一般社団法人 日本損害保険協会(会長:城田 宏明)では、企業のリスクマネジメントの必要性や損害保険の位置づけ、保険の原理原則等に関する基礎的な情報をまとめた「リスクマネジメントと損害保険」を作成しました。
一部の会員会社で発生した保険料調整行為の一因として、企業の事業活動における損害保険本来の価値を保険会社からお客さま(企業)にお伝えする取組みが不十分であったことが挙げられます。
これを踏まえ、当協会に設置した「業務抜本改革推進プロジェクトチーム」では、改めて損害保険業界として、そうした情報をお客さまにお伝えするための態勢を整え、企業のリスクマネジメント力の向上を支援していけるよう、検討を進めてきました。本ツールは、この取組みの第一歩として、損害保険会社が提案する保険やサービスをお客さまに検討・選択いただく際の前提知識となる基礎的な情報を解説したもので、今後、会員会社を通じてお客さまにお届けしてまいります。
当協会では、引き続き企業のリスクマネジメント力の向上に資する企画を検討していきます。
■リスクマネジメントと損害保険(2024年7月版)
https://www.sonpo.or.jp/news/release/2024/pdf/20240722_01.pdf
<表紙イメージ>
【参考】
■保険料調整行為の再発防止策に関する損保協会の取組み
業界指針等
・「損害保険会社の独占禁止法遵守のための指針」の改定
・「保険契約引受にかかる独占禁止法上の留意点」の新設
・「一般社団法人日本損害保険協会 行動規範」に独占禁止法遵守を明記
教育・啓発
【会員向け】
・「コンプライアンス・セミナー」の定期開催
・若手職員等向け研修の実施
【代理店・募集人向け】
・「募集コンプライアンスガイド」の改定
・「損保一般試験教育テキスト」の改訂
【共通】
・解説動画コンテンツの制作・周知