サガン鳥栖所属の富樫敬真選手、森谷賢太郎選手、朴一圭選手と協力し、サッカー観戦の機会が難しい子どもたちとそのご家族を対象に、Jリーグの試合へ招待します。
3選手は、これまでlove.fútbol Japanが設立した「1% FOOTBALL CLUB」に参画し、毎年、年俸の1%を寄付して日本国内で経済的な貧困や社会格差を理由にサッカーをしたくても諦めている子どもたちを支援してきました。
今回、その活動の一環として、佐賀県および九州地域の子どもを対象に声をかけ、「サガン鳥栖vsアビスパ福岡」(会場:駅前不動産スタジアム)に招待することになりました。
今回は5世帯の家族が参加する予定です。
昨年開催したサッカー交流に参加した子どもたちも参加予定で、「サガン鳥栖の選手たちとまた会えることが一番楽しみです!」とのメッセージも寄せられています。
今から当日の開催が楽しみです。
<活動について>
love.fútbol Japanは、2021年より日本で、経済的な貧困や社会格差を理由に、サッカーをしたくても諦めている、続けることが困難な子どもたちを対象とする活動「子どもサッカー新学期応援事業」を富樫敬真選手、森谷賢太郎選手、朴一圭選手(サガン鳥栖)、山本摩也選手(INAC神戸)、宮澤ひなた選手(マンチェスターユナイテッドWFC)などサッカー選手21名とともに取り組んでいます。サッカーの費用に使える奨励金5万円の給付、用具寄贈、孤独に対する心の繋がりを育てるサッカー選手との交流を提供し、これまで4年間で1800万円以上の奨励金を給付し、42都道府県子どもたち約1,600人に応援を届けてきました。
▷2023年度 日本での活動実績はこちら
https://www.lovefutbol-japan.org/posts/45669146
<経済的な貧困等によるサッカーの機会格差の現状について>
弊会に支援を求める子ども人数は、コロナ禍や物価高も影響し、この3年間で4倍に増加し、今年初めて400人を超えました。現状、子どもたちを取り巻く課題は、経済面、相談環境、社会の理解の課題などが挙げられます。受益世帯のうち60%が世帯年収が200万円以下、38%が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されています。一方で必要とされる支援においては、約70%の世帯がシューズ、約60%の世帯がウェアの支援を希望しているなど、用具寄贈のニーズの高さもまた確認されています。
一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にあります。そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性があります。
支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていません。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と対応が今まさに必要とされています。
<団体概要>
love.fútbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組む認定NPO法人です。地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営をおこなっています。
団体名:認定NPO法人love.futbol Japan
設立:2018年1月12日
代表理事:加藤遼也
公式HP :https://www.lovefutbol-japan.org/
1% FOOTBALL CLUB :https://onepercentfc.com/
【問い合わせ先】
love.futbol Japan 広報部
MAIL: team@lovefutbol-japan.org