株式会社やまとが展開する<Y. & SONS>は2015年より「メンズきものテーラー」をコンセプトに、固定概念にとらわれない自由な発想で、伝統と革新が融合した非日常を提案し、日本全国のものづくりさんちや、国内外問わず様々なブランドと共にものづくりを行ってきました。
きものを現代の生活に取り入れていただけるよう、2021年春夏シーズンからは、羽織とパンツを同じ生地で揃えたセットアップスタイルを提案しています。さらに、従来のきものにはない自由で多様なコーディネートを目指し、きものに合わせるハットやシューズ、バッグ、コートなど、幅広いスタイリング商品のセレクトや開発にもこだわっています。
コラボレーション背景
<Y. & SONS>では和裁の技術を大切に、きものや羽織の形は変えず、一貫して生地にこだわり続け、素材の幅を広げてきました。今シーズン新たに出会ったのが、アパレルブランド<T.T(ティーティー)>です。
T.Tはニューヨークと京都に拠点を置くユニセックスブランドです。「未来は過去にある」をコンセプトに掲げ、アメリカ型資本主義を背景とした、大量生産・大量消費時代が始まる前の1920年代前後のアメリカンヴィンテージを中心に考古学の観点から衣服の研究を行なっています。
ものづくりの本当の価値は、新しいものの中にではなく、歴史の中に既に存在しているのではないかという彼らの想いに共感し今回のコラボレーションが実現しました。
T.Tが過去の生地の研究を重ね、AW24コレクションで発表した生地を用いて羽織を展開し、<Y. & SONS>らしいセットアップスタイルを提案します。
商品詳細
今回使用する生地は、100年近く経年したデッドストックの生地を再現したものです。暖かさと優れた発色が特徴のシェットランドウールを経糸(たていと)に、リネンを緯糸(よこいと)に用いて織り上げています。
シェットランドウールの使用により、デッドストック特有の乾いたウール感を表現しつつ、現代のニーズに応える暖かさも兼ね備えています。経糸と緯糸が異なることで、様々な色の糸がブレンドされた冬らしいツイード生地に仕上げられています。
パンツは1940年代のアメリカ製ワークパンツを基にしたT.Tオリジナルのワークトラウザーズをセレクト。羽織と同素材のため、セットアップとしての相性も抜群です。羽織とパンツは共にブラウンとグレーの二色展開で、スタイリングの幅を広げてくれます。
■販売日
2024年10月4日(金)
■納期
羽織は寸法確定から約3週間いただきます。
■取り扱い店
Y. & SONS各店舗(神田・京都)
■お客様からのお問い合わせ先
【Y. & SONS 神田】
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-17-2
TEL:03-5294-7521
営業時間:11:00〜19:00
【Y. & SONS 京都】
〒604-8172 京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F
TEL:075-256-4090
営業時間:11:00〜20:00
<T.T>
創業者でありデザイナーの髙橋大雅は、日本の文化と西洋の思想が融合するような教育を経験。
2017年 University of the Arts London Central Saint martins卒業後、ニューヨークで自身のブランドを設立。
ブランドコンセプトは「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」。
デザイナー自身が十代から蒐集した衣服は数千着以上、そのほとんどが大量生産前の1920~50年中心のアメリカンヴィンテージ。ものづくりの本当の価値は、歴史の中に既に存在しているのではないか、そんな思いを抱き、時間をサバイヴした衣服の布地や縫製、ディテールなどを考古学の観点から研究し、新たな再解釈を加えて現代に蘇らせる。衣服を化石やタイムカプセルに見立て失われつつある、織り、染め、縫製など日本古来の伝統技術や天然素材を使い、100年後の未来にまで残る「時代を超越した衣服作り」を目指した。
T.Tのものづくりにも生かされている日本が誇る職人の技。1000年以上続く自然染色の手わざや現存する数少ない旧式力織機など日本の伝統技術を用い、その技を受け継ぐ職人たちとの対話を重ねて、ものづくりを追求している。
<Y. & SONS>
「メンズきものテーラー」をコンセプトに、固定概念にとらわれない自由な発想で、伝統と革新が融合した非日常をお届けします。
2015年3月、東京・神田明神鳥居横にオープン。2020年6月にはアジア発上陸となる「エースホテル」が入る京都・新風館内にもオープン。また、2024年1月よりパリのマレ地区にてPOP UP STOREを展開するなど、国内外問わず多くのお客様に、従来のきものの枠を超えたコーディネートをご提案しています。