芸人にはキツい「ネタかぶり」…しかし、あえて同じお題を出したら芸人はどんなキリクチでネタを繰り出すのか!?そんな過酷な実験を仕掛けるのは、ネタ作りに定評のあるバカリズム!それぞれの芸人が披露する同じお題のコントを独自の感覚で分析!果たしてバカリズムはどんな無茶ぶりをしていくのか!?
最初に、や団とファイヤーサンダーが【父と息子】のネタを披露。「入口はよくある親子の会話だけど、そこを裏切る。考えようによっては怖い話でもありますね」と、や団の設定に感心したバカリズム。ファイヤーサンダーのコントには、「いろんな展開があるわけでもないのに、うまく味付けしている。あれでよく一本作れますね」とそれぞれの発想に驚いていた様子。続く【会話なし】には、かが屋とCOWCOWがチャレンジ。ロッチ・中岡は「お笑い始めた頃はこういうネタをやりたいなと思いました。おしゃれないい感じですね」と、かが屋のネタに感心。
そして、COWCOWワールド全開のコントに宮近海斗(Travis Japan)は、「めちゃめちゃ面白い、子供心もくすぐられるいい切り口でした」と笑顔。そして最後に、【モニターを使ったネタ】に挑んだのは、ラバーガールとザ・マミィ。普段からお笑いをよく観ているという桜井日奈子は「“下ネタまじり”というのは好きですね。あまり笑っているところ映されたくなかったんですけど(笑)」とザ・マミィのコントを堪能した様子だった。
<バカリズムのコメント>
――収録を終えての感想をお願いします
普段、芸人さんにネタの細かい作り方を聞くことがないので貴重な話が聞けてよかったです。芸人さんからしたらそういう話をテレビでするのは少し恥ずかしいとは思うんです。でも、そこをちゃんと教えてくれたので番組的には助かりました。
――どの設定のコントが面白かったですか?
設定の面白さは『父と息子』。や団とファイヤーサンダーのコントの入口が同じだったのに、中盤から展開が全然変わっていったのはとても興味深かったです。COWCOWさんのネタはとても面白く、予想外の終わり方でびっくりしました(笑)。
――前回(今年3月放送)のネタ設定と比べて、いかがでしたか?
前回の『カツアゲ』や、今回の『父と息子』、『モニター』など
ベタな設定の方が、芸人としては楽といえば楽。「だいたいどの組もこの設定ネタ、一本ぐらいあるよね?」と。「今回はこのテーマで、2、3本作ってきてください」ではないから、僕らも芸人さんに申し訳なさが無い。
――番組の見どころをお願いいたします
まずはネタを純粋な気持ちで気楽に楽しんでいただき、あとは芸人同士が勝手に趣味の話をしていると思ってもらえれば。本当に皆さんのネタが面白いので、そこが一番の見どころと思います。
【番組概要】
<タイトル> 『くらべるネタSHOW バカリズムのキリクチ』
<放送日時> 10月5日(土)23時55分~24時50分(東海テレビ制作・フジテレビ系全国ネット)
<出演者>
バカリズム、高山一実、中岡創一(ロッチ)、桜井日奈子、宮近海斗(Travis Japan)
COWCOW、かが屋、ザ・マミィ、ファイヤーサンダー、や団、ラバーガール(五十音順)
<スタッフ>
プロデューサー:嶋﨑悠介(東海テレビ)
<制作>
企画協力:マセキ芸能社
制作協力:ビアーズ
制作著作:東海テレビ