花王株式会社ホリスティックヘルスケアグループは、本来であれば寝なくてはいけないと思いつつも、もう少しだけ今日を楽しみたくて夜更かしをしてしまう「リベンジ夜更かし」の実態を調査。20~50代の男女5,000人を対象に「夜更かしに関する調査」を行いました。
調査結果では、4人に1人が「リベンジ夜更かし」派という結果に。「リベンジ夜更かし」でしている ことは、「動画視聴」や「インターネットで調べもの」の回答が多く、普段の睡眠時間は5~6時間の 回答が多かったことから、睡眠時間を短くしてでも楽しむ時間を作っているという傾向が見られました。また、「リベンジ夜更かし」をすることに半数は満足はしているものの、「リベンジ夜更かし」をした日は寝つきが悪いと感じているという回答も多く、「リベンジ夜更かし」派の寝つきには課題があるという結果となりました。
【調査結果サマリー】
<トピック①>
4人に1人が「リベンジ夜更かし」派。「明日に備えて早く寝る派」と比べ、寝つきに課題も。
<トピック②>
「リベンジ夜更かし」派がついつい夜更かしをしてしまう理由で最も多かったのが「なんとなく」。リベンジ夜更かしでしていること第一位は「動画視聴」で64.3%。第二位は「インターネットで調べもの」。
<トピック③>
「リベンジ夜更かし」派は、楽しみの時間を作れた「リベンジ夜更かし」に満足している一方で、半数以上が「リベンジ夜更かしをした日は寝つきが悪い」と寝つきには課題感を感じている。
【調査対象】
・対象:20~50代の男女5,000人、全国
・手法:インターネットリサーチ
・実施期間:2024年7月
<トピック①>
4人に1人が「リベンジ夜更かし」派。「明日に備えて早く寝る派」と比べ、寝つきに課題も。
睡眠スタイルについて問う設問では、「リベンジ夜更かし」派が全体の25.5%という結果となりました。「リベンジ夜更かし」派の眠りにつく時間の傾向を見てみると、24時~1時に寝る回答者が多く見られました。睡眠時間は、最も多かったのが6時間、次いで5時間と「明日に備えて早く寝る」派と比べて短い傾向にあることが分かりました。
また、「リベンジ夜更かし」をしている方の傾向として、「日ごろ、寝つき(寝ようとしてから実際に眠りにつくまでの体感)についてどのように感じていますか?」という問いに対して、約半数が「寝つきが悪い」と感じている傾向がありました。
Q. あなたの睡眠スタイルについてお伺いします。あなたは「明日に備えて早く寝る」派と「リベンジ
夜更かし」派のどちらだと思いますか?当てはまる方を選んでください。
※「リベンジ夜更かし」とは、本来であれば寝なくてはいけないと思いつつ、もう少しだけ今日をもっと楽しみたくて夜更かししてしまう行為を指しています
Q. あなたの普段、眠りにつく時間についてお伺いします。およそ何時ごろに寝ることが多いですか。
あてはまるものを1つ選んでください。
※ベッドに入る時間ではなく、眠りに入る時間でお答えください
Q. あなたの普段の睡眠時間についてお伺いします。1日何時間くらい睡眠をとっていますか。
あてはまるものを1つ選んでください。
Q. あなたの普段の眠りについてお伺いします。 日ごろ、寝つき(寝ようとしてから実際に眠りにつく
までの体感)についてどのように感じていますか?あてはまるものを1つ選んでください。
<トピック②>
「リベンジ夜更かし」派がついつい夜更かしをしてしまう理由で最も多かったのが「なんとなく」。リベンジ夜更かしでしていること第一位は「動画視聴」で64.3%。第二位は「インターネットで調べもの」。
「リベンジ夜更かし」の行動実態を問う設問では、「リベンジ夜更かし」でしていることの第一位が 「動画視聴」で64.3%。第二位は「インターネットで調べもの」、第三位が「SNS」という結果に。「リベンジ夜更かし」をする理由としては、「なんとなくだらだらと夜更かしをしてしまう」が最も多く、次いで「気になるコンテンツが多く、楽しみたいから」でした。これらの回答をした人の普段の睡眠時間は5~6時という回答が多く、睡眠時間を短くしてでも楽しむ時間を作っているという傾向が見られました。また、「リベンジ夜更かし」をする曜日は、金曜日が一位、土曜日が二位という結果になっており、「リベンジ夜更かし」は休日前・休日に行われているということが分かりました。
Q.あなたが普段、リベンジ夜更かしでしていることは何ですか?(トップ5)
Q. あなたがリベンジ夜更かしをする理由として当てはまるものをいくつでも選んでください。
Q.あなたがリベンジ夜更かしをすることが多いのは何曜日ですか?次の中からすべて選んでください。
<トピック③>
「リベンジ夜更かし」派は、楽しみの時間を作れた「リベンジ夜更かし」に満足している一方で、半数以上が「リベンジ夜更かしをした日は寝つきが悪い」と寝つきには課題感を感じている。
「リベンジ夜更かし」の傾向を問う設問では、「リベンジ夜更かし」をした日の気持ちについては、 「満足している」と回答した人が全体47.5%で、「後悔している」と回答した人と半々の結果に。一方で「リベンジ夜更かし」した日の寝つきについては「なかなか眠れない」という人が54.1%で半数以上となり、その中でも睡眠ケアをして工夫している人は7.7%いることが分かった。
Q.リベンジ夜更かしをした日の気持ちについてお伺いいたします。当てはまるものを1つ選んでください。
Q. リベンジ夜更かしした日についてお伺いいたします。リベンジ夜更かししなかった日と比べて寝つきについてどのように感じますか?当てはまるものを1つ選んでください。
■寝つきを良くするアクションについて
寝つきを良くするために行っている睡眠ケアについて問う設問では、「部屋を暗くしたりアイマスクで視界を暗くする」という回答が16.2%で第一位に。
Q.あなたが寝つきを良くするために行っているケアはありますか?
あてはまるものをいくつでもお答えください。(トップ3)
いい寝つきのコツは“寝る前の目周り温めタイム”!
就寝時に目周りを適度に温めると「寝つきがよくなる」など、睡眠の質が改善する!?
花王ヒューマンヘルスケア研究所「眼の周りを温めることによる入眠への影響」より
花王ヒューマンヘルスケア研究所は、2017年の睡眠悩みのある方を対象とした研究で、就寝時に目周りを適度に温めると「寝つきがよくなる」など、睡眠の質が改善するという結果を報告しています。睡眠と密接な関係がある体温に着目し、眠りに入りやすくなるメカニズムを明らかにする研究を行ないました。その結果、目周りを適度な温度で温めると手や足の皮膚温が上がり、体の熱が外に逃げる「放熱」が促進されることを確認しました。この生理的変化は人が眠りに入るときの体の状況と類似しており、入眠にポジティブな影響を及ぼす可能性が考えられます。
※本研究内容は、日本睡眠学会第44回定期学術集会シンポジウム20(2019年6月27~28日、名古屋)で発表いたしました。また研究結果の一部は、英国Nature Publishing Groupの電子ジャーナルScientific Reportsに掲載されています 。
参照:花王ヒューマンヘルスケア研究所「眼の周りを温めることによる入眠への影響」
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2019/20190822-001