今回は「夫婦別姓に賛成?反対?」というテーマで行った独自調査の結果を発表します!
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、アンケート結果を公開している「底地・再建築不可・市街化調整区域|URUHOME(ウルホーム)」のURL(https://uruhome.net/fufu-bessei/)へのリンク設置を必ずお願い致します。
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【調査概要】
〇調査対象-「日常生活の問題に興味・関心を持っている方」
〇有効回答-501名
○回答性別-女性 312名/男性 189名
〇回答年齢-20代 41名/30代 175名/40代 141名/50代 102名/60代 35名/70代以上 7名
〇調査主体-株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年7月17日~7月24日
選択的夫婦別氏制度(選択的夫婦別姓制度)についてどう思いますか?
選択的夫婦別姓制度について、賛成か反対か、そもそも夫婦別姓にすべきかを聞いたところ、57.4%の方が選択的夫婦別姓に賛成という結果になりました。
次に、夫婦別姓制度についてのそれぞれの意見を聞いたところ、以下の様な回答となりました。
夫婦別姓制度に関するご意見をお聞かせください。
1位は「個人の価値観や信念で選べるべき」26.1%
★ 1位:選択制に賛成。個々の価値観や信念に基づいた選択ができる 131/501名(26.1%) ★
夫婦別姓について、個人が自由に選べた方がよいという意見が最多でした。
<1位コメント>
「相手の家に入ると言う事自体は時代遅れだと感じる(40代・女性)」
「とりあえず手続きが面倒すぎたので、選べるのはいいなと感じます(30代・女性)」
「理念というよりも実務面で、名前の変更をパスポートやクレジットカード、銀行口座などするのが面倒だと思うから変えなくていいと思う。(30代・男性)」
「したい人はすればって感じ。仕事の都合とか。私は同姓で都合悪くないから同姓がいい。(40代・女性)」
「私は何でもよい。そもそも姓名が不要(40代・女性)」
最後のコメント「姓名が不要」というのはさすがに個人の権利・義務が識別できなくなってしまいます。ただ姓についてはあまり重視しない方が少なくないようです。
2位は「社会の多様性を尊重すべき」12.2%
★ 2位:選択制に賛成。社会の多様性を尊重すべき 61/501名(12.2%) ★
昨今では多様性が叫ばれており、その一環として夫婦別姓に賛成する意見も多くありました。
<2位コメント>
「各々の好きにすれば良いかと思います。私は好きな人の姓が欲しいので別姓と言う選択肢はありませんが自分の姓が好きな人も執着する理由がある人もいると思うので。(30代・女性)」
「姓が変わるほうは、いろいろな手続きをしなくてはならず、面倒だから。(40代・女性)」
「子供達の教育や生活環境などに不備がなければ問題ない(50代・男性)」
「様々な選択肢があることで、自分のアイデンティティに対してしっかり考える機会にもなると思うから。(40代・女性)」
「多様性を持たせて、生きやすい社会になるといいです。(40代・女性)」
確かに結婚や養子縁組などで姓を変える手続きが煩雑なので、改善の余地がありそうです。
3位は「個人の選択する権利を尊重すべき」11.4%
★ 3位:選択制には賛成。個人の選択する権利を尊重すべき 57/501名(11.4%) ★
自分の姓を選ぶ権利を尊重すべきという意見も出ています。
<3位コメント>
「私の旧姓が私の代で終わってしまうこともあり、夫婦別姓で子どもにどちらを選ぶかは選択させたい。(30代・女性)」
「夫婦同姓にこだわる必要はなく、希望に応じて夫婦別姓を選択できるようにすべき。(40代・男性)」
「法律で決められるのではなく、本人の好きにできるようにすればいいと思う。(50代・女性)」
「夫婦同姓がナンセンス。結婚で名前を変える必要はない(40代・女性)」
「何も障害が無いのに反対の人の気持ちがわかりません(50代・男性)」
最後のコメント「何も障害が無い」とは一概に言い切れませんが、夫婦別姓のメリット・デメリットについては議論が必要でしょう。
4位は「家族の一体感が損なわれる」10.2%
★ 4位:反対。家族の一体感が損なわれる 51/501名(10.2%) ★
夫婦別姓に反対する意見の中で最も多かったのは「家族の一体感が損なわれる」というものでした。
<4位コメント>
「やっぱり家族は同姓だから一体感が生まれると思う(30代・女性)」
「別姓にすると家族だとわかりづらいから反対です。(40代・女性)」
「夫婦別姓の意味が分かりません。結婚はこれまでの人生とは大きく変わることです。それなのに、これまでと同じでいられるはずがありません。何も変えたくないのであれば、結婚しなければいいと思います。(30代・女性)」
「主人と家族になれた証が、姓だとおもうので、同姓が良いです。(40代・女性)」
「一緒に暮らすという意味でも子を持つという事でも夫婦同姓がいい。(60代・女性)」
家族の中で一人だけ姓が異なるというケースもあり、その人が疎外感を覚えてしまう懸念もあります。
5位は「子供のアイデンティティに問題」6.4%
★ 5位:反対。子供のアイデンティティに問題が生じる 32/501名(6.4%) ★
子供にとって「自分は両親の子だ」と確信できるのは、心身の健康を保つ上で重要と考えられます。
<5位コメント>
「自分の苗字を変えても結婚したいと思う相手と結婚すればいいと思う。変えたいと思わない相手なら結婚しなければいい(40代・女性)」
「別姓にすると子供の苗字は?という問題などあるので反対です。また、結婚に対する価値観も変わってしまう。免許証やマイナンバーカード等の身分証明書にも旧姓を載せておける制度を作ればいいと思う。姓を変える方の手続きが大変なので、旧姓のままでもOKなものが増えていくと便利だと思う。(20代・女性)」
「選択的夫婦別姓と迷うところですが、子どものことを思うとやはり同姓がいいと思います(60代・女性)」
「同じ苗字であることによって、家族としての認識のしやすさは確かにあると感じています。(30代・男性)」
「家族みんなで同じ性を名乗りたい。(30代・女性)」
夫婦別姓によって自分と異なる苗字の親に対して距離を感じる可能性もあるでしょう。
6位は「苗字を変えずに済めば手続きが容易に」4.4%
★ 6位:選択制には賛成。財産や契約の管理が容易になる 22/501名(4.4%) ★
結婚する上で、姓を変える方は様々な手続きが本当に煩雑です。もし離婚して旧姓に戻せば、かかる労力は倍になります。
<6位コメント>
「自分は旧姓が嫌いだったので、夫の姓になれて嬉しく思ったが、銀行や免許など手続きが面倒ではあった。自分の姓を気に入っている人にとっては、尚更苦痛かと思うので、選べる方がいいと感じる。(40代・女性)」
「結婚を機に住所変更、印鑑変更その他諸々の手続きが大変だったので、管理が容易になるのなら選択制でも良いと思う。(40代・女性)」
「私は自分の氏名が好きだったし、アイデンティティだった。変更の手続きも手間がかかる。指名を揃えたい人は揃えればいいし、選べるようにするべき。(30代・女性)」
「夫婦別姓にする事で契約事や女性の社会活動が円滑になる。(30代・男性)」
「自分は苗字を夫と同じにしたけれど、やはり苗字を変える手続きは面倒だし、仕事上旧姓を使っている人も周りにいたので、夫婦別姓が当たり前になるのは女性の負担を減らせるという面でよいことだと思う。(20代・女性)」
旧姓のまま(新姓の追加)で諸手続きを進められるシステムが確立できれば、そんな手間も軽減されるでしょう。
7位は「子供の姓を両親の姓から選べるように」3.4%
★ 7位:選択制に賛成。子供の姓を両親の姓から選ぶことができる 17/501名(3.4%) ★
夫婦別姓となった場合、子供は両親の姓からどちらかを選べるようにしてはどうかという意見が出ています。
<7位コメント>
「子供の選択はどうするのか決めていればよしですが当人は別姓て納得も子供はどうすれば良いのか?を話す事が条件(40代・男性)」
「夫婦別姓に賛成だが、あるていど定着しないと子供の苗字と親の苗字がちがうので違和感がうまれそう。(40代・女性)」
「夫婦別姓に賛成です。仕事や立場上結婚前の姓でいる方が都合がいい人はいると思います。姓変更による手続きもなくて楽でいいと思います。(30代・女性)」
「人口減に向かっているので、自分の姓を残したい人も増えるだろう(50代・男性)」
「自分は旧姓が好きではなかったので、夫の姓を名乗るのが良かったけど、いろいろな立場の人に選択する権利があっていいと思います。(60代・女性)」
ただし生まれた直後は親がつけるでしょうし、意思決定が認められる18歳以降にもう片方の姓がよかったと変えるのは難しそうです。
8位は「結婚後も個人は独立しているべき」3.0%
★ 8位:夫婦別姓を原則にすべき。結婚後も独立した個人であるべき 15/501名(3.0%) ★
結婚によって家に所属するという古い概念を否定し、個人として完全に独立すべきという意見もありました。
<8位コメント>
「同じ苗字にする理由がない。(30代・男性)」
「選べないよりは選べるほうが良い。男性が女性の方の姓にしていても気にされない社会があって初めて多様性があるといえると思う。(40代・女性)」
「夫婦別姓が理想(50代・女性)」
「昔ながらの慣習に従う必要はない、一個の人間として正当に扱われるべきである(60代・男性)」
「個々の尊厳は守るべき(50代・男性)」
ただ同じ家に所属することが、すなわち尊厳を踏みにじることにはつながらないのではないでしょうか。
9位は「日本の伝統的な価値観が崩れる」2.8%
★ 9位:反対。日本の伝統的な価値観を崩すことに抵抗がある 14/501名(2.8%) ★
日本社会において夫婦同姓が法制化したのは明治31年(1898年)ですが、それでも百数十年の伝統を積み重ねてきました。
永らく家族単位を核に築いてきたコミュニティのあり方を壊すことに抵抗を覚える方もいます。
<9位コメント>
「別姓にするなら結婚しなくてもいい気がする。(40代・女性)」
「家族の在り方、そして日本社会の秩序に混乱を及ぼす可能性が高い。(40代・男性)」
「みんな 姓が別だと、難しそう。(50代・女性)」
「お墓が困る(60代・男性)」
「基本的には反対だが、時代の流れに合わせてなるようにしたら良いと思う。(50代・男性)」
家族として助け合う上で、みんなバラバラだと効果が薄くなりますし、それこそコメントにもある通り「別姓にするなら結婚しなくてもいい」のではないでしょうか。
10位は「行政や教育現場で混乱を生じる」2.2%
★ 10位:反対。行政や教育現場での混乱を招く恐れがある 11/501名(2.2%) ★
個人の個性を尊重せよと、みんなバラバラ、みんなちがってみんないい。
しかし姓は家庭への所属情報を示すものですから、本人はよくても周囲が困惑してしまいます。
<10位コメント>
「本人ではなく、職場や行政が大変そう。(30代・女性)」
「子供と親との名前がちがってしまうと混乱が生じると思うからです、(50代・女性)」
「会社でも別姓のままで登録できるため、本名としての夫婦別姓にメリットを感じない。こども自身の感じ方を含めて混乱を招きそう。(30代・男性)」
「別姓などどうでもいいことで社会の負担を増やさないでほしい(30代・男性)」
「すごく反対というわけではないが、夫婦別姓にするなら結婚しなくてもいいのではないか?(50代・女性)」
例えば学校で山田太郎君のご両親が鈴木花子と山田一郎なんてケースもある訳です。
山田君のお母さんが鈴木さんだと分かりにくいという事もあり、夫婦同姓によって当人たちだけでなく周囲にとっても便利な側面があります。
まとめ
今回は日常生活の問題に興味関心のある方501名を対象にしたアンケート調査の結果を発表してまいりました。
皆さんは夫婦別姓に賛成ですか?反対ですか?
ドリームプランニングでは、これからも日常生活に関する様々な視点からアンケート調査を実施・発表してまいりますので、皆様のご参考にしてください。
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設立 : 2005年7月
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