2024年9月27日に行われた自民党総裁選挙で、石破茂氏が新総裁に選出されました。これにより、彼が新たな総理大臣としてどのような経済政策を展開するのか、特に住宅ローン金利への影響が注目されています。住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」では住宅ローン金利への影響を分析し、調査レポートとしてまとめました。
1. 自民党総裁選挙の結果
石破氏の選挙時の記者会見では、日銀の金融政策や住宅ローン金利について直接的な発言はありませんでしたが、過去の発言や選挙公約からは、彼がタカ派(利上げ容認派)と見なされていることが分かります。市場の反応も敏感で、ドル円相場は146円台から144円に急落し、日経平均株価(先物)は38,000円台にまで下落しています。このような状況は、新政権に対する警戒感を反映しているといえるでしょう。
2. 新総裁の公約
石破新総裁は、自身の公約の中で「日本銀行と連携する」と明言し、加えて、住宅ローン金利の上昇に対する緊急対策を講じる考えを示しています。なお、変動金利上昇への具体策ですが、住宅ローン減税を0.7%から1.0%に戻す可能性も一案として考えられるでしょう。
3. 日銀の金融政策への影響
石破新総裁が日銀の金融政策にどのように働きかけるかも重要なポイントです。タカ派とされますが、急激な高金利政策を実施するのは難しいと想定されます。その理由の一つとして、株価への影響が挙げられます。新NISAの施行を受けて、政府は「貯蓄から投資へ」という方針を強調しており、高金利政策は株式市場に冷や水をかけることになるため、慎重な判断が求められます。
4. 住宅ローン金利への影響
新政権の誕生は、住宅ローン金利にどのように影響を与えるのでしょうか。これまでの説明を踏まえると、石破政権は金利上昇を容認する姿勢を持ちながらも、急激な引き上げは避けると予測されます。日本経済が復活の兆しを見せている中、急激な金利上昇を招くような政策は経済全体に悪影響を及ぼす可能性が高いからです。特に、米国経済の景気後退も予想されるため、新政権には慎重な判断が求められるでしょう。
このように、石破新政権の政策が住宅ローン金利に与える影響は多岐にわたります。新政権の動向を注視し、住宅ローンを検討している人や現在返済中の人々は、今後の政策に中止する必要があると言えます。
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