株式会社東急文化村(代表取締役社長:嶋田創、以下「Bunkamura」)が運営する複合文化施設「Bunkamura」(所在地:東京都渋谷区) は、一部の施設を除き長期休館中ですが、さまざまな場所で文化・芸術を発信していくとともに、文化を通じた地域への貢献につながる活動【Bunkamuraオープンヴィレッジ】を展開しています。
Bunkamuraは、今年の6月に学校法人塚本学院 大阪芸術大学(学長:塚本邦彦)と連携し、次世代を担うクリエイターの発信の場として、Bunkamuraメタバース上で、『マンガデザインで北海道をメタバース』と題し、北海道の魅力をマンガデザイン®で表現した作品の展示を行いました。
この企画を経て、この度、継続的な次世代支援を目的に、発信の場をさらに拡充させることとしました。【Bunkamura オープンヴィレッジ】のウェブサイトに発表の場を移した本企画の名称は『マンガデザインで文化ツーリズム』。本サイトにて、日本各地の“文化”をテーマに描いた作品を定期的に公開してまいります。大阪芸術大学の学生の視点を通してマンガデザイン®で表現されたさまざまな“文化”を、どうぞお楽しみください。
『マンガデザインで文化ツーリズム』とは
大阪芸術大学のデザイン学科、キャラクター造形学科、美術学科、映像学科等の学生が、全国47都道府県の豊かな“文化”をマンガデザイン®で表現。“文化”には、歴史や祭、建造物、伝統工芸や地域を象徴する風景、食文化など、広く含まれます。作品を選出するのは、同大学で教鞭をとるマンガデザインプロデューサーの吉良俊彦氏。本サイトでは作品と合わせて制作者による制作意図や吉良氏のコメントも掲載し、各地へのツーリズムを誘うきっかけを創出します。2025年に大阪・関西万博の開催を控えている「大阪府」を皮切りに、「兵庫県」「京都府」と、関西圏から順に全国を巡る予定です。
●「マンガデザイン®」とは
日本発のオリジナルグラフィックデザイン。グラフィックデザインの特徴であるクライアントニーズの明確化、メディアに応じたフレキシビリティ感にマンガの特徴である分かりやすさやストーリー訴求、空想の世界の描写が可能な点等を加え、2つの強みを最大限に活かし、創造した広告モデル。
■『マンガデザインで文化ツーリズム』作品紹介(一部)■
<大阪府>
『和泉蜻蛉玉の輝き』(デザイン学科 Y.Y.)
【地域の文化芸術をマンガデザインに】
「小さい蜻蛉玉をアップにして映すことでもののきらめきを分かりやすく表現しました。」
『たこ焼き+妖怪「白坊主」』(キャラクター造形学科 M.T.)
【1+1=∞の表現】
「和泉市を中心として大阪にまつわる妖怪「白坊主」が大阪のたこ焼きを食べて船皿の上で食い倒れている姿を描きました。」
<兵庫県>
『国生みの島・淡路島』(美術学科 R.M.)
【マンガデザインで描く日本神話】
「国生みの島、淡路島を描きました。『古事記』の冒頭を飾る「国生み神話」、イザナギノミコトとイザナミノミコトが最初に作った国土が淡路島という話をもとに描きました。」
<京都府>
『京舞』(キャラクター造形学科 N.M.)
【切り絵のようなデザインで所作を表現】
「祇園を中心とした京舞を描きました。調べたところ京舞は柔らかな中にも鋭敏で直線的な所作が含まれるとあったので、線画自体にも直線を使って描いてみました。また、柔らかさも表現するためにごわごわしたペンを使い、びっちりしすぎないように線を飛び出させたりしました。」
◆吉良俊彦氏(マンガデザイナーズラボ代表・プロデューサー/大阪芸術大学客員教授)
上智大学法学部卒業後、株式会社電通に入社。クリエーティブ局、営業局を経て、雑誌局へ。各社のメディア戦略およびブランディング、スポーツ・文化イベントの企画プロデュース等を行う。
2004年にターゲットメディア・ソリューション設立。2011年にマンガデザイナーズラボを設立し、マンガの新しい市場を開拓。総合プロデューサーとして「マンガデザイン®」による広告のプロデュースを手がけ、日本の文化であるマンガをコミュニケーションソリューションとしてビジネスに活用している。
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ただいま CHANGE ViSiON Harajuku にて3Dビジョン広告 放映中!
原宿・竹下口交差点に面したT’s oneビルの屋上広告ビジョンにて、10月31日までの期間限定で『マンガデザインで文化ツーリズム』掲載作品の一部を鮮やかな3Dビジョンでご覧いただけます。額縁から飛び出すSNS+デジタルOOH作品の数々をどうぞお楽しみください。
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Bunkamuraは、文化・芸術体験による地域間交流や地域経済発展のためのパートナーシップを掲げ、今後も「文化ツーリズム」の取り組みを進めてまいります。
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