■アルコール飲料の市場について
近年、アルコール飲料の国内市場縮小傾向になっております。(※2)
若年層のアルコール離れや、健康志向の高まりによりアルコール摂取量を控える消費者が増えているという傾向が要因の一つと考えられております。
また、これらの市場の縮小傾向の影響は近年日本の伝統文化である酒蔵数の減少(※3)の原因のひとつにもなっています。
一方アルコール飲料の国内市場は縮小傾向にある中でも、発泡酒や、チューハイ・リキュール類などの、低アルコール飲料の消費は拡大傾向となっています。(※4)
(※2、※4参照元:国税庁「酒レポート 令和5年6月」)
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2023/pdf/0002.pdf
(※3参照元:国税庁「清酒製造業の概況」)
※引用:国税庁「酒レポート 令和5年6月」
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2023/pdf/0002.pdf
■SEAMの事業について
SEAMは低アルコール飲料の企画、製造、販売を通して、消費者と酒蔵の課題解決を狙っています。
健康志向の高まりといったニーズにも対応したSEAMのプロダクト「koyoi(コヨイ)」やAWANOHI(アワノヒ)」はアルコール度数が3%と一般的な酒類にくらべアルコール度数が低く、また砂糖不使用など飲酒の際に罪悪感を感じやすいポイントに配慮された商品となっています。
酔いすぎることなく心地よい気分を味わえる度数を抑えた低アルコールの商品展開、安全なアルコール摂取に関する啓蒙により、お酒本来のポジティブな効果を体感できます。SEAMは、身体的な安全性と精神的な安心感を担保するお酒の楽しみ方を広めていきたいという想いから低アルコール飲料の企画をおこない、また様々な販売チャネルを介して消費者へ低アルコール飲料の提案・販売を行っています。
また、SEAMの低アルコール飲料は地方の酒蔵と連携して製造しています。
新たな低アルコール飲料のマーケットを酒蔵と連携して開拓していくことで、酒蔵の事業継承にも貢献に期待できることも今回の投資背景の一つとなっております。
Future Food Fundとしては、オイシックス・ラ・大地社を含むリミテッドパートナー各社とSEAMの商品の販売における協業等を通し、SEAMの事業をサポートしてまいります。
SEAMは『ココロとカラダを満たす食体験』は、食事そのものに加え、食空間を共有し美味しさを共感しあうことで生まれると捉えています。お酒はまさに、食事に華を添える、人と人の繋がりを深める、心温まる楽しい空間を演出するなど、ポジティブな役割が様々にあり、お酒を適切に嗜むことができれば、様々な時間がより彩られ、人々の幸福感をより高めることができると考えています。
■株式会社SEAM
本社:神奈川県横浜市
代表者:代表取締役 CEO:石根 友里恵
「ココロとカラダ」の栄養を満たす食体験を、創ることをミッションに掲げ、低アルコール飲料の企画、製造、販売を行っています。
■株式会社SEAM 代表取締役 CEO 石根 友里恵氏 コメント
Future Food Fund様よりご出資をいただけること、大変光栄です。
SEAMは、「ココロが満たされカラダにやさしいアルコール文化をつくる」というミッションとして、低アルコール飲料事業を展開しています。低アルクラフトカクテル「koyoi」、低アルスパークリング「AWANOHI」の自社ブランド展開、付加価値のある飲料を展開したい企業様の総合的なプロデュースを行なっています。
ものづくりを行う弊社は、レシピづくりや原料調達、販売まで一気通貫で行なっています。その過程において、FututeFoodFund様の持つ、食に関する様々なアセットにお力添えいただきながら、お客様によりよい商品・サービスを提供いたします。
担当の村田さんには、koyoiが誕生する前から現在に至るまで度重なるアドバイスやサポートをいただきました。食に深い知識と経験をお持ちの村田さんに今回正式に仲間になっていただいたのも、とても嬉しく思っております。この出資を機に、ワンチームとして、さらに事業を加速させていく所存です。
■Future Food Fund ファンドマネージャー 村田 コメント
某TV番組では、貧乏社長として月収を公開していた石根さんですが、事業でしっかりと儲けられるようになるまでは、資金は事業に使うのがモットーだそうです。
SEAMは、「低アルコール」のカクテルを作ってます。このビジネスは、「たちまちビール(*注)」だったアルコールの楽しみ方が多様化した中で、新しいマーケットにリーチしたい既存の酒造メーカーをつなげて商品を一緒に作ることがビジネスモデルです。
投資検討をしている中で、まわりからは「ノンアルコールの食事で楽しめる飲料が欲しい」とか、「アルコール度高いクラフトカクテルが飲みたい」と言った声も受けてますので、低アルコールに限らず、食事の際のドリンク全般を作ってくれることを期待してます。美味しい食事を楽しむには、美味しい飲み物は欠かせませんので。
*注 広島地方の方言で、とりあえずビールくださいという居酒屋で最初に発する言葉の意味です。石根さんも私も広島出身です。
Future Food Fund株式会社について
Future Food Fund株式会社は、2019年8月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドを運営する投資子会社として、オイシックス・ラ・大地株式会社により設立されました。パートナー企業とともに、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域への積極的な投資と、販売や商品開発などの支援も可能としており、日本国内で、スタートアップ企業を支援するエコシステムの構築を目指しています。
(「Future Food Fund」サイトURL:https://futurefoodfund.co.jp/)
オイシックス・ラ・大地株式会社について
オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、有機・特別栽培野菜、添加物を極力使わない加工食品など安心・安全に配慮した食品の宅配サービスを「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の 3ブランドで展開しています。
当社は「これからの食卓、これからの畑」を理念に掲げ、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決する事業を推進しています。