株式会社With Midwife(本社:大阪市、以下With Midwife)が提供する健康と子育ての従業員支援プログラム「The CARE」を、橋梁補修を専門に工事業を行うキンキ道路株式会社(本社:大阪市、以下キンキ道路)が、2024年8月1日より導入開始しました。従業員だけではなくその家族も相談が可能であり、仕事や家庭の問題を同じ専門家に相談できる体制を整え、総合的なサポートでパフォーマンス向上を目指します。
■導入の概要
・キンキ道路株式会社について
昭和42年設立。道路工事や橋梁補修を専門に、高速道路の点検・保守管理、道路舗装など、多岐にわたるインフラ整備業務を展開しており、地域の交通安全と快適な道路環境の提供に努めています。
健康経営に関しては、従業員一人ひとりが心身ともに健康で働ける環境を整えることで、業務効率やモチベーションの向上、長期的な企業価値の向上を図っています。年に1回のストレスチェックの実施、健康をテーマにした従業員研修の実施など、総合的な健康増進プログラムを展開しています。2024年3月には5年連続で「健康経営優良法人」に認定されるなど、従業員の健康を重視した取り組みが企業の成長に繋がる姿勢が広く認められています。
・健康と子育ての従業員支援プログラム「The CARE」の導入内容
キンキ道路の従業員81名およびその家族に対し、企業視点を兼ね備えた医療専門家3名(看護師・助産師・保健師等の国家資格を併有)が専属で、24時間365日寄り添います。
従業員は専用のアプリを通じて、チャットやテレビ電話を通じた匿名でのオンライン相談ができるほか、定期的な健康情報の閲覧や育休サポートプログラムなどを利用できます。また企業へは健康やライフイベントに関する社員研修、従業員のヘルスリテラシー向上を目的としたニュースレターの送付、相談実績の統計データに基づくコンサルティングなどを行います。
■導入の背景と目的
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女性社員増加に伴うサポート強化
キンキ道路では、近年女性社員の増加に伴い、女性活躍をさらに促進するための職場環境整備が求められていました。女性特有の悩みや、妊娠・出産とキャリア、子育てとの両立支援など、はたらく女性が抱える悩みに対し、The CAREでは常時女性の医療専門家がサポートすることが可能です。
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健康、育児、パートナーシップなどプライベートの悩みへの対応
従業員が業務ではなく、プライベートでの困りごとが要因で業務に集中できない、離職を考える、というケースも複数出てきていました。業務時間中に職場でプライベートの悩みを周囲に相談することは難しく、ひとりひとりの従業員を大切にするキンキ道路では、従業員の家庭での悩み等にもアプローチできる外部窓口の設置が急務となっていました。
従業員が業務だけでなく家庭やプライベートの悩みを気軽に相談できる場を提供することで、心理的に安全性を持ちながら業務を遂行することができ、企業全体の成長や従業員の働きやすさに寄与することを目指しています。
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社内コミュニケーション力の向上に向けたサポート
また、社員同士のコミュニケーションの改善にも組織として取り組みたいという思いがありました。業務における協力体制強化のためには、社員一人ひとりが思いやりを持ったコミュニケーションを心がけることが必要です。
The CAREでは導入企業の組織課題に沿ったセミナーを開催しており、例えば社内での効果的なコミュニケーションの取り方や、ハラスメント防止に関するセミナーの開催も可能です。今後は、キンキ道路の課題をヒアリング・分析し、それに基づいた社員向けセミナーの実施を計画しています。
The CAREの導入により、建設業界における労働環境をさらに改善し、従業員が安心して働ける職場づくりを推進します。キンキ道路は、今後も引き続き健康経営優良企業や「くるみん認定」等を目指し、社員の成長機会を提供することで会社全体の成長の実現を目指します。
◾️代表者コメント
キンキ道路株式会社代表取締役
甲藤聖二 氏
The CAREとの出会いのきっかけは、数多く届く手紙の中から、手書きで綴られた手紙やそこに書かれた「助産師」という言葉が印象に残ったことですね。最初は「道路建設業に助産師?」と思いましたが、社内でも女性社員の割合が増えていることもあって女性活躍を進めたいと考えていたところだったので、これはキンキ道路に必要なサービスだと感じました。
従業員が仕事以外で悩みを抱えていても、なかなか社内で直接相談に乗ることが難しいときもあります。The CAREは弊社の制度なども理解した医療者が従業員のプライベートな悩みにも個別でアプローチしてくれ、さらにその社員のパートナーの話も聞いてくれる。実際にThe CAREのサポートによって、悩みが改善されてきている様子も見ることができて嬉しく思っています。
単なる相談窓口として活用するのではなく、専属のWellness Coordinatorを社内の一員として迎え入れ、反対に従業員も気軽にThe CAREを利用することで、一人ひとりが自身や周りの人の生活をよくしていこう、と思うきっかけになってほしいです。
The CAREが社員の安心や、自分の生活と向き合うきっかけとして働いてくれることを大いに期待しています。
株式会社With Midwife代表取締役 岸畑聖月
この度、キンキ道路株式会社様に「The CARE」をご活用いただけることとなり、心から嬉しく思います。初めてキンキ道路株式会社様を訪問した日のことは、今でも鮮明に覚えています。会議室に入ると、甲藤社長をはじめ、「ともに働く仲間を大切に想う」7名の皆様が揃っておられ、その真摯な姿勢に感銘を受けました。皆様が同じ目的を共有し、私たちの話に熱心に耳を傾けてくださったことは、私にとって大きな励みとなり、事業説明にも熱が込もりました。そして、キンキ道路株式会社様がどれだけ素晴らしい会社であるか、心から感じた瞬間でもありました。
組織を深く考え、大切にされている分、それぞれの課題も共有していただき、時に感情を揺さぶられながら、その背景を語られる姿に、私も何としてでもお力になりたいという想いが込み上げました。最適な形を見つけるまで十分に時間をかけ、今こうして「The CARE」をご活用いただけることが決まり、私たちもさらに気を引き締めて取り組んで行くぞと思いを新たにしています。
甲藤社長がおっしゃっていたように、Wellness Coordinatorがキンキ道路株式会社様の一員となったつもりで、従業員の皆様の働き方を包括的にサポートできればと願っております。どうぞ、気軽にご利用いただき、皆様の健康と働きやすさを一緒に支えていきましょう。
◾️健康と子育ての従業員支援プログラム(EAPサービス)「The CARE」について
働く人を取り巻くライフイベントやキャリアに関する悩みを、24時間365日いつでも企業視点を兼ね備えた専属の看護師/保健師/助産師に相談できるアプリをメインとした従業員支援サービス。
The CARE公式サイト https://thecare-biz.jp/
<The CAREの3つの特徴>
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幅広い専門性をもつスタッフによる手厚いサポート
看護師・助産師・保健師等の国家資格を併有するスタッフが、労務やキャリア支援などの企業視点のスキルを身につけ(ライセンス制)、はたらく人を支援します。
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気軽さ・手軽さを追求したアプリ
医療専門家は1社につき3名以上専属でつきます。導入企業に所属する従業員およびその家族は専用のアプリケーションでメンタルヘルス、体調管理、妊活、子育て、介護など公私における様々なお悩みを打ち明けることができます。24時間365日相談を受け付け、匿名で利用できる社外相談窓口です。
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企業と個人双方から支援
企業視点を身につけた専属の医療者は、企業独自の制度や社風も理解して従業員の支援にあたります。一方で、相談者からの声をデータ分析した後、直接企業へフィードバックを行い、改善や風土醸成につなげます。両者に対し密に関わりながら、従業員のお悩みの根本的解決をめざします。
◾️企業概要
企業名:株式会社With Midwife
設立日:令和元年11月1日
資本金:300万円
代 表:岸畑 聖月
所在地:大阪府大阪市都島区東野田町4-15-82 QUINTBRIDGE303
理 念:「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現
目の前のいのちだけでなく、流産や死産など、目に見えないいのちも私たちは日常的に目にしています。
そんないのちも、決して取り残されない社会を、私たちは助産師の「寄り添う(care)」チカラで実現します。