日本とインドネシア・バリ島を拠点に、アジア太平洋のチェンジメーカー支援事業・企業や学校への研修事業を運営する一般社団法人 Earth Company(東京都港区 代表理事:濱川明日香 以下Earth Company)は、2024年9月4日(水)から、360トンの廃棄石けんをリサイクルし、80万人の難民に支援を届けるためのクラウドファンディングを実施いたします。
■支援募集の特設サイト:https://earthcompany-waste-to-soap.raiselysite.com/
【実施背景】
世界では毎日、2,195人の子どもたちが下痢症で命を落としています。その数、学校の54クラス分の人数です。さらに現在、世界には1億2000万人の難民が劣悪な衛生環境で生活している一方で、毎年2億5000万個の石けんが工場から直接埋立地に廃棄されているのです。
この問題は「需要と供給を一致させる」というシンプルな解決策で、命を救うことができます。
Earth Companyが支援する社会起業家の一人、Eco-Soap Bank代表サミール ・ラカーニは、工場から未使用のまま廃棄される石けんをリサイクルし、子どもや難民の人々に届け、大きな死亡原因の一つである下痢などを未然に防ぎ、命を救うというミッションを掲げています。
9月25日(水)までに機械を購入するための費用として、970万円(64,000米ドル)を集めることができれば、工場から集まった360トンの廃棄石けんをすべてリサイクルし、アジアとアフリカにおける80万人の難民にリサイクル石けんを届けることができます。
【なぜ今支援が必要なのか】
Eco-Soap Bankは、国連機関であるUNHCRとIOMから、80万人のアジア・アフリカの難民に石けんを届けるための要請を受けました。その供給に応えるために、360トン分の廃棄石けんを仕入れる目処がたっています。しかし、プロジェクトを実現するためには現在の工場での生産量を倍増する必要があります。そこで、大型の石けん製造機を導入するためのクラウドファンディングを実施いたします。
【本プロジェクトで実現できること】
・360万個の石けんをバングラデシュとタンザニアの難民キャンプに届けることができます
・80万人の難民の衛生環境を改善できます
・360トンの廃棄石けんが埋立地に捨てられるのを防ぎます
・Eco-Soap Bankは最大年間1,200万個のリサイクル石けんを生産できるようになります
【Eco-Soap Bankが選ばれる理由 】
市場で一番安価な価格
・リサイクル石けんの原料となる廃棄石けんは、工場から無料で回収しています。そのため、市場価格の約50%の値段で国際機関に供給し、提携先期間は2倍の量の石けんを難民に提供することが可能です。
密度が高く長持ち
・衛生環境が整っていない場所でも使えるように、リサイクル石けんは密度が高く、少量の水で泡立ちます。長持ちし、洗剤やボディーソープなど幅広い用途に使用できます。
衛生改善に効果的
・過去に石けんを提供したロヒンギャ難民キャンプでの調査によると、風邪と発熱が26%減少し、さらには深刻な胃腸疾患の件数がゼロになりました。
製造過程でも地域の課題を解決
・カンボジアを含む5カ国において、経済的に困窮する女性を雇用し石けんをリサイクルします。
■ 団体概要
一般社団法人Earth Company
住所 107-0062 東京都港区南青山 2-15-5 FARO1F (東京オフィス)
設立:2014年10月
Earth Companyは日本、インドネシアで活動する2つの独立した法人の総称で、「人と自然が共繁栄する『リジェネラティブ』なあり方をを追求する」ことをミッションに掲げ、以下の事業をそれぞれ展開しています。
一般社団法人Earth Company(東京都港区)
・リジェネラティブな未来を創る類稀な変革力を持つアジア太平洋のチェンジメーカーの支援事業(非営利事業)
・主に日本国内の企業・教育機関を対象に、リジェネラティブな未来を創る人を育成する研修事業(営利事業)
PT Jalan 278(バリ島ウブド)※インドネシア現地法人
・リジェネラティブなあり方を具現化したエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」の運営
・一般社団法人Earth Companyとの事業提携に基づき、支援事業や研修事業の実施