東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:西川 弘典、以下、「東急不動産HD」)と雨の日を快適にハッピーにする傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋谷区、代表取締役:丸川照司、以下アイカサ)は、8月28日から、渋谷駅半径600m以内の全レンタルスポット(傘立て)で、東急不動産HDが製作したオリジナルの晴雨兼用傘(一級遮光)の本格提供を開始することをお知らせします。
本取り組みは、共同プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」の一環として行われ、8月末現在でも記録的な猛暑が多い今夏の「熱中症対策」として、日傘利用を推進します。また、東急不動産が運営する「ハラカド」などを筆頭にレンタルスポットの設置が完了し、9月中にはアイカサ初となる街全体でコンビニを超える100か所のレンタルスポットを設置完了する予定です。
■実施背景
①今年6月に「傘のいらない街 渋谷」を始動。渋谷区の環境保全と雨の日経済圏の活性化へ。
東急不動産HDとアイカサは、渋⾕区、一般財団法人 渋⾕区観光協会の後援のもと、6月19日から、渋⾕駅半径 600m にコンビニの店舗数を越える 100 箇所以上の傘立て設置を行う「傘のいらない街 渋⾕」を始動しました。
街全体を巻き込みながら、コンビニを超えるインフラとなることで、「使い捨て傘ゼロ」を目指すことはもちろん、環境保全に寄与しながら雨の日の経済圏を活性化し、渋谷エリアの資産価値向上を目指しています。
参考)アイカサ、東急不動産、HD新規プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」を始動
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000036740.html
②全国各地で40℃近い猛暑。熱中症対策として日傘が有効も、男性の日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍(44.6%)に。
今年(2024年)の夏は、梅雨明けに「10年に一度レベル」の高温が続き、全国各地で40℃近い猛暑日が相次いでいます。また、梅雨の期間が短く、「熱中症による救急搬送人員」が過去最多の95,137人(※1)となった平成30年(2018年)と気象状況が似ていることから、熱中症対策が重要視されています。
熱中症対策には様々な対策がありますが、環境省が過去に行った調査(※2)によると、日傘を利用することで「暑さ指数(WBGT)」が1~3℃程度減少し、熱中症警戒レベルが1段階下がるなどの効果が認められています。
また、弊社が先月7月に実施した【夏の日傘需要】に関する調査(※3)では、男性の2人に1人が、熱中症対策で「日傘を利用したい」と回答した一方で、「持ち運びの不便さ」「普段の使用機会の少なさ」「価格の高さ」などの理由から、日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍(44.6%)であることが明らかとなりました。
※2 日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~(環境省)
※3【メンズ日傘】男性の2人に1人が、熱中症対策で「日傘を利用したい」と回答。一方、日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍に。
■取り組み概要
①東急不動産HDオリジナル晴雨兼用傘(一級遮光)を、渋谷区の全スポットで展開。
アイカサと東急不動産HDは、オリジナルの傘を2つ制作しました。そのうちの一つである“WE ARE GREEN” の緑がアクセントの晴雨兼用傘は、一級遮光として90%以上を超える遮光率や紫外線遮蔽率であることに加え、男性の日傘需要に対応すべく、女性はもちろん男性にも利用しやすいデザインとなっています。
■東急不動産HDオリジナル晴雨兼用傘の性能
・遮光:98%
・紫外線遮蔽率:98%
■制作本数
・900本
②渋谷駅半径600m以内で、コンビニの店舗数を超える「100か所」のレンタルスポットを9月中に設置予定。
6月19日から「傘のいらない街 渋谷」を開始し、9月中には、渋谷駅半径600m以内でコンビニの店舗数を超える100か所のアイカサスポット(傘立て)を設置完了する予定です。
また、東急不動産が運営する「ハラカド」などの商業施設には、全22か所にアイカサスポットを設置完了いたしました。
※「Shibuya Sakura Stage」と「キュープラザ原宿」のみ、9月以降に設置予定です。
※その他、設置場所の詳細はアイカサロケーションマップをご覧ください。
< アイカサ アプリダウンロード >
■ご利用案内
①利用方法
②利用料金
■関係者コメント
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東急不動産ホールディングス㈱ グループサステナビリティ推進部 部長 松本 恵
東急グループでは、渋谷駅を中心とした2.5キロ圏内を「広域渋谷圏」と名付けて重点的に事業を推進しています。東急不動産が関与する施設など渋谷全体にアイカサスポットを展開し、傘のシェアリングを進めることで、ビニール傘のポイ捨てを防ぎ、街の景観や環境負荷の低減に効果があると考えています。
今回、2種類のオリジナルデザインの傘をつくりました。当社のスローガンである“WE ARE GREEN” の緑がアクセントの晴雨兼用傘と、鳥や蝶が飛び交う渋谷のエコロジカルネットワークをイメージした透明傘です。雨の日や猛暑の日にも、快適に渋谷の街を楽しんで頂けることを願っています。
■「2030年 使い捨て傘ゼロ プロジェクト」
2022年度に発足した「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」は、大手企業などと連携し、SDGsの達成期限である2030年までに、日本で年間約8000万本消費される使い捨て傘の廃棄をゼロにすることを目指したプロジェクトです。
2024年8月現在では13社の大手企業が参画しており、各参画企業ごとにオリジナルデザインの傘の制作をはじめ、従業員に対してアイカサの利用を無償で提供するなど、アイカサと共同で使い捨て傘ゼロを目指す取り組みを行っています。
また、オフィスビルを対象とした「2030使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」に加え、街全体で使い捨て傘の削減を目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for city」を実施しています。
都内を中心に多くの自治体と連携し、街全体の「使い捨て傘ゼロ」実現を目指す方針ですので、ご興味のある自治体様や会社様は、下記よりお問い合わせください。
■傘のシェアリングサービス『アイカサ』について
『アイカサ』は、“⾬の⽇を快適にハッピーに“と”使い捨て傘をゼロに“をミッションに2018年12⽉にサービスを開始した⽇本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な⾬にもビニール傘をその都度購⼊せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルな『アイカサ』を借り、⾬が⽌めば最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら※2⼿ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。現在は、アプリ登録者数55万⼈を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開し、スポット数1,600箇所以上に設置しています。
傘がないことによって移動ができないことや、濡れて不快になることを無くし、⼀⼈⼀⼈が過ごしたい今を過ごせるよう「⾬の⽇のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし⼈にも地球にも愛ある社会づくりを構築します。
参照:環境省3R 原単位の算出方法より https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf)
『アイカサ』アプリの登録はこちらから:https://www.i-kasa.com/