主催は国際大会を統括する「International Beach Racket Association」。フレスコボールは国により名前・競技性・ルーツが少しずつ異なります。今大会はスピードガンを使用し得点となる球速の最低速度が設けられ、試合時間も7分間(日本ルールは5分間)と、より球速やパワーが求められる試合となりました。
世界を見据え、日頃から練習を重ねてきた日本代表選手団。ジャパンチーム総力を挙げて戦い抜き、見事全ペアが入賞するという活躍を見せました。
【大会結果】
男子カテゴリ
優勝 95,427pt
赤塚康太(KOTA AKATSUKA)湘南鵠沼フレスコボールクラブ所属
五十嵐恭雄(YASUO IKARASHI)
ミックスカテゴリ
優勝 97,809pt
赤塚康太(KOTA AKATSUKA)湘南鵠沼フレスコボールクラブ所属
落合真彩(MAAYA OCHIAI)湘南鵠沼フレスコボールクラブ所属
ミックスカテゴリ
準優勝 92,663pt
五十嵐恭雄(YASUO IKARASHI)
宮山有紀(YUKI MIYAYAMA)フレスコボール関西 Grêmio VENTO所属
男子カテゴリ
第3位 72,785pt
松井芳寛(YOSHIHIRO MATSUI)フレスコボール関西 Grêmio VENTO所属
中野克希(KATSUKI NAKANO)フレスコボール明石 Grêmio PONTE所属
ミックスカテゴリ
第3位 38,595pt
中野克希(KATSUKI NAKANO)フレスコボール明石 Grêmio PONTE所属
鈴木麻井子(MAIKO SUZUKI)逗子フレスコボールクラブ所属
■総評 (JFBA代表理事 窪島剣璽)
この度、World Beach Racket Leagueポルトガル大会で、日本代表選手団全ペアが入賞という快挙を達成いたしました。 まずは出場し、入賞された選手の皆様に心からお祝い申し上げます。 2013年にフレスコボールが日本に上陸したときは、日本人選手が世界大会で優勝する日が来るとは夢にも思いませんでした、、!私もインスタグラムの中継を見て興奮しておりました。 これも日々の選手の皆様の鍛錬の成果だと思いますし、これまで日本代表選手を支えてきた全国の地域クラブの皆さんも一緒に分かち合える成果となったのではないかと思います。 今回の大会でまた成長して帰ってくる日本選手団に改めて敬意を表したいと思います。
■“コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。
フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。一般に競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われ、2024年10月現在、日本全国で27のJFBA公認地域クラブと4の公認学生団体が設立され、フレスコボールを通じた地域コミュニティが形成されています。
日本フレスコボール協会は、このスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらうために2013年に設立され、2025年までに日本全国47都道府県で地域クラブ設立を目指して積極的に活動を行っております。