JKK東京(東京都住宅供給公社:東京都渋谷区、理事長:中井敬三、以下「JKK」)は、持続可能な社会の実現に向けて、JKK住宅※の敷地や空いている駐車スペースを活用し、カーシェア・サイクルシェア・駐車場シェアなど移動手段のシェアに取組んでいます。
また、JKK住宅にお住まいの方々や、近隣にお住まいの方々向けにJKK住宅のコミュニティサロン(集会室)やキッズスペースを活用し、ワークスペース等の空間のシェアやリユースを支援しています。
コミュニティのきっかけづくりを行う専門スタッフである「JKK住まいるアシスタント」が中心となり、リユースやリサイクル、モノの共有といった限りある資源の有効活用を図るイベントを開催しており、令和6年6月には「フリーマーケット」、7月には住宅内に「小さな図書館」を誕生させ、8月には「リユース作品による世代間交流」を実施しました。
※JKKが建設・管理する一般賃貸住宅
(1)リユース作品づくりが交流の場に
世田谷区のJKK住宅「カーメスト大蔵の杜」では、お住まいの方が自宅で余っているタオルや手ぬぐいを持ち寄り、手縫いの「雑巾づくり」を令和6年6月に実施しました。裁縫道具の貸し借りや上手な方を褒め合うなど、参加された方同士でコミュニケーションが生まれていました。
JKK住まいるアシスタントが、雑巾を作った方々と共に、隣接する保育園に寄付をしに行きました。笑顔で雑巾を受け取った子どもたちは、お礼に歌やかわいいダンスを披露してくれたため、参加した方々の目尻は下がりっぱなしでした。
(2)リユース品によるフリーマーケットが多世代交流の場に
同住宅では、リユースを目的としたフリーマーケットも令和6年6月に試行実施しました。お住まいの方や近隣の方が出品し、「お友だちが出品しているから」と遊びに来た方もいました。
若いお嬢さんが着なくなった花柄のステキなワンピースをご高齢の方が購入し、「こんなステキなワンピースは私たちが行くようなお店では手に入らないのよ」とうれしそうに見せてくれる方もいました。小さなお子さんが着られなくなった洋服やおもちゃは大人気で、お子さん連れの家族でにぎわいました。出品された方からも「ただ捨てるのはもったいない。こういったフリーマーケットをまた開催してほしい」という声がありました。
(3)小さな図書館が多世代交流の場に
大田区にあるJKK住宅「トミンタワー多摩川二丁目」のコミュニティサロンでは、令和6年7月に下丸子図書館の協力により、住宅に小さな図書館が誕生しました。
絵本の読み聞かせやしおり工作のほか、本の修理体験や図書館の古い本や重複本を無償提供する「リサイクルブック」も行いました。
リサイクルブックをもらった方同士で本を見せ合うことにより、本を通じて高齢者と小学生が話す自然な多世代交流が生まれ、とても微笑ましい光景でした。
(4)本を通したシェアリング
JKKは、お住まいの方から寄贈された本を活用し、お住まいの方同士で本の貸し借りをする場として、令和6年8月に、板橋区にあるJKK住宅「前野町第二住宅」のコミュニティサロンを開放しました。
当サロンでは、読書好きなJKK住まいるアシスタントがおすすめする本のポップを作成し、お住まいの方に紹介するなど、本を通じたコミュニケーションの場を提供しました。
JKKは、今後もお住まいの方々の声を取り入れ、持続可能な社会の実現に向けてシェアリング等、様々なイベントを企画し、JKKのホームページやX(旧ツイッター)で発信していきます。
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