~「明治日本の産業革命遺産」を舞台とした書き下ろし小説を「note」で無料公開~
コミュニケーション変革をクリエイティブで実現する株式会社アマナ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:金子剛章、以下「アマナ」)は、「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会と共に、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の魅力を発信する年間プロジェクトを推進しています。
同協議会とアマナは、2015年の世界遺産登録からまもなく迎える10周年に向け、プロジェクト3年目となる今年も「価値の多層化」をコンセプトに複数の施策を実施しています。その1つとして立ち上がった、「明治日本の産業革命遺産ミステリー小説プロジェクト」は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」と、人気ミステリー作家のコラボプロジェクトで、構成資産(※注1)を舞台としたミステリー小説を複数の作家が紡いでいくものです。
2023年に公開された第1回(※注2)、第2回に続き、新たに新進気鋭のミステリー小説作家である、柊サナカ氏、佐藤青南氏、斜線堂有紀氏、似鳥鶏氏、蒼井碧氏とのコラボレーションが決定しました。
第3回は5名の作家が「明治日本の産業革命遺産」を舞台にしたミステリー小説を執筆、メディアプラットフォーム「note」にて無料公開します。舞台は、柊サナカ氏が韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)、佐藤青南氏が旧集成館・寺山炭窯跡・関吉の疎水溝(鹿児島県鹿児島市)、似鳥鶏氏が三重津海軍所跡(佐賀県佐賀市) 、蒼井碧氏が三池炭鉱 万田坑(熊本県荒尾市)、斜線堂有紀氏が三菱長崎造船所・小菅修船場跡・旧グラバー住宅(長崎県長崎市)をそれぞれ担当。
現地を訪れて取材をもとに創作された物語は、実際の遺産群の様子や地元民の暮らしがリアルに表現されています。これらの小説を通して、新たな魅力発見の機会を創出すると共に、全国のミステリー好きへ遺産の認知拡大を目指します。
注1:構成資産とは、「いろいろな資産=宝物(たからもの)を世界遺産(せかいいさん)にふさわしい共通の価値(かち)でまとめているもの」のことで、世界遺産の価値を具体的に証明するものとして選ばれた文化財のこと。
注2:第1回「明治日本の産業革命遺産ミステリー小説プロジェクト」については、以下をご参照ください。
▼明治日本の産業革命遺産ミステリー小説
【プロジェクト概要】
公開期間 2024年10月15日より順次公開
公開場所 メディアプラットフォーム「note」
「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会公式アカウント
対象資産 韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)、旧集成館・寺山炭窯跡・関吉の疎水溝(鹿児島県鹿児島市) 、三重津海軍所跡(佐賀県佐賀市)、三池炭鉱 万田坑(熊本県荒尾市)、三菱長崎造船所・小菅修船場跡・旧グラバー住宅(長崎県長崎市)
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2023年2月にはじまったプロジェクトも総勢12名のミステリー作家とコラボレーションが実現し、いよいよ完成を迎えます。
柊サナカ(ひいらぎ・さなか) 1974年、香川県生まれ。 第11回『このミステリーがすごい!』隠し玉『婚活島戦記』で2013 年デビュー。 他の著書に『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズ、『人生写真館の奇跡』、『ミステリー殺人事件』(宝島社)、『天国からの宅配便』シリーズ(双葉社)、『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』(PHP)、『機械式時計王子』シリーズ(角川春樹事務所)などがある。
佐藤青南(さとう・せいなん) 1975年長崎県生まれ。 「ある少女にまつわる殺人の告白」で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2011年同作でデビュー。2016年に『白バイガール』で第2回神奈川本大賞を受賞。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ、「白バイガール」シリーズ、「絶対音感刑事・鳴海桜子」シリーズ、「お電話かわりました名探偵です」シリーズ、「ストラングラー」シリーズ、『犬を盗む』、『一億円の犬』など、著作多数。
似鳥鶏(にたどり・けい) 1981年千葉生まれ。 2006年『理由(わけ)あって冬に出る』で鮎川哲也賞佳作入選、同作でデビュー。作品に「戦力外捜査官シリーズ」(河出書房新社)「育休刑事シリーズ」(KADOKAWA)をはじめとするシリーズや、『叙述トリック短編集』(講談社タイガ)『推理大戦』(講談社文庫)など多数。乗り鉄のため佐賀県内の路線はすべて乗ったことがあるが、ちょうど千灯籠まつりの時に松浦鉄道に乗ってしまい混雑に貢献する。ミステリを書くが説明が下手。ホラーを書くが怖がり。
蒼井碧(あおい・ぺき) 1992年、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。 上智大学法学部卒。2018年『オーパーツ 死を招く至宝』で、第16回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。その他の著書に『遺跡探偵・不結論馬の証明 世界七不思議は蘇る』がある。世界遺産検定1級認定。
斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆき) 1993年生まれ。上智大学卒。 2016年『キネマ探偵カレイドミステリー』で第23回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞してデビュー。ミステリやSFの意匠を凝らした物語のなかに、一見相反するような感情の歪みを鮮烈に描き出し、次々と話題を浚う。他の著書に『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』『廃遊園地の殺人』『回樹』『本の背骨が最後に残る』『星が人を愛すことなかれ』などがある。
▼株式会社アマナについて
1979年に広告写真の制作会社として設立。その後、スチールや動画 (TVCM、WEB 動画等)、CG(レタッチ、3DCG、アパレル CG)といったビジュアル制作をプロデュースし提供する、国内最大規模の制作会社へと事業を拡大しました。現在は、豊富なクリエイティブ資源や年間 15,000 件にのぼる案件で培ったナレッジを活用しながら、クライアント企業の価値が伝わり・人々を動かすコミュニケーション変革をクリエイティブで実現することに取り組んでいます。さらに、アマナが独自に開発した商材(ソリューション)を組み合わせることで、企業のコミュニケーション施策や DX(デジタルトランスフォーメーション)推進をサポートするなど、クライアントと共に企業の価値を高めるプロジェクトを数多く手掛けています。