ニューアート・エストウェストオークションズは、10月5日(土)に香港のH QUEEN’Sでオークションを開催します。下見会は9月28日(土)から10月4日(金)まで同会場で行います。
今回のセールでは写真家の巨匠・荒木経惟のクラシック作品、現代アーティスト・黄宇興や袁広鳴の絵画と写真作品、そして中国古代及び近現代の書画の名作、計130点以上のコレクションが揃います。
設立40周年を迎えた今年、ニューアート・エストウェストオークションズはアジア芸術を世界の舞台に引き上げることを目指しています。2008年に香港オフィスを開設し、アジア芸術の発展とアジアアーティストの推進に注力してきました。今回の秋オークションでは、世界中から集められた芸術作品が一堂に集まり、日本、中国大陸、台湾に特に焦点を当て、アジア芸術文化への深い研究と真摯な推進が示されます。今回のオークションは、東方芸術の雅趣と哲学的な内面を探求する新たな視点と体験を香港の芸術界にもたらすことでしょう。
– 現代アートの傑作が勢揃い –
北京のアーティスト・黄宇興は、絶え間ない革新と描画の試みによって人間性の精神的な質をキャンバスに表現しています。彼の作品《RED SHELL》は、東方哲学の瞑想的な静けさと抽象表現主義の活力を融合させ、中国写実主義の工筆技法と現代アートの感性が交錯し、具象と抽象の境界を曖昧にしています。
台湾のアーティスト・袁広鳴は、初期のビデオアートの重要人物であり、その作品《能量景觀—靜止》は、生命と存在の複雑性を探求し、テクノロジーと自然の間の微妙な不均衡を明らかにしています。
また、日本の写真家・荒木経惟の作品も出品されます。代表作《芸妓とスイカ》を含む彼の作は、伝統に挑戦するヌード写真で知られ、ポラロイドフィルムを用いてリアルで親密な瞬間を捉え、人間性の原始的な側面を表現し、伝統的な写真を超える感覚的な体験を提供しています。
– 中国古書画が集結 –
今回のオークションと下見会では、古書画から中国画に至るまで様々な中国芸術の作品が揃います。特に注目される作品は、傅山の《草書絹本詩軸》や、吴昌碩の《灼灼桃花》および《墨竹図》などがあり、これらの卓越した中国アートは中国の長い芸術の伝統と深い美学を表現します。
《草書絹本詩軸》は、伝統的な書法の重厚さと革新的な大胆な試みを示し、明末の文人思想の精神的解放への賞賛を反映しつつ、構造的な調和と変化の絶妙なバランスを形成し、独特な芸術スタイルを創出しています。傅山は明末清初の著名な書家、画家、詩人であり、その独特のスタイルと深い文化的背景で後世に評価されています。
一方、吴昌碩は清末から民国初期の著名なアーティストで、彼の作品《灼灼桃花》は桃の花の静けさを表現し、文人の雅趣と世俗的な美意識を融合させています。《墨竹図》では、書を画に取り入れ竹の堅固さと姿勢を描き、画家の感情と精神を伝えています。
コンテンポラリーアート & 中国書画
香港オークション
【オークション】*オークション参加は事前申込制です。
10月05日(土)
14:00 -(開場 13 : 00)HKT
【下 見 会】*申込不要、⾒学⾃由
9月28日(土)- 10月3日(木)11:00-19:00 HKT
10月4日(金)11:00-16:00 HKT
【オークション参加⽅法】
*参加申し込み、事前⼊札はオークション前⽇(4日18時)までにお済ませください。
*参加登録費無料
:会場参加(当⽇会場にてお客様ご⾃⾝でご参加いただきます)
:電話⼊札(スタッフが当⽇、お客様と電話をつなぎ参加します)
:書⾯⼊札(⼊札⾦額を事前にご提出いただきます)
:オンライン⼊札(当⽇、オンラインシステムにお客様ご⾃⾝がログインし⼊札にご参加いただきます。)
【ニューアート・エストウェストとは】
1984年の創業以来、アジアで最も歴史あるオークションハウスとして年5-6回の公開型オークションを開催。コンテンポラリーアート、モダンアートを主軸として、アール・ヌーヴォーやアール・デコをはじめとする⻄洋装飾美術、⽇本・中国・韓国などの古書画や陶磁器などの東洋美術、またジュエリーや腕時計など多岐にわたる。
⽇本をはじめ、2008年からは⾹港、2013年にはシンガポールと、現地でオークションを開催。また、2021年には⽇本で初めて、海外からの作品を保税状態のまま競売にかける保税オークションを⽻⽥空港で開催。
お問い合わせ先
【HP】https://www.est-ouest.co.jp/
【Email】info@newartest.com
【電話】0120-70-3722 / 03-5791-3131
【住所】141-0022 東京都品川区東五反⽥2-5-15