宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業である将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎)は、文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3)宇宙分野(事業テーマ:民間ロケットの開発・実証)のステージゲート審査に通過し、フェーズ2に採択されましたので、お知らせします。(採択金額50億円)
提案内容
事業計画名
小型衛星打上げのための再使用型宇宙輸送システムの開発・実証
提案内容
「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」というビジョンを実現するため、国際競争力のある宇宙輸送事業を確立させるための手段として、事業パートナーとの連携体制を構築し、人工衛星の打上げを行うことができる再使用型の宇宙輸送システムを開発する。
具体的には、本事業を通じて、100kg級の人工衛星打上げ用ロケットを開発する(TRL7完了)。再使用型とし、アップグレード可能なシステムとする。再使用運用に向けた整備性向上や保険の検討など事業化に必要な検討事項についても連携企業と共同検討する。
補助事業を通じてデモンストレーション飛行を行い、補助事業後、商業化に必要な課題克服に取り組み、社会実装を加速させる。
採択された補助事業の概要
名称
文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3)
補助事業の目的
革新的な研究開発を行うスタートアップによる研究開発を促進し、その成果を国主導の下で円滑に社会実装し、我が国のイノベーション創出を促進するための制度(SBIR 制度)において、スタートアップ等が社会実装に繋げるための大規模技術実証事業(フェーズ3事業)を実施する場合に、その経費の全部又は一部を補助することで、我が国におけるスタートアップ等の有する先端技術の社会実装の促進を図る。
事業テーマ「民間ロケットの開発・実証」の背景・目的
安全保障や経済社会における宇宙システムの役割が拡大する中、我が国だけでも今後 10 年間で 100 機以上の衛星打ち上げ需要が見込まれており、宇宙輸送市場が拡大している。また、昨今の国際情勢の不確実性に伴い、国内での打ち上げ需要は一層高まっている。こうした打ち上げ需要に応えるとともに、我が国として、将来も含めた自立的な宇宙アクセス手段を失わないようにするには、我が国の企業が、国際競争力のある民間ロケットを開発・事業化することが不可欠である。一方、現時点で我が国は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発する基幹ロケットを除き、民間企業における宇宙輸送事業の展開には至っていない。近年、宇宙輸送に挑戦するスタートアップ企業が複数生まれてきている中、優れたスタートアップ企業の事業化・成功を後押しするための資金や政府調達、JAXA の技術的支援、関係府省の制度的支援等が今まさに必要な状況である。
このため、令和 9 年度(2027 年度)をターゲットに、国際競争力を持ったロケットの開発・飛行実証を行うスタートアップ企業を支援する。
想定アウトプット
令和 7 年度(2025 年度)中までに、宇宙機の一部を構成するサブシステム開発試験(システム開発、構造・機構系開発、推進系開発、アビオニクス開発等を想定)(TRL5)を完了
令和 9 年度(2027 年度)中までに、サブシステムの実機サイズの製作・試験(TRL6)、実機製造及び飛行実証(TRL7)を完了。
採択予定件数及び補助金交付額
◾️参考リンク
文部科学省 SBIRフェーズ3基金(Small Business Innovation Research)
https://www.mext.go.jp/mext_02308.html
文部科学省 報道資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01431.html
基金設置法人(一般社団法人低炭素投資促進機構)
https://www.teitanso.or.jp/sbir-monka-hojo/
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