株式会社アミノアップ(北海道札幌市、代表取締役会長 小砂憲一、代表取締役社長 北舘健太郎)は、2024年10月5日に札幌市清田区との共催で今年4回目となる『清田区ネイチャーツアー「秋」〜真栄緑地で樹名板を作ろう〜』を開催し、公募によって集まった札幌市民が樹名板の製作と取り付け、株式会社アミノアップの工場見学を行いました。2022年春にスタートしたこのツアーは、季節ごとに年4回行われ、3年目を迎えました。
ネイチャーツアーの詳細
<ツアーの名称>
清田区ネイチャーツアー「秋」〜真栄緑地で樹名板を作ろう〜
<開催日時>
2024年10月5日(土)10:00〜15:00
<開催目的>
身近な緑地で暮らす動植物の観察や専門家によるレクチャーを通じ、緑地の保全が生態系維持や生物多様性の保全につながることを参加者に伝え、市民の環境保護へ向けた意識の醸成を目指す。同時に株式会社アミノアップの環境活動についても理解を深めてもらう。
<主催>
札幌市清田区役所、株式会社アミノアップ
<ツアーガイド>
<参加者>
一般公募した札幌市民8組20名(抽選)
<ツアー内容>
株式会社アミノアップに集合し、くじ引きで樹名板に書く樹木の名前を決めたあと、それぞれの樹木の解説や見つけ方等のレクチャーを受け、樹名板の製作に入りました。鉛筆で下書きをした後、アクリル絵の具を使って自由に色を付けていきます。普段から絵を描いているという女性は納得の仕上がりに。子供たちも思う存分好きなだけ絵の具を使って完成させました。そして、早く終わった子供たちは鳥の巣箱作りのお手伝いも。この巣箱は来年営巣ができるよう、株式会社アミノアップの敷地内に後日設置します。
お昼休憩を挟んで午後からは、株式会社アミノアップが独自の培養方法で製造するAHCC®️の工場を中心に見学ツアーを行った後、各自が製作した樹名板を手に、敷地裏に広がるハイテクヒル真栄緑地へ入りました(事前のレクチャーや樹名板の製作・取り付け指導は、株式会社エコニクスのネイチャーガイドが勤めてくれました)。まずは、ガイドブックとネイチャーガイドの解説をもとに樹名板に書いた名前の木を探します。幹の特徴や葉っぱの特徴を見ながら見つけたらネイチャーガイドに報告。樹名板と同じ木であることを確認した後、ガイドと一緒に麻ひもを使って樹名板を取り付けました。合計20本の木に約1時間半かけて取り付け、ネイチャーツアーは終了となりました。
<ツアーの成果>
今年はたくさん実がなって地面に落ちているどんぐり。真栄緑地には、よく見ると大きさや形の違う2種類のどんぐりがありました。同じナラの木でも種類によってどんぐりの形が違ったり、見た目は同じ樹皮の木でも葉を見比べると僅かに違いがあったりと、樹木について目で見て学んでもらうことができました。また、自分が付けた樹名板の樹木について色々な質問をガイドに投げかけるなど、樹木への関心も高まったようです。自分の付けた樹名板を確認するためにも、定期的に森の中へ入ってくれる方々が増え、環境の保全についても考えてもらえるものと期待しています。
<参加者のコメント>
「ガイドさんの説明でいろんな木の特徴を実際に見て学べて楽しかった」、「丁寧でわかりやすかったし、質問もしやすかった」、「樹木の説明が詳しく、楽しく学べた」と、専門家と一緒のツアーは毎回高評価をいただきます。また工場見学では「初めて会社を知ることができ、とても良い時間でした」と会社を知っていただける良い機会になっています。
次回のネイチャーツアーは、2025年5月の「野鳥観察会」です。専門家を迎え、野鳥と森の観察を行います。
ネイチャーツアー開催の背景
2011年に株式会社アミノアップの現在の社屋(エコハウス棟)と工場(AHCC棟)を増築した際、周辺環境に配慮した様々な仕組みを取り入れ竣工しました。同時に増築とその後の企業活動による周辺環境への影響を確認するため、敷地周辺の環境調査を竣工直後から定期的に行いました。比較の結果、調査期間の10年間で動植物の生息状況に大きな変化はなく、社屋や工場が周辺環境に馴染んでいることがわかりました。また、この調査期間中、調査を依頼している株式会社エコニクスの調査員による報告会や自然観察ツアーが社員向けに行われ、社員が自然環境に目を向けるキッカケとなりました。そこで地域貢献活動の一環として、地域住民にも清田区の自然環境に目を向けてもらい、環境保全の大切さを伝えようと札幌市清田区役所と連携し2022年春にネイチャーツアーという形で実施しました。以来、季節ごとに春・夏・秋・冬と開催しています。1年目は清田区在住の小学生を持つ家族限定で開催していましたが、少しずつ参加者の幅を広げ、2024年からは、住所・年代に関わらず、どなたでも参加できるツアーとして開催しています。
株式会社アミノアップ
株式会社アミノアップは、1984年設立以来、北海道に拠点を置きグローバル展開する機能性食品・農業資材開発メーカー。独自開発した機能性食品「AHCC®」(担子菌培養抽出物)をはじめとする食品素材や、バイオスティミュラント「Dr. アミノアップ」などのアグリ製品を展開し、特許取得と論文発表に重きを置く。社内では医学・薬学・農学・理学・獣医学・工学など幅広い分野を専門とする研究チームが新製品の開発や科学的根拠の検証を続けていると同時に、世界100以上の医療機関や大学などとの共同研究を行なっている。さらに研究の促進、研究機関同士の連携などを目的として、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)を後援するなど、独自のグローバルネットワークの構築・交流にも精力的に取り組んでいる。環境対策にも力を入れており、製品の製造1トン当たりの製造時CO2排出量を10年前と比較して40%削減した。
商 号 :株式会社アミノアップ
所在地 :北海道札幌市清田区真栄363番地32
代表者 :代表取締役会長 小砂 憲一
代表取締役社長 北舘 健太郎
資本金 :3億6900万円
事業内容:機能性食品・サプリメント原料および植物活力資材の自社開発・製造・販売