安田不動産株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 安田 守)は、同社がまちづくりを進めている日本橋浜町において、築58年の木造古民家をリノベーションした新たな路面型店舗として、鮨割烹「浜町えぐち」が2024年9月10日にオープンすることをお知らせいたします。
■浜町えぐちについて
「浜町えぐち」は、日本橋浜町におけるまちづくりの一環として2016年にオープンしたうどん割烹「谷や和」を運営するTFS合同会社(所在地:東京都中央区、代表社員 坪沼 洋介)が手掛ける初の直営店舗となります。同社代表の坪沼氏は、赤坂の料亭「菊乃井」で経験を積み、その後2019年より「谷や和」の店主として日本橋浜町の地で親しまれてきました。
本店舗では、寿司職人としての長年の経験を持ちつつ、坪沼氏とともに「谷や和」で和食の経験を重ねた江口氏が、店主を務め、和食の魅力である季節の食材と繊細な味わい、食材の最適な調理法を生かした鮨割烹コース料理を提供します。カウンター8席のみからなる店内は、一本木のカウンターが目を引くシンプルで落ち着いた空間となっております。
■当社の日本橋浜町におけるまちづくりについて
当社は、日本橋浜町において、“住み続けられ、働き続けられるまちづくり”を目指し、「日本橋浜町Fタワー(1997年)」、「トルナーレ日本橋浜町(2005年)」等の大型オフィスビルや住宅を開発し、2015年から、エリアの差別化を図るため、まちづくりコンセプトを“「手しごと」と「緑」の見えるまち”と定め、日本橋浜町でしか体験できない路面型店舗を開発誘致しています。大規模再開発(面開発)ではなく、中小規模開発(点開発)にて路面型店舗を継続して開発誘致することで、エリアの魅力や活力の向上を図ってきました。2015年度開業の「浜町かねこ」「谷や和」「富士屋本店日本橋浜町」に始まり、2019年には、新しい文化・コミュニティを創出する場として複合施設「HAMACHO HOTEL&APARTMENTS」、2020年には「T-HOUSE New Balance」、2022年には「Shingle O hamacho」の開発等を行いました。これらの取り組みにより、地域住民やワーカーの生活拠点となるだけでなく、国内外から多くのゲストを迎え入れることに繋がっています。
これらのハード面の開発と並行して、まちの賑わいづくりに資するソフト面の取組みも行っています。地元住民(地域)や就業者(企業)との関係構築や交流促進を図るため、2015年に浜町マルシェを立ち上げ、2017年に地域交流拠点「Hama House」を開発し、情報交換や新たな繋がりをつくるイベントも開催しています。2020年4月に地元町会、商店街及び地元企業等とともに立ち上げた「一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメント」は、2022年に都市再生推進法人の指定を中央区から受け、現在27者にて組織しております。
今後も、これらの中小規模の点開発(ハード面)と多様な地域活動によるエリアブランディング(ソフト面)を一体的に継続することで、日本橋浜町の個性あるまちづくりにより、地域住民や就業者の交流や街に対する愛着を醸成させるだけではなく、多様な人が訪れたくなる魅力的なまちづくりを目指して推進して参ります。
■日本橋浜町まちづくりマップ
■日本橋浜町における当社のハード面の取り組み
■事業概要
施 設 名: 浜町えぐち
所 在 地: 東京都中央区日本橋浜町三丁目26-3
用 途: 1階店舗、2階住宅
構 造 規 模: 木造、地上2階建
敷 地 面 積: 49.57㎡
延 床 面 積: 68.04㎡
事 業 主: 安田不動産株式会社
設 計 施 工: 株式会社ワクト