正興ITソリューション株式会社（本社：福岡県福岡市 代表取締役社長：有江勝利）は、労働災害の中でも近年増加傾向にある高齢労働者の転倒事故について、対策をサポート・管理するアプリ「KOKEN（こけん）」を開発し、2024年8月リリースいたしました。
KOKEN開発の背景
働く高齢者が増え60歳以上の雇用者数は過去10年間で1.5倍に増加し、特に商業や保健衛生業をはじめとする第三次産業で増加しています。労働災害発生率は、若年層に比べ高年齢層で相対的に高くなり、中でも、転倒、墜落・転落の労働災害発生率が高く、特に女性で顕著です。
厚生労働省が策定した「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」（以下、エイジフレンドリーガイドライン）では、事業者に対し「従業員それぞれの体力データを把握し、適切な業務内容を与えることで、労災を未然に防ぐ仕組みを構築すること」とし、従業員に対しては、「自分の体力レベルに向き合い、改善する意識を持つこと。」と、定めています。事業者、高年齢労働者の双方で体力の状況を客観的に把握する必要があります。
外部の専門機関で行う健康診断と異なり、体力測定は社員により実施されるため測定のバラつきが発生しやすく、準備の手間・待ち時間・測定・記録に労力がかかり、現場の負担が大きいことが課題でした。
「KOKEN」はこの課題に寄り添いました。社員や現場の負担を増やさずに、エイジフレンドリーガイドラインに基づいた体力測定を簡単に行う仕組みを開発しました。
スマートフォン内蔵の加速度センサー・AR技術を活用し、スマホ単体での体力測定を行います。
同等品アプリの中では初めて、測定結果をリアルタイム集計しCSVダウンロードができるよう管理者（法人）向け機能をつけました。
労働安全対策や健康経営を進める事業者をサポートし、今いる従業員が健康な状態で長く働けるようサポートするアプリです。
KOKEN導入の効果
●測定業務の効率化
スタッフを複数名配置し行っていた、事前準備、測定（出先の場合、出向く）、測定後の集計・管理が、アプリ１つで行えるため社員の手配が不要となる
●測定方法の標準化
個人差の出やすい測定方法が、スマートフォン内蔵の加速度センサー・AR技術により標準化される
●健康でイキイキとした職場づくり
体力測定を実施することにより、労働者の健康・体力状況に適合する業務のマッチングが可能となる
●職場環境の改善
身体機能の低下を補う装置の導入、設備改善、労働者の特性を考慮した作業管理が労働災害防止につながる
●健康経営に向けて
健康経営優良法人認定を目指す場合、取得要件の一部に実施記録として取扱いが可能
KOKENの受賞実績
2024年1月
福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議「第16回フクオカRuby大賞」でZOZO賞（企業賞）を受賞しました。
2024年7月
九州ヘルスケア産業推進協議会(HAMIQ)「第11回“ヘルスケア産業づくり”貢献大賞」で特別賞を受賞しました。
KOKENお問い合わせ
●webサイトはこちら
https://sit-healthcare.work/koken/index.html
●パンフレットダウンロードはこちら
d148751-1-1d1c00c861347932e4aadc95d6a29334.pdf
正興ITソリューションについて
正興ITソリューションは、自社データセンター（IDC）を核として金融・文教・港湾・製造・流通等幅広い業界向けに低コストで高品質なクラウドサービスを提供しています。
これまでに培った健康ソリューション・港湾ソリューションでの豊富な納入実績をベースに、お客様のニーズに合わせたサービスを開発しています。
ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時現在のものです。
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KOKEN（こけん）お問合せ先：
正興ITソリューション 情報営業部
（電話）西日本地区：092-473-2282 東日本地区：03-5835-1012
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