3D都市モデルの新たな活用策を探るとともに、三次市の賑わい創出を目的として、三次市・一般社団法人三次観光推進機構と連携して、観光アプリ「みよしもののけ探索AR」の運用を開始します。3D都市モデルを活用し、物語を題材とした街歩きARアプリを活用した賑わい創出の取組は、全国初の取組です。
3D都市モデルの持つ建物形状が正確に把握できるという特性を活かし、スマートフォンを通して、江戸時代中期に創作された稲生物怪録(いのうもののけろく)の舞台である三次町の街中に“もののけ”がリアルに出現します。もののけ出現スポットでアプリを起動すると、もののけと会話をし、“仲魔”にすることができます。また、仲魔を集めていくと、景品が抽選で当たる豪華な特典も!
今回の3D都市モデルの実証を通じて、県内外の皆様に三次町を周遊していただき、三次市の観光増進につなげたいと思いますので、ぜひご取材をお願いします。
もののけのイラスト
稲生物怪録を題材とした絵本『もののけdiary』のイラストの作者で、有名イラストレーターの石黒亜矢子氏が描いた様々なキャラクターをCGモデルで再現しました。
平太郎役
稲生物怪録は実在した稲生正令(いのうまさよし)(幼名・平太郎)が16歳の年に体験したという、妖怪にまつわる怪異をとりまとめた物語です。この平太郎役として、福山市出身の有名声優の福山潤氏に声を吹き込んでいただきました。
【福山潤氏の主な出演作品】
・コードギアス 反逆のルルーシュ
・おそ松さん
・キングダム
イベント概要
キャンペーン①
オープニングキャンペーンとして、10 月の“もののけの日”である10 月27 日に湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)前のブースの担当者に、アプリのダウンロード画面を見せた方、午前10時から先着100名様にノベルティを配布します。
キャンペーン②
運用期間中に“もののけ”を“仲魔”にすると、抽選に応募できます。令和7年2月28日まで応募可能で、当選すると、3月以降に順次、豪華なもののけグッズをプレゼント。
ARアプリについて
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運用期間 :令和6年10月26日~令和7年2月24日
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実施主体 :広島県、三次市
アプリのイメージ
三次町をめぐりながら、もののけと一緒に様々な形でふれあえます。
3D都市モデルとは
3D都市モデルは、「まちづくりDX」のデジタル・インフラとして、仮想空間上に、都市計画基礎調査等によって得られた建物の用途や建築年といった都市空間情報を付与することで、“まち”そのものを再現することが可能です。3D都市モデルを活用することにより、仮想空間上で災害時の人流の変化や様々な条件下で現実空間がどのように変化するのかシミュレーションを行う事で、その結果を踏まえた地域の課題解決や新たな価値創出のための施策を創出につながるものと考えられます。