宝石の約90%が加熱処理が施される。その中で非加熱でこのクオリティ!
高温で加熱することで、その原石の色をより明確に整えたり、内包されたインクルージョンを減少させ、石の透明度を上げたり、その宝石の魅力をさらに引き出し、安定させることができる処理が加熱処理。
宝石の90%ほどが加熱処理が施されています。
地球が成しえなかった最後の一仕事=加熱処理。
けれど、稀に、加熱処理の必要がなく、美しい発色、透明感をもつ原石が存在します。
原石の持つ色の構図を見出し、それを最大に活かすカット、研磨。
まさに地球の宝と人の技術の絶妙なコラボレーション。
非加熱のルースを手に取ると、何千年という長い時間をかけて地殻変動などの大きな地球の変化にもかかわらず、美しい宝石になるため組成を続け重ねてきた奇跡に、地球のエネルギーを強く感じることになります。
まさに毅然とした美しさ。
その美しい融合にため息が出ます。
ベーネ銀座サロンで絶大な信頼を持つ<山ちゃんルース>。
バンコクと日本をつなぐルースバイヤー山田氏
第2弾がサロンに到着。
今回は徹底的に非加熱セレクト。
非加熱サファイア、非加熱パパラチアサファイア、非加熱ルビー中心に60ピース。
今はもう目にすることが無くなった<これぞパパラチアサファアイア>の赤を感じさせる発色も非加熱で。
みなさん、パパラチアサファイアの発色はどんなものだと感じていますか?
ピンク、オレンジピンクというのが現在流通するほとんどのパパラチアサファイアの発色。
優しい蓮の花色に例えられます。
けれど、2005年ころ、山ちゃんがバンコクで買い付けたパパラチアサファイアは、非加熱でありながらピンキッシュレッドで発色するもの多数。
その一つ一つは、深紅の薔薇の花びらを思わせる発色。
そして、なんともみずみずしく、朝日を浴びた蓮の花びらからそのエッセンスが宝石になったかのようなフレッシュピンクで発色するピースも、全て非加熱!
非加熱ブルーサファイアはロイヤルブルーからパープリッシュブルーまで
ブルー、ピンク、イエロー、オレンジなどなど、サファイアは様々な発色をもちます。
今回は非加熱ブルーサファイアを中心に11ピース。
上の写真左のオーバルは、ロイヤルブルーOV0.35ct 3.7×4.6mmペアになります。
ブルーパープルの非加熱サファイアは、紫の入り加減で夜明け前だったり、日没い
直後だったりと、夜の気配を感じさせる空、海の色。
宝石の美しさの決め手は、原石の持つクオリティだけではなく、その原石の性質(たち)を見極め、原石の持つ色の構図を見出し、それを最大に活かすカット、研磨。
美しく、精緻なファセット(カット面)をどの方向で、どの形で組み合わせ、磨き上げるのか。
ファセットエッジの研磨にダレがないか。
カット技術だけではなく、その原石の硬度に合った研磨剤が丁寧に使われているかどうか。
地球が育んだ宝石になる鉱物に施される人間のカット、研磨技術は、さらに感性という美学と、原石に対するリスペクトをもって行われているかどうか。
山田コレクションは、そのすべてを満たしていると私は感じています。
深紅の非加熱ルビー&ローズカットのルビー
ピンクみのある赤で発色するルビーではなく、きっぱりと真っ赤で発色する非加熱のルビー。
OVで2ピースセレクト。
写真左手前:4.1x5.1mm 0.52ct
写真左上:4.78×5.9mm 0.59ct
写真中央のルビーは深紅の発色を持つローズカットのルビー。
4.6mmと4.8ミリラウンド
写真右のOVルビーは、非加熱で1.58ct 5.68×7.56mm。
ピンクみの赤、抜群の透明感とギラリと強い輝き。
強いネオン感を持ち、ぞくっとするほどの色気。
非加熱ルースだけではなく、ローズカットサファイアのファンシーシェイプ、希少ハイクオリティのスギライト、キャッツアイ効果がはっきりと明確に浮かび上がるアパタイトなどなど、77ピースを一挙にご覧いただけます。
ぜひ、この機会にベーネ銀座サロン伝説のバイヤー山田(山ちゃん)コレクションを手に取ってご覧ください。
10月10日(木)~11月30日(土)まで、ベーネ銀座サロンでご覧いただけます。
ぜひお気軽にお出かけください。
山ちゃんルースの魅力→
シンクロニシティーの最たるもの、それが宝石。バンコクー日本をつなぐバイヤー山ちゃんコレクションの魅力。
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ベーネがジュエリーデザインをするとき、大切にしていること
お問い合わせはベーネ銀座サロンまで
03-5565-0750(サロン直通電話)
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担当:ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵