有限会社エニシング(本社:東京都小金井市 代表取締役:西村和弘)は【POPUP SHOP in Paris】を2024年9月10日~15日(11AM~7PM)まで、フランス パリの中心地のマレ地区にて開催します。
エニシングのアイテムは100年前のシャトル織機で織られています。大量生産は叶わない生産方法ですが、このシャトル織機でしか織り上げることのできない丈夫かつ柔らかな製品を作り続けています。
今回はこの100年以上前のシャトル織機でエニシングの職人が織りあげる定番品の前掛けと、シャトル織機の特性を生かしつつ、新たな試みで開発をした生地「縁布-ENIF-」で生産したジャケットを販売します。縁布は経糸(よこいと)に前掛けと同じ糸を使用し、緯糸(よこいと)は注文者の希望の糸を織り合わせることで誕生する、世界に一つだけのオーダーメイド生地ができるプロジェクトです。
工芸品への厳しい目をお持ちのフランスの方に、実際に生地に触れ、前掛けを締め、またはジャケットをお試しいただく機会です。
開催の背景
エニシングは人と人が出会う=ご縁(えにし)が続いていく(ing)ことで役に立つ仕事をしたい、との想いから、社名をエニシング(縁+ing)と名付け2000年に創業しました。2004年に愛知県豊橋市伝統工芸の帆前掛け職人の方に出会い、エニシングの方向性は固まりました。日本のものづくり産地共通の問題として「製造の海外流出」「後継者不足・高齢化」などが挙げられますが前掛けも同じ状況でした。200年以上続く日本の伝統工芸の本質的な魅力を未来につなげたいと願い、若い職人を雇用し技術の継承を可能にし、2019年には自社工場を立ち上げ工場見学などを介してものづくりの発信を続けております。この企画を介して製品に対する評価の確認、また伝統工芸から発展した新しい生地の取り組みの可能性を試します。
イベントの詳細
開催場所 |
101 Rue de Turenne, 75003 Paris |
開催日時 |
9月10日(水)~9月15日(日)11時~19時 |
同時販売
フランス人ジャーナリスト ソフィー・ガレ・ソース(Sophie Gallé-Soas)著「Japanese apron taking over the world」が9月5日にフランスにて発売されます。
こちらの本に著者とエニシング社長 西村のサイン本をPOP UP Shopにてお買い求めいただけます。
この書籍はフランス語/英語の表記となります。