このたび、雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 雅俊)は、「10月11日は『とってもいい朝食の日』 『6Pチーズ』からはじめる朝の新習慣発表会」を2024年10月7日にシティホール&ギャラリー五反田にて開催いたしました。
本発表会では、子育て家庭の多くが抱えている、平日の朝食に関する悩みを解決するため、記念日を制定し、脳科学者 瀧靖之氏や管理栄養士 古谷彰子氏が監修した「親子のドタバタ朝食を救う3か条」や実際の子育て家庭で実施した実証実験動画を発表しました。また、お笑い芸人で3児の母である横澤夏子さんをゲストに迎え、横澤夏子さんが抱える忙しい朝のお悩み相談や「とってもいい朝食診断」を含めたトークセッションを実施。平日のドタバタ朝食に悩んでいる子育て家庭に向けた朝の時間に取り入れたいポイントについても専門家が解説しました。
■今年70周年をむかえる「6Pチーズ」 「子育て世代が悩む、朝食シーン」に着目
本イベントでは、はじめに雪印メグミルク株式会社 取締役常務執行役員 稲葉聡氏 と 乳食品事業部長 加藤光一郎氏が登壇し、今年70周年をむかえる「6Pチーズ」の歴史や中期経営計画について発表しました。
▽朝食をフックとした新提案で2030年チーズ売上高1,000億円を狙う
雪印メグミルクグループは中期経営計画2025において、「新たな成長のタネづくり」・「基盤活用による物量の拡大」・「国内酪農生産基盤の強化・支援」の3つの柱を掲げています。またその実現に向けた6つの戦略の1つとして「チーズの徹底拡大」を推進しており、2030年チーズ売上高1,000億円に取り組んでおります。これからも「乳」の持つ可能性に挑み続け、新たな食シーン、新たな選択肢のご提案を通じて、お客様の豊かな生活および「食の持続性」に貢献してまいります。
▽今年70周年を迎えた「6Pチーズ」
2024年9月、当社のロングセラー商品のひとつである「6Pチーズ」が発売70周年を迎えました。1954年の発売以来、多くの方々に愛され続け、現在においてもチーズ市場No.1の売り上げを誇っています。直近では70周年を記念した新商品「6Pチーズ 酪農大地の恵み」を発売、7種類のラインナップを展開しています。「チーズの徹底拡大」に向け、今後もお客様の抱える課題に対して、商品個々に深堀りして考え、お客様視点でのベネフィットに変換してご提案いたします。
■実際の子育て家庭で実施した実証実験の結果発表
雪印メグミルク株式会社 乳食品事業部 チーズグループ 沖川哲也氏が登壇し、記念日制定の背景や、2組の子育て家庭で実施した実証実験の結果を発表しました。
▽10月11日は「とってもいい朝食の日」記念日制定
雪印メグミルクは、忙しい子育て世代の朝食を応援するため、「とっても(10)いい(11)朝食」を考えるきっかけとして、10月11日を「とってもいい朝食の日」と制定しました。
子どもが意欲的に食べてくれること、手軽に栄養をプラスできること、親子の会話が活性化することで、忙しい子育て家庭の朝食を救いたい、そんな想いが込められています。
■平日、子どもの朝食が大変だと感じるママ 約8割 朝食メニュー「パンだけ」週2日以上 約6割にも
雪印メグミルクは、全国の3歳~小学校低学年の子をもつ母親800名を対象に、子育て朝食に関する調査を実施しました。
【調査総括】
約8割近くが平日の子育て朝食を負担に感じていることが明らかに。負担の内容をみると、「忙しく準備する時間が十分にない」が1位、2位「子どもが朝食を食べるのに時間がかかる」、3位「子どもが集中して食べてくれない」と、子どもの意欲に関わる項目が上位にランクイン。
また、「満足のいく品数を用意することが難しい」と回答した人が約9割にのぼり、平日 朝食メニューが「パンだけ」の日が週2日以上の家庭が約6割にのぼることが明らかとなりました。「パンだけ」朝食に対しては、8割近くが「栄養に偏りがある」というイメージをもつことも分かり、忙しさの中で理想と現実にギャップがある様子も伺えます。
食事中の会話についても、平日子どもと笑顔で会話する時間5分未満が8割近く、子どもともっと会話したいと思うと回答した人は7割近くで、子育て家庭の多くが子育て朝食に悩みがあることが分かる結果となりました。
■2つの子育て家庭で行った実証実験の結果
2組の子育て家庭を対象に、「6Pチーズ」がある朝とない朝の様子を比較し、「6Pチーズ」が朝食にどのような変化をもたらすかを検証しました。
【実証実験結果】
➀意欲:席についてから食べ始めるまでに時間が大幅に減少
実証実験の結果、A家族は40秒から4秒へ、B家族は30秒から1秒へと、席についてから朝食に手を付けるまでの時間が大幅に減少しました。
脳科学者 瀧氏コメント:
子どもに「役割が与えられたこと」により、子どもは大きな喜びや信頼を感じ、成功体験として記憶されます。それが次の成功体験を作り出す原動力となり、脳の前頭前野などが刺激され、自己肯定感が高まるといわれています。また、親しみやすい丸い箱に入っている点も、お子様が手に取りやすく、配りやすいポイントだったと考えられます。
➁手軽:忙しい朝は“出すだけ食材”で手軽に栄養バランスを整える
管理栄養士 古谷氏コメント:
忙しい朝でも「手軽」に出せる、パン・チーズ・トマトの組み合わせ「パチト」は栄養バランスも整ったメニュー。食事では3大栄養素をバランスよくとることが重要で、手軽にたんぱく質をとれるチーズは朝食におすすめ。さらに、朝食には体内時計を整える役割もあるため、時間栄養学の観点からも毎日しっかり朝食をとることが重要です。
③会話:会話の時間が増えることで、子どもが積極的に食事に参加
実証実験の結果、実験を行った2つの家庭で約6分以上会話の時間が増加しました。
脳科学者 瀧氏コメント:
家族と一緒に朝食をとることで朝食を「とても楽しい」と感じ、意欲が高まったことを示していると考えられます。また、家族との会話の時間も積極的な食事への参加を促す要因の1つです。また、実験の結果2つの家庭で笑顔の数が大幅に増加したことも明らかになっています。家族そろって食事をすることで、子どもの「うれしい」という感情が笑顔を増やし、子どもの発話も増えたことが考えられます。
▽親子のドタバタ朝食を救う3か条
また、多くの子育て家庭が抱えている朝食のお悩みを解決するため、脳科学者 瀧氏と管理栄養士 古谷氏に監修をいただき、「親子のドタバタ朝食を救う3か条」を制定し、この度のイベントで発表しました。
押さえておきたいポイントは、「やる気」「手軽」「会話」の3つです。まず、朝の準備の中で子どもに役割を与え、子どもが食べたくなる食材を用意することで、食事への意欲を高め、やる気を引き出しましょう。次に、忙しい朝は“出すだけ食材”を活用して、手軽に栄養バランスを整えましょう。そして、色や形、分けて食べることをきっかけに、親子でたくさん会話をすることも、忙しい朝のドタバタを和らげるポイントとなります。
■平日のドタバタ朝食について考えるトークセッションも実施
続いて、お笑い芸人 横澤夏子さん、脳科学者 瀧氏、管理栄養士 古谷氏による、平日のドタバタ朝食に関するトークセッションを実施いたしました。
▽横澤夏子さんも悩みを抱えている平日のドタバタ朝食
お笑い芸人としてもご活躍されつつ、3人のお子さんの母としても大忙しの横澤夏子さんは、「今4歳、3歳、1歳の娘が居るんですが、夫と力を合わせてなんとか綱渡り状態でやっています。毎日、今日も仕事に来られてよかったと思っています」と語りました。
また、「長女が起きるとプリンセスのドレスに着替えたがるんです・・・」「うちは日曜日にツメを切る習慣があるんですが、昨日忘れてしまい、今朝4人合わせて80本のツメを切ったんです。ネイリストさんみたいですごく大変で・・・」など、自身のユニークな朝のドタバタ時間についてもお話しされました。
■子育てに仕事に大忙し!横澤夏子さんのドタバタ朝食お悩み相談
▽専門家が回答!横澤夏子さんのドタバタ朝食お悩み解決
Q. 子どもたちが朝グズグズして、全然朝ごはんを食べてくれないのですが、どうしたらいいですか?
A. 体には1日のリズムを整える体内時計があり、毎日リセットする必要があります。リセットが行われてから、およそ14時間程度で眠くなるホルモンができるため、自然と眠くなるリズムができます。またリセットには光・運動・朝食の「トリプル刺激」が効果的と言われており、その中でも朝食は親子で手軽に調整しやすい刺激です。夕食をたくさん食べてしまうと、体内時計がうしろにずれ、“遅寝遅起き”になってしまうため、夜型になりがちです。忙しい毎日だと、1日の食事のバランスが2:3:4になってしまいがちですが、理想は4:3:3と朝食にボリュームをおくのがベスト、難しければ、まずは3:3:3と朝食をとる習慣をつくることが重要です。(管理栄養士・古谷氏回答)
専門家からの子育て朝食のアドバイスをうけて、横澤さんは「朝食の重要性を学びました。早起きは朝食がポイントですね!」とコメントしていました。
■横澤夏子さん とってもいい朝食の日を記念し、「とってもいい朝食診断」に挑戦
続いて、10月11日の「とってもいい朝食の日」の記念日制定を記念し、横澤夏子さんが「とってもいい朝食診断」に挑戦しました。今回は、とってもいい朝食に向けた〇×クイズを3問用意。脳科学者 瀧氏と管理栄養士 古谷彰子氏が回答を解説しました。横澤夏子さんは全問正解し、「とってもいいでしょう!」と診断され、「6Pチーズ」が贈呈されました。
【第一問】子どもに何かをしてもらうときや新しくお願いをするときは、ゲーム化して行動させるとよい
【回答】 〇(横澤夏子さん回答【〇】)
横澤夏子さんは「家でもよくお願いしている」と〇を上げ、見事正解。瀧氏は、「ゲーミフィケーションは、行動を変えるきっかけになります。また、親が楽しそうに何かに取り組んでいる様子を子どもが目にすると、ミラーニューロンシステムが働いて、自分も挑戦してみたい、という気持ちになります。親子で一緒に楽しく、ゲーム化することがポイントです」と説明。あわせて「子どもに何かを配ってもらう役割を与えることは、朝食時間でも取り組みやすいお願いです」と解説しました。横澤さんの「うちでも“カウントダウン”や“早く来れたら勝ち”などゲーム化してお願いをしていますが、つい鬼教官になっちゃっています」とコメントに対し、瀧氏は「ゲーム化だけでなく、親子で一緒に楽しく、子どもが取り組みやすい役割を与えることがポイント」と回答。さらに、「『6Pチーズ』は子どもの手にも持ちやすい大きさで、箱から取り出すのってプレゼントみたいでなんだか特別な感じがしますよね。しかも、子どもって丸い形が好きですよね!」というコメントに対し、瀧氏は「丸い形は心理的な観点からも子どもにとって親しみやすい、丸いものは日常生活でも身近なので興味関心をもちやすい」と解説しました。
【第二問】3色食品群を意識した朝食は栄養バランスがとれている
【回答】 〇(横澤夏子さん回答【〇】)
二問目は、実証実験動画にも答えが出ていたこともあり、横澤夏子さんは迷わず〇をあげ、正解。古谷氏は、「朝食にとってほしい栄養素は体内時計を動かす糖質とたんぱく質」と解説。あわせて「手作り朝食にこだわらず“出すだけ朝食”でも栄養バランスは整えられる、例えばパン、チーズ、トマトのような“パチト“はスモールステップとしてもとてもいいと思います。また、バランスのよい朝食をとることで腸内環境も整い、早寝早起きの子になるデータもあるんですよ」とコメントしました。それに対し、横澤夏子さんは「“出すだけ朝食”という言葉は初めてききました。“パチト”というネーミングもかわいいですね!」とコメント、「これからは優しく朝を過ごせそう」とお話しされていました。
【第三問】親が小さい頃の話をすることは、子どもにとって良い影響がある
【回答】 〇(横澤夏子さん回答【〇】)
横澤夏子さんは悩みながらも「私もよく小さい頃の話をしているので」と〇を上げ、見事正解。横澤さんは「自分が通っていた保育園で園長先生に怒られた話や、キツネにサンダル持って行かれた話、鷹におにぎりを持っていかれた話といった私の昔話をよくしています」とコメント。瀧氏は、「子どもの頃の思い出やノスタルジーは、幸福感を高める、人の気持ちを安心させるもの」と説明。さらに「親子のコミュニケーションは自己と他者を大切にする非認知能力の発達を促す働きも。親が幸せそうに話をしていると、ミラーニューロンシステムで子どもにも幸福感が伝播します。その話をきっかけに会話が広がり、結果的に子どものコミュニケーションスキルや共感性を高めます」と解説しました。
横澤夏子さんは「70年も前からある『6Pチーズ』はまさにノスタルジーですよね!」とコメント。「今度から子どもたちと一緒に食事をしながら昔の話をしてみたいと思います!」と、とってもいい朝食に向け一歩近づいた様子でした。
■横澤夏子さんのご自宅 「6Pチーズ」 エピソード
イベントを迎える前にご自宅での「6Pチーズ」のある朝食のエピソードをお話しいただきました。
「4歳の長女は1人で『6Pチーズ』をむけるのですが、3歳の次女がむけない姿をみると手伝ってあげることも。『6Pチーズ』は個包装になっているので、お手伝いにもぴったりで、長女はよく配ってくれます!自分だけのチーズという点も嬉しくて、3姉妹も楽しんでいて、今は1歳の子もバクバク食べています。食べた『6Pチーズ』の空き箱は捨てずに積み木のようにとってあります!」と嬉しそうに語っていました。
■登壇者プロフィール
▽スペシャルゲスト
お笑い芸人・横澤夏子(よこさわ・なつこ)さん
1990年7月20日生まれ、新潟県出身。高校卒業後、NSC東京港に15期生として入学。2016年、R-1ぐらんぷり決勝進出。「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」(フジテレビ系)の常連で、2023年12月16日放送回で悲願の優勝を果たす。
2017年に懸命な婚活が実を結び、会社員男性と結婚。
2020年2月に第一子出産を公表し、2021年10月に第二子、2023年6月に第三子出産を報告した。
タレント・3児の母としても活躍中。子育てママをはじめとした幅広い層に支持を得ている。
▽ゲスト登壇者
脳科学者・瀧 靖之(たき・やすゆき)氏
東北大学加齢医学研究所教授。東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター センター長。医師 医学博士。株式会社CogSmart代表取締役。脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIは、これまでにのべ約16万人に上る。「生涯健康脳」「賢い子に育てる究極のコツ」は共に10万部を突破するベストセラーとなり、海外でも翻訳本が多数出版。テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、NHK「NHKスペシャル」「あさイチ」「チコちゃんに叱られる!」、Eテレ「バリューの真実」、TBS「駆け込みドクター!」などメディア出演も多数。
管理栄養士・古谷 彰子(ふるたに・あきこ)氏
愛国学園短期大学 准教授。博士(理学)・管理栄養士。早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構招聘研究員。アスリートフードマイスター認定講師。発酵料理士協会特別講師。「時間」という観点から、医学・栄養学・調理学の領域にアプローチすることを専門とし、科学的根拠を基にしたライフスタイルへのアドバイス、時間栄養学的栄養指導、実体験を基にした食育活動や講演活動、料理教室も開催中。現場を通じて得た問題点をもとに、ヒトを用いた臨床試験、官能評価、アンケート調査を行うことを得意とする。メディア出演、連載、著書多数。
■会社概要
雪印メグミルク株式会社は、「未来は、ミルクの中にある。」をコーポレートスローガンに掲げ、プロセスチーズやナチュラルチーズをはじめとした乳製品事業、牛乳やヨーグルトなどの市乳事業、ニュートリション事業、飼料・種苗事業を展開しております。1954年から製造・販売されている、国内売上No.1※を誇る「6Pチーズ」は、今年70周年を迎え、長きに渡り、親から子へ受け継がれる日本のチーズとして親しまれています。
※インテージ SRI+ チーズ市場 2023年4月~2024年3月 累計販売金額
ホームページ:https://www.meg-snow.com/
■平日のドタバタ朝食にはスターターになる 「6Pチーズ」