MALAIKA株式会社(本社:東京都八王子市、代表取締役社長 怡土公一)が全国に展開する「マライカ」では、アフリカ美術品の中でも最も評価されているベニン王国のブロンズ像【ベニン・ブロンズ】を販売しています。同等の作品が海外で取引される価格と比較しても非常にお求めやすい金額です。
当社が取り扱う「ベニン・ブロンズ」は、16世紀から17世紀にかけて制作されたもので、ナイジェリア南部のベニン王国で王宮を飾っていた貴族の像や歴史的なテーマを表現した作品です。
アフリカの高度な技術と深い文化を感じられる逸品であり、コレクションやインテリアに最適です。
16世紀~17世紀のアフリカ美術品 ベニン王国のブロンズ
マライカオンラインショップ(https://shop.malaika.jp/)にて、ベニン・ブロンズを4点販売中。
商品一覧ページ/アフリカンプリミティブアート
https://shop.malaika.jp/view/category/mmng095?sort=price_high
ベニン・ブロンズとは
12世紀から19世紀頃まで、現在のナイジェリア南部に存在していたベニン王国の王宮を飾っていた美術品です。王家の頭像の彫刻や、王国の歴史上の場面やテーマを描いた金属製の銘板などがあります。
19世紀、ベニン王国はイギリス軍の侵攻により滅亡し、多くの美術品が略奪され、オークションにかけられて世界中に散らばることとなりました。
現在、欧米ではナイジェリア政府との間で盗品美術品の返還が問題となり、取引ができない状態になっています。国によって対応は異なりますが、イギリス・ロンドンのホーニマン博物館などは返還に応じています。
マライカで取り扱っているベニン・ブロンズは、日本のコレクターが40年前に収集したものを、ご縁があって譲り受けたものです。日本ではナイジェリア政府との協定がないため、販売が可能となっています。
商品詳細
500年の歴史を持つこの作品も、魅力的な価格でご紹介しています。
ベニン王国ブロンズ 王(Oba)の頭像 -uhunmwun elao-
価格非公開/¥9,000,000税込(2024年9月時点の価格)
https://shop.malaika.jp/view/item/000000041493
「uhunmwun elao」とは、「祖先を追悼する頭部」という意味を持つ。ベニン王国の王は、統治を終えた後に祭壇に祀られ、神格化された。この作品の特徴の一つとなっている珊瑚の帽子は富や影響力、威厳、そして神聖さの象徴として重要な意味を持つ。C14炭素年代測定によると、この作品は約420年前のものと判明している。17世紀初頭、ベニン王国の黄金期に作られたもので、高度な技術を駆使した緻密な造形が施された逸品である。
【生産国】ナイジェリア
【素材】ブロンズ・鉄
【サイズ】本体 高さ:28cm 幅:18cm 奥行:24cm 台座 23cm×23cm
ベニン王国ブロンズ 王母(Queen Mother)Idiaの頭像 -uhunmwun elao-
価格非公開/¥15,000,000税込(2024年9月時点の価格)
https://shop.malaika.jp/view/item/000000041494
Idiaは16世紀のエシギエ王の母で、ベニンの最も有名な王母。戦士としても知られ、息子の治世を支えた。頭部は、透かし細工の珊瑚ビーズ・ネットで覆われた円錐形のヘアスタイルと、珊瑚ビーズの高い襟が特徴。額には鉄で埋め込まれた2本の縦線、目の上には4本の瘢痕、瞳孔にも鉄がはめ込まれている。台座部分は、美しい縄目模様の一体構造。表情は大英博物館の展示品よりも穏やかで、黄金期を経たベニン王国の高い製造技術が垣間見える逸品となっている。
【生産国】ナイジェリア
【素材】ブロンズ・鉄
【サイズ】本体 高さ:49cm 幅:15cm 奥行:18cm 台座 20cm×20cm
ベニン王国ブロンズ ワニ(Crocodile)の彫像
価格非公開/¥2,500,000税込(2024年9月時点の価格)
https://shop.malaika.jp/view/item/000000041495
かつてベニン王宮の壁や柱には、王の権威を示す人や動物の銘板が800枚以上飾られていたとされ、このワニの銘板もその一つと考えられている。C14炭素年代測定によると、この銘板は約500年前のものと判明している。ベニン王国でワニは、強さや勇気、王権を象徴する重要な存在だった。この作品には、ワニの鱗や目、背景の花柄模様、側面の縄目模様が精緻に彫刻されており、500年経っても美しいまま残っている、ベニン王国黄金期の逸品である。
【生産国】ナイジェリア
【素材】ブロンズ
【サイズ】本体 高さ:52cm 幅:33cm 奥行:8cm 台座 幅:36cm 奥行:18cm
ベニン王国ブロンズ 王(Oba)の頭像 -uhunmwun elao-
価格非公開/¥3,000,000税込(2024年9月時点の価格)
https://shop.malaika.jp/view/item/000000041496
顔はふっくらとしており、鋭い鼻、閉じて突き出た唇、髪型は段々に整えられており、髪の毛1本1本が丁寧に再現されている。首から顎の下にかけては多数のサンゴの襟で覆われている。C14炭素年代測定によると、この作品は約360年前のものと判明している。17世紀中期のベニン黄金期の高い技術による緻密な造形が施された逸品である。
【生産国】ナイジェリア
【素材】ブロンズ・鉄
【サイズ】本体 高さ:21cm 幅:15cm 奥行:21cm 台座 20cm×20cm
また、近代に制作されたブロンズ作品もお手頃価格で販売中ですので、アフリカ美術に興味のある方はぜひご覧ください。
参考情報
ベニン・ブロンズがサザビーズオークションで5億円
サザビーズオークションでの過去のベニン・ブロンズ売却結果です(Sothebys公式HPより)。
ガボン共和国ファング族のマスク
2021年、フランスの骨董品ディーラーがガレージセールをしていた老夫婦から、ガボン共和国ファング族のお面を約2万円で購入しました。翌年、そのディーラーがモンベリエのオークションに出品したところ、約7億円で落札されたというニュースがありました(現在もディーラーと老夫婦の間で賠償金の支払いを求めて訴訟中だそうです)。このお面は、老夫婦の祖父が植民地総督だった時に譲り受けたものであり、履歴が残っていたため、ガボン政府は返還要求を行うことができなかったそうです。
MALAIKA(マライカ)のアフリカ美術品
マライカ各店及び、大型店舗マライカBAZAARでは、珍しいアフリカ美術品を豊富に取り揃えています。それぞれが数奇な運命を辿り、縁あってマライカに並んだ美術品たち。
このベニンの頭像を眺めていると、まるでアフリカの森に引き込まれるような感覚がします。
40年近くアフリカ美術を扱ってきましたが、アフリカ美術には、その価値や価格だけでは推し量ることができないこのような深い魅力があります。
マライカでは、単なる商品販売だけでなく、アフリカをはじめとする世界各地の民芸品を通じて、その土地の歴史や文化に触れながら、エスニックなライフスタイルを楽しめる提案をしています。
この機会に、貴重な美術品を手に入れ、心豊かな日々をお楽しみください。
店舗情報
マライカは、アジア・中南米・アフリカより直輸入の民芸雑貨、布、ファッションアイテム、インディアンジュエリー、天然石を取り揃え、店舗を全国に展開しています。100円から数千万円まで、日常を彩る世界各地の手しごとの品々をどうぞお楽しみください。
カフェを併設した大型店MALAIKA BAZAAR、姉妹店GA-ONを含め56店舗展開中。
2024年10月には「マライカ BAZAAR高尾店」をオープン予定。
ホームページ:https://www.malaika.co.jp/
マライカについて:https://www.malaika.co.jp/about_malaika/
オンラインショップ:https://shop.malaika.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/malaika_official/
代表取締役社長 怡土公一(いとこういち)
東京農業大学を卒業後、青年海外協力隊員としてケニアに赴任し、アフリカの民芸品と出会う。平成元年に、マライカの前身となるエスニック雑貨の卸売会社を創業。翌年、1号店となるマライカ大宮店をオープンし、以降、北海道から沖縄まで全国に店舗を展開している。創業時からの「世界の民芸品を通してネイティブの文化を広めたい」という理念を大切に、ケニアをはじめ、インド・タイ・メキシコなど世界各地に点在する友人でもあるビジネスパートナーたちと協力しながら、68歳となった今も精力的に活動を続けている。