アメリカ発データ活用のプロフェッショナル、Garmin(ガーミン)は、今年創立35周年を迎えたことを発表しました。
■世界で約2万人の従業員を擁するグローバル企業に成長
1989年創業のGarminは、GPS測位技術を民間の航空業界に転用する事業から始まりました。その後、海洋、自動車も含めたモビリティ分野において、高精度の計測技術や、そのデータを活用する独自のテクノロジーやノウハウを培ってきました。現在ではその技術をウェアラブルウォッチを中心とするコンシューマー向けのアウトドア・フィットネス分野へと転用し、拡大を続けています。
創業以来、毎日一歩ずつ前進して、一人一人のGarminユーザーが掲げる目標を達成してほしいという意味の「Beat Yesterday」の精神を掲げ、現在では世界86カ所に約2万人の従業員を擁するまでに成長を遂げました。9,000人以上の従業員を擁するアジア5カ所を含む10カ所の製造施設に支えられています。
2024年第2四半期の連結売上高は15億1,000万ドルで、5つのセグメント全体で前年同期比20%増となっています。Garminは、優れた製品を生み出すことに対し継続的に努力を続け、あらゆる市場においてイノベーションの追求を一貫して続けています。これにより、現在までに2億8,700万台以上を販売する強力な製品ラインアップを有しています。
「Garminのような会社は他にありません。私は、ゲイリー・バレルとミン・カオ博士とともに創業以来Garminに在籍し、この35年間で、私たちがサービスを提供するすべてのセグメントにおいて、飛躍的な成長と画期的な業績を達成するのを目の当たりにしてきました。これらの実績は、品質、革新、そして最も重要な顧客満足への揺るぎないコミットメントを強調するものであり、当社の成功に不可欠なものです。」と、代表取締役兼CEOのクリフ・ペンブルは述べています。
■35年にわたるイノベーションの原動力
2024年、Garminは米Forbes誌の「2024年アメリカで最も働きがいのある大企業」ランキングで第2位を獲得。この名誉あるランキングは、テクノロジー企業の中では有名企業をおさえての第1位となります。これは、最高の職場作りや、社員の福利厚生に投資している企業を称えるものです。
「このランキングは、当社が35年前に共同創業者であるミン・カオ博士とゲイリー・バレルが掲げた誠実さ、尊敬というコア・バリューを守り続けていることを証明するものです。35年間で2万人近い社員を擁するグローバル企業に成長しましたが、Garminは今もなお、本物の情熱を持つ革新的な企業であることを再確認でき、非常に喜ばしく思います。」と、人事担当部長であるローリー・ミナードは述べています。
■「Product is everything」をモットーに、製品開発・製造と、それを支える人材に投資
Garminが創業以来一貫して掲げているのは「Product is everything」のポリシーです。そのため革新的製品の開発・製造からアフターサービスまでを支える人材こそが財産と考えています。Garminのグローバルスタッフ約2万人のうち、エンジニアが約5,000人を占めているのもその証です。Garminがスタッフに求めるのはモノづくりへの情熱です。例えば、ウェアラブル製品ではGarminの強みの一つにスポーツ分野にありますが、開発はそれぞれのスポーツを自ら嗜み精通したスタッフが担当しています。さらなるパフォーマンス向上のため、計測されたデータを分析し、個々に合わせたトレーニングプランの提案機能や新機能などは、開発担当者がユーザー目線に立って生み出しているのです。
製品開発と製造、それを支える人材のために、Garminは惜しみない投資を続けています。
■米 カンザス州オレイサのGarminキャンパスを拡張し、オペレーション業務を強化
カンザス州オレイサにあるGarminの本社は、約18.5ヘクタール(約5.6万坪)以上の敷地を有しています。倉庫を含むディストリビューション・センターは、4.5ヘクタール(約1.4万坪)以上に及び、これはジャンボジェット4機を収容できる広さに相当します。この施設は、保管、検査、物流などを担い3.7km以上もの長さに及ぶコンベアラインがあります。
本社倉庫は、約7.4ヘクタール(約2.3万坪)を有し、200人以上の従業員が、航空製造、返品・修理対応、顧客管理などをサポート。即日配達のオンライン注文にも対応しており、1日あたり10,000件以上のオーダーを処理しています。
米国のほかに、アジアに5カ所の製造拠点があり、航空、船舶、自動車、アウトドア、フィットネス分野向けの製品を製造し、世界的な需要に対応しています。
■Garminキャンパスを拡張 – 従業員のウェルビーイングを主軸として設計
拡張されたGarminキャンパスには、従業員の心身の健康を考慮した様々な施設を追加。この新しい建物には、広々としたフィットネスセンター、様々なスポーツができる体育館、ロッカールーム、カフェテリア、外部専門家に相談できるウェルビーイング・コンサルティング・ルームがあります。エクササイズ専門家が常駐するウェルビーイング・センターは、ジムやグループ競技場、コンサルティング・ルームを備え、従業員のために年中無休で開放しています。
「最大の資産である従業員を第一に考える私たちにとって、ウェルビーイング・センター、カフェ、そしてオフィス・スペースを含む新館は、私たちの将来には重要なマイルストーンであり、必要不可欠な要素です。」とオペレーション担当上級副社長のパトリック・デボワは語っています。
■垂直統合型ビジネスモデルによる顧客価値の最大化
創業以来、Garminは世界各地に設計、製造、流通、販売、サポートセンターを持つ戦略的な垂直統合型のビジネスモデルを採用し続けています。多くの企業がアウトソーシングとダウンサイジングに重点を置く中、Garminはインソーシングと雇用創出に重点を置いていることが特徴です。
さらにGarminは、自社の企業文化に沿った有能な人材への継続的な投資や、事業運営と製造に対する戦略的な投資により、リスクを大幅に削減し、絶えず変化する情勢に柔軟に対応しています。一気通貫してプロセス全体を自社で管理することで、外部委託を最小限にし、最適な在庫コストの管理を可能にしています。
■将来の展望
ヘルスプロモーション、ソリューション事業、研究などをサポートするGarmin HealthとOEMソリューションでは、Garminの多様な製品が技術統合の良い例となっています。Garmin Healthは、重要なデータを取得・分析するための世界クラスのデバイスとソフトウェアを通じて、人々の健康増進を目指しています。
OEM分野では、Garminは航空、自動車、船舶の各分野でソリューションを提供。特に、自動車OEMソリューションは、BMWをはじめとするパートナー企業とともに車載システムを構築し、先進的なドライビング体験を提供。エンジニアの専門知識と革新的なアプローチを際立たせています。
Garminの35年の歩みは、イノベーション、垂直統合、多様な市場での価値創造へのコミットメントを反映しています。成長を続けるGarminは、パイオニアとして進歩を続け、世界中の顧客の生活の質向上のために邁進していきます。
「私たちはこれからもお客様を大切にします。グローバルチームとともに、イノベーションを追求し続け、お客様の生活に欠かせない優れた製品を創造する永続的な企業でありたいという使命に忠実であり続けます。同時に、次の35年、そしてその先も、お客様へのコミットメントを示し続けることができるよう、戦略的なプランに前向きに取り組んでいきます」と、Garminアジア、セールスマーケティング、アシスタントジェネラルマネージャーのスコッペン・リンは語っています。
■データ活用技術を始めとしたGarminのイノベーションの結晶
フラッグシップモデル「fēnix 8」新発売
Garmin本社では常に最新のイノベーションを採用した新製品が生み出されています。Garminのウェアラブルウォッチは、高精度のGPSと第5世代光学式心拍計などの各センサーによって運動や健康に関するデータを計測・可視化し、独自のアルゴリズムでデータを分析。そして、一人一人にパーソナライズされたトレーニングメニューや推奨睡眠時間などを提案します。さらに、ユーザーがその記録やパフォーマンスを振り返ることにより、長期的な実践や目標達成につなげることができます。
こういった「データ活用」により世界中で支持を集めてきたフラッグシップモデルの最新機種「fēnix 8」が2024年8月29日に発売されました。
高彩度のAMOLED(有機EL)ディスプレイと、ソーラー充電Dual Powerを搭載した2タイプを展開。
「AMOLED」モデルは、どんな環境でも見やすい明るく鮮やかな AMOLED ディスプレイを備え、スマートウォッチモードで約29日間※のロングバッテリーが魅力です。そして、スピーカー&マイクを搭載し、Garmin初の「音声コマンド」機能が追加されました。
創業から35年間培ってきたデータ活用技術を結集した「fēnix 8」は、ビジネスパーソンの365日あらゆるライフシーンをサポートする究極のハイパフォーマンスモデルです。
※ fēnix 8 Sapphire AMOLED 51mmの場合。
【Garminについて】
Garmin(ガーミン)はアメリカ合衆国で創業されたGPS機器メーカーです。ゲイリー・バレル(Gary Burrell)と高民環(Min H. Kao)によって1989年に設立されました。Garminという社名は創業者2人の名前の一部、GaryとMinに由来します。Garminは創業当時から変わらず、ライフスタイルを豊かにするナビゲーションおよび通信デバイスを作ることを目標としてきました。無線技術をはじめ、自動車、航空機、船舶、フィットネス、アウトドアなど多岐な分野にわたって革新的な製品を展開しており、これまでに数億台のGPS 受信機を製造・販売しています。創業以来一貫して黒字経営を行っており、米国株式インデックスS&P500の銘柄にも採用されています。
※本リリースに掲載されているブランド名、会社名などの固有名詞は各社の商号、商標または登録商標です。
※本リリースに掲載されている価格、発売時期、仕様は予告なく変更となる場合がございます。
<本製品に関する読者からのお問い合わせ先>
ガーミンジャパン株式会社
〒354-0036 埼玉県富士見市ふじみ野東1-7-6
TEL:0570-049530 FAX:049-267-9124 E-mail:jp_Info@garmin.com