3日間競技で行なわれる大会。2007年から同一コースを使用、2009年に大規模な改修が施された。グリーンサイドやフェアウェイに新たなバンカーを配し、ティーイングエリアを造り変えるなど距離を
延長したことにより、戦略性豊かなコースとなっている。四方を池に囲まれたアイランドグリーンの15番パー3は名物ホール。2012年に宮里藍、2018年と2021年に畑岡奈紗が優勝しており、日本勢とも相性のよい大会としても知られている。
注目の日本勢は笹生優花、畑岡奈紗、西郷真央、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧、吉田優利の8選手が出場予定。今大会を放送・配信するWOWOWが事前インタビューを行った。
■笹生優花
Q.先週は上位争いで良いフィニッシュをしましたが、まずは振り返ってもらえますか?
「はじめてのゴルフ場だったんですけど、その中でしっかりアジャストできたかなと思うので、良い思い出になったんじゃないかと思います」
Q.今週は3日間大会のトーナメントですが、コースでラウンドされてみてどんな印象ですか?
「コース自体はそんなに変わっていないんですけど、天気が良くなかったので結構コースが去年と比べてウェットな感じですね」
Q.このコースは笹生選手の飛距離ですとドライバーはあまり使わないかなと思いますが、どんな攻め方を考えていますか?
「そうですね、風によってはドライバーが使えないホールが多くて、そんな中でもしっかりと。これまでと同じ攻め方になると思うので、その経験をうまく生かせたらなと思います」
Q.先週から良い流れできていると思いますが、ショットの感覚等はいかがですか?
「まあまあだと思います。先週と今週で芝が違うので、ショットの感覚とかもちょっと変わってくるので、そこはしっかりアジャストして今週の芝にすぐに慣れるように頑張りたいと思います」
Q.アジアのシリーズ前の大会ですが、今週に向けての意気込みをお願いします。
「毎年楽しみにしている試合でもありますし、アジアシリーズもあるので、やっていることを続けて今年の最後の何試合か、自分らしいゴルフが少しでもできればなと思っています」
■畑岡奈紗
Q.先週とは全く違うタイプのコースだと思いますが、まずは先週を振り返ってもらえますか?
「先週は結構グリーンが硬くて、1週間の中でもいろいろな変化があってそこら辺の対応があまりできなかったかなと。後はパッティングがなかなか入らなかったのというところがあります」
Q.今週は2回勝っているコースですが、改めて帰ってきて良い印象はいかがですか?
「今年は例年に比べるとフェアウェイとかグリーンがすごく柔らかくて。特にパー3のティーショットとかはボールが沈んじゃうのでアイアンがボールの上のほうに当たってしまって、なかなか縦の距離が合いにくいなというのが、ここ何日か練習しての印象です」
Q.先週から今週と、ショットの感覚はいかがですか?
「ショットはちょっと修正した部分もあって、左へのひっかけというのは少しずつ減ってきたかなと思うので。ただもうちょっと左に振り切れたほうが、フェードとかも打ちやすいと思うので引き続き両方打ち分けられるようにしていきたいです」
Q.グリーンの感覚等はいかがですか?
「グリーンはやっぱり重たいですね。ベント芝なので割とイメージはしやすいですけど、あとはちゃんとスピードを合わせていくだけかなと思っています」
Q.アジアシリーズ前の試合となりますが、今大会はどんな形で締めくくりたいですか?
「3日間大会で結構毎年伸ばし合いになる印象なので、しっかりそれについていって、アジアシリーズ前に良い成績を残して自信を持って、残り少ない試合を戦えればなと思っています」
■西郷真央
Q.先週とは全く違くコースだと思うんですけど、まず先週振り返ってもらっていいですか?
「やっぱりなかなか思うようにスコアも伸びなかったので、もうちょい上の順位で戦いたかったなっていうのはありました」
Q,今週は3日間大会でまた今度は伸ばし合いのコースですけれども、改めて印象どうでしょうか?
「セッティングもそうですけど、かなり下が緩かったりとか芝も長くて。また今日回ってみてですけど、ゆっくり上りやすかったりもありますし、グリーンも止まりやすかったりするので、スコア自体はすごい伸びやすいのかなという印象を受けました」
Q.先週からのですけれども、今週入ってきてのショットの調子はいかがでしょうか?
「先週は最終日になるにつれて状態が良くなっていったので、そこは今週入ってからそこまで大きくそれが崩れたという感覚はないので、先週の初日よりはいい状態で臨めるんではないかなと思います」
Q.アジアの大会の前の試合となります。今週はどんな戦いをしたいですか?
「やっぱり3日間なので、より伸ばし合いに付いていかないといけないし、ミスもなるべく最小限に抑えにといけないと思うので、初日から良いスタートダッシュを切れるように頑張りたいです」
Q最近のラウンド中には海外の選手とも積極的に英語で会話されていたイメージがあります。
「ちょっとずつ、ゴルフのことだけですけど最初の頃よりは自分でも何とか伝える、っていうのはできるようになって。まだ全然ですけど、ちょっとずつコミュニケーションを向こうが取ってくれるから、それには何とか応えようというのは頑張っています」
■渋野日向子
Q.先週とは全く違うだと思うんですけど、まず改めてここに帰ってきていかがでしょうか?
「ちょっと芝がモジャモジャみたいな感じなので、あまり良い印象はないです」
Q.ここのコース毎年のばし合いになってスコアがローっていうイメージなんですけど、その辺りはいかがですか?
「本当に初日から攻めないといけないと思うし3日間だけだし、しっかりそこは攻め切りたいなと思います」
Q.こっちに入ってきてショットの感覚などはいかがでしょうか?
「練習多めにやってますけど、そんなに悪いイメージは無いっちゃないので、あとは試合のときの感覚かなと思います」
Q.攻め方的には全てドライバーっていうホールではないと思うんですけど、その辺りのマネジメントはどう考えていますか?
「そこは風だったりで臨機応変にやっていけたらといいかなと思います」
Q.アジアの前の試合になりますけど、この3日間大会はどんなプレーをしたいでしょうか?
「今まで多分予選通ってないと思うので、去年も予選落ちしたんで、しっかり3日間戦えるように頑張りたいと思います」
■西村優菜
Q.去年は素晴らしい優勝争いをしていたコースですが、改めて帰ってきてどうでしょうか?
「1年早いなと思いながら。一昨日練習ラウンド回ってたんですけど、良いイメージのあるコースではあるかなと思います」
Q.練習ラウンド回りながら、コースの感覚などは戻ってきましたか?
「そうですね、大体最終日のゴルフは覚えていましたし、自分でのアイアンを持てるホールが割と多いので、そういった意味では戦いやすいのかなと思います」
Q.ショットの感覚やグリーンの感覚などはいかがですか?
「なかなか良いショットは打てていないのでアレなんですけど、パッティングのフィーリングは良いですし、とにかく複雑にどこに外してっていうよりかは、シンプルにピン攻めて、しっかりバーディパット打ってっていうゴルフになると思うので、その辺のショットがまとまってくれればなと思います」
Q.アジアシリーズに行く前の試合になりますけど、今週どんな戦いにしたいですか?
「やっぱり良い形でアジアに入りたいのもありますし、すごく悪い流れできてしまっているので、自分の中では戦いやすいと思うコースで、しっかりその悪い流れを断ち切りたいという思いはあります」
Q.最後に意気込みをお願いします。
「3日間ですごい伸ばし合いになるので、しっかり毎日60台を目指して頑張れたらいいかなと思います」
■勝みなみ
Q.先週とはガラッと違うコースだと思いますが、まず先週を振り返っていただけますか?
「結構ティーショットに苦しめられたかなという感じで、9番とかも狙いどころが狭くて飛びすぎてラフへ行っちゃったりすることが多かったです。今週もドライバーが使えないホールもあるので、そこら辺しっかりフェアウェイに置いて、今回グリーンが柔らかいので、どんどん攻めていけたらいいなと思います」
Q.ご自身の調子はいかがでしょうか?
「後半の方は良くなってきたかなという感じで、結構クセで上に重心がいっちゃうことがあるので下に下に重心を持っていく意識で頑張りたいと思います」
Q.去年と比べると(芝が)柔らかいと選手たちは言っていますが、その辺りどう感じていますか?
「去年も柔らかかったと思うんですけど、ウェッジとかになるとスピンが効きすぎるので、そこら辺を調整しながらいきたいと思います」
Q.今週上位に加わるにはどの辺りキーポイントだと感じますか?
「やっぱりちゃんと(バーディーを)取れるところをしっかり取っていくっていうのが大事かなと思っていて。特にロングホールとかは2オンでいるホールもありますし、そこで着実に取っていって、何ホールか池が効いていたりとか、長くて難しいホールもあるんですけど、そこはしっかりグリーンに乗せて2パットでいくっていうふうに(キャディーの)ジョニーとも話しましたし、そこら辺をしっかりできれば上位にいけるかなって思います」
Q.アジアの前の試合となります、今週はどの辺りを意識してプレーしたいでしょうか?
「そうですね、やっぱり一つでも上位にいきたいですし、優勝を狙える調子でもあるので、一つでも多くバーディーを取って優勝争いに食い込めるように頑張りたいと思います」
■稲見萌寧
Q.先週は久しぶりのアメリカツアーだったと思いますが、振り返ってみていかがですか?
「途中まではすごく自分の中では良いゴルフをしていたんですけど、ちょっと嫌だなと思ったホールなどで上手くやりきれなくてミスをして、そこからちょっと流れを崩して…という感じでした。もったいないなというのがあるんですけどでも、良いゴルフがちょっとでも出たりしたので、それはすごく良かったと思います」
Q.今週に入ってきてのご自身の調子はいかがですか?
「ちょっと昨日はあんまり良くなかったので、それを今日修正して行けたらいいなと思います」
Q.今週は3日間大会で、毎年スコアを伸ばし合うような大会ですが、どのあたりがキーポイントになってきそうですか?
「去年までの試合のスコアとかを見ていても、全然そんなに出るような気配を感じなくて。でも練習ラウンドを外国の選手と回っていて、ほとんどドライバーはいらないくらいの感じでやっているし、ロングホールでもドライバーを打ったらもうセカンドはウェッジとかだったので、そりゃ(スコアが)出るよな…という感じでした(笑)。その飛距離の差というのはすごいなと。飛んじゃえばティーショットの狭さとかも気にならなくなってくると思うのでそこはちょっと大きいなと感じました」
Q.今週はピートさん(キャディのピーター・ゴッドフリー氏)とのタッグですが、いかがですか?
「私、全然英語がしゃべれないんですけど、雰囲気とゴルフ用語で楽しくできていて、優しいから余計にわかりやすい英語でしゃべってもくれますし、色々と勉強にもなるし、いつもと違う雰囲気で楽しいなと思います」
Q.では今週に向けて意気込みをお願いします。
「3日間回れるように、完走できるように頑張りたいと思います」
■吉田優利
Q. 今週は3日間大会で、全く先週とコース違うと思うんですけど、印象どうでしょうか?
「すごいウェットな感じがあるんですけど、でもわりとすごい日本っぽい芝とグリーン、芝質かなと思ってます」
Q. ウェット状況ということで、また今年ものばし合いになるんじゃないかという感じだと思うんですが、どうでしょうか?
「本当にその通りだと思いますし、どんだけのばせるか、爆発できるかかなと思っています」
Q. バーディーをとるにはどの辺りがキーポイントだと感じますか?
「そうですね、すごい短いホールもあるし、ある程度長いクラブを持たされるところもあるんですけど、短いホールはスピンコントロールすごい大事だなと思って、バックスピンすごい入っちゃったりとか、そういうミスが減らせたらなと思います」
Q. ショットの調子などはいかがですか?
「感じ的には良くなってるなと思うんですけど、やっぱりスコアメイクってなるとなかなか上手くいかない部分もありますし、こういうふうにもっと打ちたいなというイメージがどんどん鮮明になってきたので、それを上手く落とし込み出来ればなと思います」
Q. 最後に今週に向けて意気込みをお願いします。
「3日間しかないので、毎日ビッグスコアを出すような気持ちでゴルフしたいなと思いますし、最近パッティング打てないことが多かったのでそこしっかり打ち切れるようになったらなと思います」
◆◆◆◆◆【WOWOW LPGA 放送・配信スケジュール】◆◆◆◆◆
「ウォルマートNWアーカンソー選手権」
◆放送情報
<第1日> 9/28(土)午前5:30~[WOWOWライブ]
<第2日> 9/29(日)午前3:00~[WOWOWライブ]
<第3日> 9/30(月)午前3:00~[WOWOWライブ]
☆連日生中継&WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信!
◆開催コース
ピナクルCC
◆注目選手
笹生優花、畑岡奈紗、西郷真央、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧、吉田優利、
リリア・ヴ、セリーヌ・ブティエ、ジーノ・ティティクン、ユ・ヘラン、エイミー・ヤン、ローレン・コフリン、レクシー・トンプソン、ステーシー・ルイス
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