ソウル、韓国-国家遺産振興院が運営する「コリアハウス」は、この夏、宮廷料理をベースにした新しいファインダイニングメニューを提供開始しました。「コリアハウス」は、韓国の伝統料理を現代的に再現し、旬の食材を活かした料理を提供することで、訪れる日本人観光客の間で注目を集めています。
1957年に大統領直属の広報室が開設した「コリアハウス」は、ソウルの中心部、忠武路に位置し、韓国内外の貴賓をもてなす迎賓館としての歴史を持つ施設です。現在では、韓国の伝統文化を楽しめる代表的な複合文化空間として、多くの観光客に親しまれています。
韓国の食文化において重要な「薬食同源」の哲学に基づき、「コリアハウス」は、健康と美味しさを両立させた料理を提供しています。今年の夏メニューでは、鶏肉、ホンニベ、アワビ、韓牛などを使った宮廷料理のコースが用意されており、特に「コリアハウスコース(晩餐)」では11種類の料理と「古好斎」の茶菓膳を楽しむことができます。
「コリアハウスコース(晩餐)」のメニューは、ふきの茎と海鮮の蒸しもの、ナスの甘辛揚げ、ゆでズッキーニの刺身仕立て、豆汁緑豆麺を前菜として提供。メインディッシュには、アワビの魚菜、タケノコの蒸しもの、焼きホンニベ、宮中鍋、韓牛の蒸し焼きなど、伝統的な韓国の味を堪能できる料理が並びます。また、サムゲタン御膳を主食として、デザートには伝統茶と菓子がセットになった古好斎茶菓膳を楽しむことができます。
「コリアハウス」の宮廷料理ファインダイニングは、「2020年アジアの最優秀女性シェフ賞(Asia’s Best Female Chef Award)」を受賞したチョ・ヒスク調理顧問と、宮廷料理技能履修者であるキム・ドソプ韓食研究チーム長による監修のもとに提供されています。彼らは、伝統的な韓国の味を保存・継承し、宮廷料理をベースにしたコリアハウスならではの独自の韓国料理を広めることに尽力しています。
また、「コリアハウス」内にある「古好斎」は、穏やかな韓屋の雰囲気の中で茶菓を楽しめる場所として、日本人観光客にも広く知られています。このプレミアム宮中茶菓ブランドは2020年にオープンし、毎シーズン早期に売り切れるほどの人気を誇ります。訪問客は、韓服を身につけて訪れることもでき、伝統的な雰囲気の中で特別な体験を楽しむことができます。
「コリアハウス」は、伝統料理だけでなく、伝統婚礼や芸術公演なども一度に楽しめる複合文化空間として愛されており、BTSの『Billboard』表紙や数多くのK-ドラマのロケ地としても知られていることから、外国人観光客の訪問が続いています。
今年の夏、韓国旅行を計画している方は、ぜひ「コリアハウス」で特別な韓国料理と伝統文化を体験してみてください。詳しい情報は公式ホームページ( www.koreahouse.or.kr )をご覧いただけます。また、食事や茶菓の予約は「キャッチテーブルグローバル( www.catchtable.net )」で「Korea House」を検索してネット予約、もしくは電話(+82-2-2266-9101~3)やメール( khre@kh.or.kr )でも受け付けています。「コリアハウス」に関する最新ニュースはInstagram( @koreahouse_official )でもご確認いただけます。