暗闇に響く木遣り歌。その歌声をリズムに、男たちが力強く船を漕ぎ進めます。
江戸時代から 270 年続く【江波の火祭り】。神様を乗せた御座船を曳き、街を流れる川を巡る船神事です。
息の合った櫂さばきを披露する14人の漕ぎ手。その中には伝統の祭りを受け継ごうとする若者たちがいました。
今年初めて参加した森 直輝さんは去年結婚を機に江波に移り住み、ゆかりのない土地で祭りの世界に飛び込みました。
そして今回 4 回目の参加となる古川運稀さん。漕ぎ船のなかでも花形とされる“台振り”に初めて挑みます。漕ぎ手のリズムをつかさどる、一生で一度だけしか経験できない役割です。
夏夜にこだまする、いにしえの詩。
火祭りに挑む男たちの夏を追いました。
タイトル:ダイドーグループ日本の祭り
「夏夜に響く 瀬戸の詩~江波・火祭り~」
放送日時:8月31日(土)午後3時30分~4時25分