姫路の皮革産業は、平安時代の文献にも記載されているほど長い伝統があり、国内外の有名ブランドを支えてきました。
そのような背景をもつ日本有数のレザー産地から2022年に誕生したオンリーワンブランド「タンニングプライド」が、初の独自展示会を、10月10日東京・浅草ビューホテルで開催することが決定しました。
姫路の数あるタンナーの中でも卓越したタンナーを厳選し、ブランド化された「タンニングプライド」。ここでしか手に入らない希少レザーも数多くあり、その技術の高さや丁寧な仕事ぶりに称賛の声も集まっています。
同展示会では、タンナーも駐在し、制作者と直接コミュニケーションをとりながら革や製品の購入ができる貴重な機会となります。ファッション業界、インテリア業界、レザー関連業界、その他レザー関係者に一人でも多く来場いただき、タンニングプライドのこだわりのレザーを体感していただければ。
そしてNFTのこと
タンニングプライドのレザーは、世界のハイブランドが取り入れていることでも注目されたブロックチェーン・NFT(Non-Fungible Token)を搭載しています。製品ではなく革素材にNFTが設定されているのは、日本国内に限らず世界でも例がないこと。これにより生産者(タンナー)の顔、革の生産方法、サスティナブル、エシカルなど、高い透明性を保持した安全安心のプロセスを消費者に提供することが可能になっています。さらには、その製品に最も適したアフターメンテナンス情報や季節ごとのお手入れ情報など、革を長く美しく使い続けるためのさまざまな情報が提供され、メーカーからユーザーまで持続可能な社会に貢献できる仕組みづくりに成功しました。
当日は、会場にてブロックチェーン・NFT(Non-Fungible Token)を、お試しください。
日時:2024年10月10日 AM11:00~PM5:00
会場:浅草ビューホテル 小宴会場3F 蔵前
参加タンナー
イサム製革
エナメルレザーやソフトレザーといった変遷を辿りつつ、30年ほど前から紳士靴用のガラスレザーを主力としています。
カドヤ商店
タンニン鞣しの馬革を主力に天然皮革の奥深い味わいを追求してきました。馬革本来のしなやかさや軽さ、きめ細かい風合いを最大限引き出した“ヌメナチュラル”を開発。さらにエコレザーの製造、製品へのダメージを最小限に抑える技法を用いて「製品染め」も行っております。
有限会社新喜皮革
馬の臀部にある緻密な繊維層を削り出したコードバンで著名なタンナーです。この革を製造するためには、高度な技術と長年の経験が必要です。近年は馬だけでなく、アトランティックサーモンなど通常、廃棄される魚の皮を使い、持続可能な資源として活用する革づくりにも力を入れています。
オールマイティ
猪は革の厚みが5㎜ほどもあり、脂分も多く、これを美しく鞣せるタンナーは日本でも数えるほど。その中の一社が、株式会社オールマイティです。猪の鞣しを手掛けてから2年。研究を重ね、ようやく「これなら!」というものを完成させました。
有限会社松本皮革製造所
1946年から今日に至って、主に官公庁用安全靴革を製造し、技術を活かし多種多様な革を世界最新鋭の機械を使い、原皮から仕上げまで自社工場で製造しております。
ユニタスファーイースト株式会社
イタリアUNITERS.S.P.Aと共に最も厳格な環境ルールを守りながら、ケア製品やメンテナンス、リペア事業を通して皆様の快適な生活空間に貢献しています。レザー製品、ファブリック製品、ウッド製品のメンテナンス剤及び補修材の企画生産、レザーリペア、クリーニングサービスなども行っている会社です。
関連WEBサイト
タンニングプライド https://tanningpride.uniters.co.jp/