅れるのはなぜか(期待利子率説入門)
イールドカーブ(利回り曲線)で金利を予想する
長短金利逆転は景気悪化の前兆
外貨建て商品の実質利回り計算
株式や不動産の利回り計算 …等
巻末資料 主要な財務係数一覧
<為替が動くとどうなるか>
序章 為替が身近になってきた
38年ぶりの円安水準に物価高。急激な変化をとらえ直す
外貨所有は「リスク」か「リスクヘッジ」か
いまやあなたのお金が為替相場を動かしている …等
1章 為替の基本のキホン
米ドルが基軸通貨である理由
金融機関はこんな市場で通貨取引を行っている
為替市場は世界をどうめぐる?
為替レートの基本は5つ
為替相場を動かす要因その1 貿易取引・その2 資本の取引 …等
2章 為替を実感する
円高・円安がわかりにくい最大の理由
「円高」はあなたにとって悪いこと?
為替相場の損益の考え方のキホン
円高で青ざめる日本人の感覚は国際標準にあらず
「円高」「円安」は経済のスタビライザー …等
3章 為替が動くメカニズムを徹底理解する
景気のよしあしと貿易収支が為替相場を動かす
内外金利差が為替相場を動かす
インフレ率の差が為替を動かす
株価が為替相場を動かす
為替相場をめぐる常識が崩れてきた
日本は長らく世界一の低成長国なのになぜ円高だったのか …等
4章 円ドル相場だけで為替を語るな
米ドルとその他の通貨はバラバラで動く
対スイスフランを尺度に各通貨の強弱感を見る方法も
実効為替レートで円相場の動きを見よう
さてでは実質実効為替レートとは …等
5章 為替データを読みこなす
銀行間での為替相場を読む
対顧客直物相場を読む
対顧客先物相場を読む
クロスレート表を読む
実効為替レートを読む …等
6章 これからどうなる為替と経済
世界が不安になると円が買われる理由
金利差だけではなく、購買力平価も考慮せよ
企業が為替相場の変動から受ける影響を示す為替感応度
韓国ウォンが対円で下げれば日本株は安いのはなぜか?
海外債券ファンドの運用成績がこれまで安定していた理由
市場介入 …等
・著者紹介 (角川総一 かどかわ・そういち)
1949年大阪生まれ。北野高校から京都大学文学部に進む。1973年、中退。
1975年8月から1985年まで債券専門新聞(公社債新聞、日本債券新聞=いずれも現在はなし)の記者として債券市場の自由化の歴史をつぶさに取材。主に分析、解説記事を発表。わが国における債券流通市場の草創期に立ち会えたことはとても幸運だったと思う。
専門新聞社を退職・独立後はビジネス雑誌、金融業界誌、マネー誌等で多くの金融・経済、マネー記事を投稿、連載。同時に、経済、金融、投資(債券、株式、為替、金利・利回り計算)の啓蒙書のほか通信教育用テキストを多数執筆。2000年ごろからは啓蒙的な記事に加え、金融評論なども新聞、雑誌、経済誌のWebサイトなどに発表し始める。
1990年ごろ、マッキントッシュ(Mac)に出会ったことをきっかけに、投資信託(個別ファンド)のデータベースを本格的に作成。(株)金融データシステムを設立、わが国初の投資信託データブックを刊行。さらに個別ファンドのパフォーマンスについてのチャート集を作成・発行するなど投信の評価活動を日本で初めてスタート。大手証券4社並びに投信会社、メガバンク、金融情報ベンダー、大学の研究室にもデータを継続的に提供した。が、外資系並びに新聞社系の大手が投信評価の分野に本格進出してきたことで2008年ごろ、投信のデータ分析業務からは撤退。
一方、独立してからは金融機関、経済諸団体、金融教育機関、各種FPセンター等で多くの研修・講演に携わる。主なテーマは経済・金融メカニズム、マーケット感覚養成のための基礎スキル。経済・金融リテラシー向上のために独自で開発した「4K1Bの図」を使った連想ゲームならびに実際の日経新聞を用いたデータウオッチングの学習プログラム、さらには各種データを駆使した経済、投資分析技法は好評を博している。常に念頭に置いているのは「仮説を立てる」「実証データで検証する」「経済現象を連想的に見る」「データを定点観測する」「メディア情報のバイアスを見抜くために最低限の経済・金融データ検索能力を持つ」こと。
主な著書に、「経済の動きが100%わかるようになる! 金利のしくみ見るだけノート」(宝島社)、「金融データに強くなる投資スキルアップ講座」(日本経済新聞社)、「日本経済新聞の歩き方」(ビジネス教育出版社)等がある。
過去の主な講演・研修などの経歴
金融広報中央委員会年次総会ゲストスピーカー(日本銀行)/野村證券FP研修講師/東京商工会議所/常陽銀行/十八銀行/八十二銀行/北国銀行/岩手銀行/千葉銀行/阿波銀行/横浜銀行/宮崎銀行/静岡銀行/スルガ銀行/福岡銀行/百五銀行/伊予銀行/りそな銀行/四国銀行/西日本シティ銀行/紀陽銀行/福岡信連/静岡信連/全国信用金庫協会/北海道信用金庫協会/文京女子大学/ダイヤモンドZAI発刊記念講演会シンポジウムパネラー/金融財政事情研究会35周年記念シンポジウムパネラー/経済企画庁・全国消費者問題国民会議シンポジウムパネラー/名古屋市立大学主催・年金を考えるシンポジウムパネラー/明治大学公開講座等
書籍情報
・書名:決定版 金利が上がるとどうなるか
・著者:角川 総一
・ISBN:ISBN978-4-7569-2363-9
・ページ数:284
・本体価格:1750円
・判型:A5並製
・Amazonリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4756923631/
・書名:決定版 為替が動くとどうなるか
・著者:角川 総一
・ISBN:ISBN978-4-7569-2364-6
・ページ数:228
・本体価格:1750円
・判型:A5並製
・Amazonリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/475692364X/
会社情報
有限会社明日香出版社
〒112-0005
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